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2022年12月10日

守銭奴ブログvol.11 <人物紹介⑨〜アルパゴン編〜>

いよいよラストスパート!SPAC版『守銭奴 あるいは嘘の学校』

ひと癖もふた癖もある人たちが登場し、出演者たちのキラリと光る個性が見どころ!ということで、制作担当・計見が味わい深い登場人物をご紹介しているこちらのブログも大詰めです!

さて、今回はみなさんおまちカネ!貴島豪さん演じるアルパゴンです♪

モリエールの『守銭奴』は、「性格喜劇」とも呼ばれていて、主人公アルパゴンのドケチな性格がさまざまな事件を巻き起こしていきます。
 
異様なまでにお金に執着するガンコな老人なのに、おちゃめで可愛らしい貴島さんのアルパゴン。
周囲の人たちとの軽快な掛けあいや、大迫力の親子ゲンカ、そして隠し持っていた大金が盗まれて怒り狂うシーンは悲劇的でありながらどこか可笑しく、観客を一気に作品世界に引き込んでいきます。


 
実は、ジャンさん×SPACの前作『妖怪の国の与太郎』でのあるシーンで、小銭をかき集める貴島さんの姿をみたジャンさんは「『守銭奴』だ!」とひらめいたそう。稽古場でジャンさんや平野さんと議論しながら、SPAC版アルパゴンを作り上げていく貴島さんの姿はとても印象的でした。


 
そして、次のブログでご紹介する「?」役の三島景太さんとは、お互いをよく知るこの2人だからこそのコンビネーション。普段から息のあったやりとりで、まわりを和ませてくれています。


 
ここで特別に、チラシの撮影ウラ側をチラ見せ!

 

写真家の加藤孝さんに素敵な写真をたくさん撮っていただいたので、プロモーション動画でも使わせていただきました♪まだご覧になっていない方はぜひ〜

▼SPAC版『守銭奴 あるいは嘘の学校』プロモーション動画

 

(制作部:計見葵)

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SPAC秋→春のシーズン2022-2023 #2
モリエール生誕400年記念/新作

SPAC版『守銭奴 あるいは嘘の学校』

2022年
11月26日(土)、27日(日)
12月3日(土)、4日(日)、10日(土)、11日(日)
各日 14:00 開演
会場:静岡芸術劇場

演出:ジャン・ランベール=ヴィルド
翻訳・通訳・ドラマツルギー:平野暁人
アーティスティック・コラボレーター:ロレンゾ・マラゲラ
音楽:棚川寛子
出演:貴島豪、大高浩一、木内琴子、永井健二、ながいさやこ、本多麻紀、
三島景太、宮城嶋遥加、山崎皓司、吉植荘一郎
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