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2011年6月2日

真夏の夜の噂...21 俳優:いとうめぐみさん談

ブログ・真夏の夜の噂...第21回目の今回は俳優のいとう めぐみさんにお話を聞いてみましょう。

 

IMG_0267_2いとうさん登る(顔)

[ 近年のSPAC出演作 : 『ドン・ファン』(2011、2009)リピア、オルモ役他、『わが町』(2010)ソームス夫人役 ]

 

Q.自分の役について教えてください。

私の役は「夏の精かしら」といって「夏の精」を率いるお頭の役。妖精の女王「タイテーニア」様によく名前を呼ばれるので、いつもそばにいるのかな?というイメージ。女王様を喜ばせるためによいしょしたり、道化たりもするかな。妖精たちは例えば三頭身だったり、お頭だから頭がやたらに大きいとか、左手が重くて身体のバランスが取れないとか、変わった体形でもいいのかな?と思ってます。フリークスだけど愛らしいという感じ(笑)。

Q.野田秀樹さんの戯曲を読んでどう感じましたか。

この作品は「夢の遊眠社」の終わり頃に作られた戯曲で、何ていうか・・・親父ギャグが満載(笑)。疾走感があります。それをそのまま消化していこうと考えています。本格的な稽古の前にSPACの内部発表会があったんですが、そのときは「二人一役」(※1)という手法で演りました。一人が台詞を言い、もう一人は動くだけ。動くだけの人の体を通してその台詞を出していく。本公演は「二人一役」ではないけど、台詞や台本を考える上でおもしろいアプローチだなぁと思いました。おもしろいアプローチだった。声だけでどういう遊びができるかの、一つ参考になるかな。

(※1)二人一役:芸術総監督・宮城聰がク・ナウカで行なっていた手法。「動いてはいけなくて台詞だけ言う人」と、「台詞は言ってはいけなくて動くだけの人」という、俳優をその二種類に区別して演じる方法。

Q. あなたならどんな媚薬・妙薬を使いますか。

瞬間移動できる妙薬!私、思い立ったらすぐ行動したくなっちゃうんで(笑)。例えば観たいダンスの公演が明日NYであるって知ったらすぐに航空券を買って1泊3日で行ってきちゃったりするんですよ。「これだ!」と思ったときには行っちゃいたい。うん、瞬間移動の妙薬がいいな。地球の裏側まで行ってま~す!(笑)

 

普段からわんぱくな妖精のようないとうさん。妙薬を使わずとも、今にも瞬間移動できそうなエネルギーを感じます!