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2021年4月16日

【大解剖!『おちょこの傘持つメリー・ポピンズ』の魅力】Vol.6 ~ここまで見せます!『おちょこ』の稽古場~

『おちょこの傘持つメリー・ポピンズ』初日の稽古は、静岡芸術劇場からスタートしました。
昨年、舞台美術をデザインしたカミイケタクヤさんはじめ、創作・技術部スタッフが作り上げたおちょこの傘屋が静岡芸術劇場に・・・!
 

 
まず俳優やスタッフは客席に集まり、各セクションのスタッフの紹介やコロナ対策の注意事項、宮城さんのお話に耳を傾けます。
 

「この時代の唐さんはね・・・」と俳優やスタッフに語りかける宮城さん。この時のお話の録音データは、40分となかなかのボリューム!内容は唐戯曲の解説、演劇の歴史や演出様式の変化について。そしてコロナ対策をした上での演出の仕方など多岐に渡っていました。
 

そしてついに、稽古開始です。
それぞれの座組にもよりますが、一般的に稽古は本読みから始まることが多いです。しかし、『おちょこの傘持つメリー・ポピンズ』は昨年の稽古から継続する形のため、いきなり立ち稽古からのスタート。
あまりの展開の速さに、俳優もスタッフも焦りつつ、常に全力!で挑みます。
 

演出をつける宮城さん。マイクを握る手に力が入ります。
 

舞台上で細かく演出をつける宮城さんと俳優・スタッフたち。
 

客席では制作スタッフが記録用の動画を撮っています。
 
コロナ禍の稽古に欠かせない消毒グッズも常に舞台上や袖に完備されています。

小道具と一緒に並べられる消毒グッズ。いや、実は小道具・・・!?

 
また14日からは、稽古場所が静岡芸術劇場の舞台から6階リハーサル室へ。
劇場にあった舞台装置を、本番が行われる舞台芸術公園に移動させるためです。
(そして、静岡芸術劇場では『アンティゴネ』の稽古がスタートします。)

一体どんな舞台が出来上がるのか。どうぞお楽しみに!

文:川口海音(制作部)


▼これまでのブログはこちらから
【大解剖!『おちょこの傘持つメリー・ポピンズ』の魅力】
2021.4.15 Vol.5 ~舞台美術/カミイケタクヤ~
2021.4.11 Vol.4 ~一年越し!待望の上演決定!~
2020.4.2 <号外>稽古方法を変更しました
2020.3.28 Vol.3〜稽古場レポート・前編〜
2020.3.17 Vol.2〜あらすじ紹介編〜
2020.3.6 Vol.1〜宮城聰に聞いてみました〜

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ふじのくに⇄せかい演劇祭2021
『おちょこの傘持つメリー・ポピンズ』
2021年4月28日(水)、29日(木・祝)、30日(金)
各日18:00開演
会場:舞台芸術公園 野外劇場「有度」
演出:宮城聰
作:唐十郎
美術:カミイケタクヤ
衣裳デザイン:駒井友美子

出演:泉陽二、奥野晃士、春日井一平、片岡佐知子、河村若菜、木内琴子、杉山賢、鈴木陽代、関根淳子、たきいみき、ながいさやこ、若宮羊市(50音順)
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