「ふじのくに⇔せかい演劇祭2012」に先駆け、
ゴールデン・ウィーク期間に街なかで上演する自転車演劇『旅』。
演出家の アナ・スティースゴーさんが会場の下見のために来日しました。
約1週間の滞在で東へ西へ、静岡県内8ヶ所の各会場を見学し、演出のプランを練りました。
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会場に到着すると、まずはひととおり様子を見て回ります。
さてどこから『旅』のストーリーをはじめようか・・・
写真中央:アナさん、右2名:SPAC制作スタッフ
▲ エスパルスドリームプラザ 屋外テラス
「あそこが使えそう」、「ここが素敵」とどんどん場所を選び出していくアナさん。
会場側の協力してくださる方々も「あんなところを?!」と驚きの連続です。
▲ 静岡文化芸術大学
そして浮かんだ構想を記録していきます。
異国の地での8ヶ所もの公演ですから、これが演出の鍵をにぎる命のノートになります。
▲ 富士宮市役所 正面広場
「そう、こんな風に自転車を引いて歩くの。並んで、ゆっくりね。」
▲ 富士山静岡空港
「ここではあのロマンチックなシーンを演るのよ!」
▲ 自転車の国 サイクルスポーツセンター
アナさんは俳優の動きを実演してくれたり、音の響きを確認するためにその場で歌を歌ったりします。
楽器の演奏と歌で、詩情あふれる世界をつくりだす『旅』では音の響きも重要なポイントなのです。
楽器の演奏と歌で、詩情あふれる世界をつくりだす『旅』では音の響きも重要なポイントなのです。
そしてパフォーマンスに必要な「広さ」を計るのは、アナさんの「足」。
色々場所を変えて上演する『旅』では空間の広さを把握して、パフォーマンスの形を変化させながら上演します。
こうしてその場所ならではの『旅』が作られるのですね。
▲ 七間町名店街
これまで上演してきたイタリアの古い街並みはもちろん素敵だけれど、
日本の城下町、商店街、ショッピングセンター、空港、広場、公園、大学、アミューズメントパーク・・・・・・
こんなに多様な場所での上演はアナさんにとっても挑戦。
日本の城下町、商店街、ショッピングセンター、空港、広場、公園、大学、アミューズメントパーク・・・・・・
こんなに多様な場所での上演はアナさんにとっても挑戦。
▲ 遠州横須賀街道
そして『旅』の上演に際し、もうひとつ大切なのは地域の人々とのコミュニケーションです。
その街のみなさんの協力あってこそできあがる作品・・・
▲ 沼津中央公園
見慣れたあの街で、どんな『旅』が繰り広げられるのでしょうか。
メンバーの来日はいよいよ10日後です!
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