「ふじのくに⇄せかい演劇祭」開幕まであと10日を切りました!
『おちょこ』座組は間もなく、公演会場である「有度」での稽古がはじまります。
去年の今日は、前回のブログでも書いた通り、すでに公演の中止が決定していました。
俳優・スタッフがオンライン(Zoom)で稽古を続ける一方で、舞台美術・衣裳は、「いつか」の公演のために、それぞれのデザイナーを中心に人数を絞って制作が続けられました。
デザイナー・インタビュー/カミイケタクヤ
デザインのコンセプトや創作過程、そして2020年3月の状況…
デザイナーの「いま想うこと」にフォーカスして「くものうえ⇅せかい演劇祭」のコンテンツとして作成・配信しました。
*「くものうえ⇅せかい演劇祭」おちょこ企画まとめはこちら
カミイケタクヤ
香川県在住。「移動」の時間や景色や言葉などの中より遭遇、経過、喪失などを模索。主には美術(インスタレーション、平面作品など)と舞台美術(演劇、ダンス、サーカスなど)を制作。その他にWS、ライブパフォーマンス、舞台演出、小屋製作など幅広く活動をしている。SPACでは『寿歌』『おちょこの傘持つメリー・ポピンズ』(いずれも宮城聰 演出)の美術デザインを担当。
インタビューより:
演劇って、そんな簡単に死なないものだと思っていて、もっとしぶといものだと思っているんです。
ある意味泥臭いような、そういうものから始まっているような気がしていて。
だから、みんなが生きて元気であれば、演劇というものはまた行えるだろうし、
この期間にたくさんの公演中止があったと思うんですけど、それが無駄になったということはない、と思っていて。
この作品もそうなんですけど、未来に必ず繋がっているんじゃないかなと思っています。
だから僕はそれを信じて、この作品の美術を作り続けたいなと思っています。
後半には、デザイナー・カミイケ自身による装置内部の案内も。
2021年、1年越しの上演が決まった今こそご覧いただきたい動画です。
▼昨年、カミイケさんが静岡を離れるぎりぎりまで作り続けた舞台美術
(2020年4月16日・撮影:宮城聰)
公演日4月28日(水)、29日(木・祝)、30日(金)のうち、29日は残席僅かとなっています。ご予約はどうぞお早めに!
また、5月3日(月・祝)には、舞台芸術公園にて演劇祭恒例企画「お茶摘み体験をしよう!」が行われます。
今年は特別にミニバックステージツアー・野外劇場「有度」での『おちょこの傘持つメリー・ポピンズ』の舞台美術見学つきとなっています♪
4月末に『おちょこ』を観て、5月3日に舞台美術を見学して作品を反芻、という楽しみ方もおススメです!
さらに「ストレンジシード静岡」『アンティゴネ』公演もあるので…、一日中ずーっと演劇と静岡をお楽しみいただけます!(晴れますように…!)
5月3日(月・祝)はしごプラン
9:30~12:00頃:お茶摘み体験をしよう!in舞台芸術公園 ミニバックステージツアーつき
昼食休憩:静岡市街地へ、演劇祭応援!SPACコラボメニューを満喫
お昼~夕方:「ストレンジシード静岡」をハシゴ観劇
★13:30~/17:30~ 市役所エリア[大階段]にて
『Team Walk』 大熊隆太郎 (壱劇屋) × 達矢 (サファリ・P) × SPACストレンジチーム 観劇
⇒SPACストレンジチームとして、『おちょこ~』出演の春日井一平、そして大内智美が出演します!
★歩き疲れたら演劇祭のコミュニティスペース「フェスティバルgarden」(駿府城公園 東御門前広場/各日11:00~18:00)でのんびりするのもおススメ。
18:45~ 駿府城公園 紅葉山庭園前広場特設会場にて『アンティゴネ』観劇
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ふじのくに⇄せかい演劇祭2021
『おちょこの傘持つメリー・ポピンズ』
2021年4月28日(水)、29日(木・祝)、30日(金)
各日18:00開演
会場:舞台芸術公園 野外劇場「有度」
演出:宮城聰
作:唐十郎
美術:カミイケタクヤ
衣裳デザイン:駒井友美子
出演:泉陽二、奥野晃士、春日井一平、片岡佐知子、河村若菜、木内琴子、杉山賢、鈴木陽代、関根淳子、たきいみき、ながいさやこ、若宮羊市(50音順)
★公演詳細はこちら
▼これまでのブログはこちらから
【大解剖!『おちょこの傘持つメリー・ポピンズ』の魅力】
2021.4.11 Vol.4 ~一年越し!待望の上演決定!~
2020.4.2 <号外>稽古方法を変更しました
2020.3.28 Vol.3〜稽古場レポート・前編〜
2020.3.17 Vol.2〜あらすじ紹介編〜
2020.3.6 Vol.1〜宮城聰に聞いてみました〜
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