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2011年4月17日

《エクスターズ観察日記・3》 何か建ちました

ちょっと間が空いてしまいましたが、4月10日のこと。
舞台芸術公園は桜満開真っ盛り。
この日はお天気にも恵まれて、桜見に訪れるお客さんが大変多かった。

私はと言えば、こういう舞台とは無関係に訪れる人々にせっせと「ふじのくに⇄せかい演劇祭2011」のチラシを配って宣伝に勤しんでおりました。
20110410エクスターズ9日目 007s
舞台芸術公園内一番の桜スポット。春ですね。

やがて日も西に傾き始める頃になると、風の冷たさも相まって、桜見物のお客さんも一段落。
私もお客さん対応を切り上げて、そう言えば彼らはどうしているかなと、野外劇場へ足を向けました。

入り口の回廊を抜けて、視界が広がるとまあびっくり。
20110410エクスターズ9日目 025s
何か建ってる。

今朝方まで、まだ何も無かった野外劇場にもう何か建ってました。
素直に驚きの声を上げる私に、舞台監督の三津さんが一言。
「仕事早いでしょ」
か、かっこいい……!

因みに上の写真で一番目立っている青いものの正体は、演出席でした。

20110410エクスターズ9日目 026s
早速演出席に構えるタニノさん。全天候型で意外と居心地が良いみたいです。

舞台の方に立っているのは、実際に美術を建て込んだ時の感じを見るための仮装置。
普通だと、先ずミニチュアの模型を作って具合をみるのですが、思い立ったら即実地でやってしまうのがエクスターズ流です。
もちろん、夜になったら実際に照明を当てて、色味なんかを見てみます。
20110411-12エクスターズ10-11日目 025s
ありそうであんまりない、照明目線の舞台写真。ちょっと熱かったです。

何せ野外ですから、昼と夜とでは明かりの感じが全く違ってきます。
当然、舞台上にあるものも別物かと思うくらい違って見えます。
そこが野外の面白さでもあり、難しさでもあるところです。

さて、舞台美術についてはこれからしばらくは準備期間に入ります。
図面を書き、資材を揃え、作成スケジュールを立てて……
実際打合せや机仕事ばかりが続くので、目に見えて大きく動き出すのはもうちょっと先になります。

次回の更新では、ちょっと違うところを観察してみたいと思います。

ふじのくに⇄せかい演劇祭2011
「エクスターズ」
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