おとといから劇場にて『真夏の夜の夢』の仕込み作業が行われていました。技術スタッフと俳優で着々と作業を進め、仕込みは今日で終了です。一体どんなセットになるのでしょうか・・・?
さて今回はSPAC初出演!俳優の泉 陽二(いずみ ようじ)さんにお話を聞いてみましょう。
Q.自分の役について教えてください。
僕の役は「ライ」さんです。シェイクスピアの原作で言うと「ライサンダー」。そこまでやるか・・・もう少し考えようよって突っ込みたくなります。考えてないわけではないんでしょうけど。おめでたいやつ?
Q.作品の見所について教えてください。
今、誰も見たことのないものをつくろうとしてる。だからすごくやり甲斐があるし、わくわくドキドキというか、今歴史の一瞬にいるな、みたいな。相当おもしろくなると思います。
Q.今回の出演にあわせて東京から静岡に来た泉さん、静岡での生活はいかがですか。
楽しいです。一日中芝居漬け。だからこそ身が引き締まる。静岡に来てまもなく舞台芸術公園を歩いていて、環境の変化も大きいんでしょうが、音ってこんなに聞こえるのかってびっくりしました。体が少しずつ変わってきているように思います。
Q.あなたならどんな媚薬・妙薬を使いますか。
「大富豪」っていうトランプのゲームあるじゃないですか。それに「革命」っていうルールがあるでしょ。あれは単にカードの強さが逆転するんだけど、例えば調味料に「革命!」って言うと、塩をふったら甘くなる、みたいな。けどみんな癖で塩をふる。でも食べると「あ゛あッ!」ってなって、「誰だよ革命起こしたの!」って。曜日を数えるときも月火水木金土日じゃなくて、日土金木・・・みたいになっちゃって。土曜まで来てるのに「革命!」って言われて「え!金曜日!戻っちゃった・・・。」みたいな。そういうね、悪戯をしてみたい。ちっちゃい革命。
静岡に来て早1ヶ月。はじめは不慣れなこともあったけれど、最近生活リズムもできてきたと笑顔でお話してくれました。舞台芸術公園の豊かな自然は泉さんに色々な刺激をもたらしているようです。そんな中、「ライ」さんがどの様に育まれていくのか、楽しみです。