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2018年8月5日

【シアタースクール通信2018 #4】今年は”言動分離”に挑戦!

いよいよ8月に突入し、本番まで残り2週間ほどとなりました! 今回はシアタースクール『十二夜』の見どころのひとつとなる、“言動分離”についてご紹介します。
SPAC作品では、「二人一役」の手法をとることがあります。「二人一役」とは宮城聰(SPAC芸術総監督)が考案した演出手法で、ひとつの役を「ムーバー」(動きだけを担当する人)と「スピーカー」(台詞だけを担当する人)に分け、まるで人形浄瑠璃のように「二人で一つの役を演じる」スタイルです。

写真①
▲前方にいるのがムーバー。スピーカーはその後ろから声を届けます。

 今年のシアタースクールではこの「動き」と「言葉」を分けるということに挑戦しています。相手の言葉・動きをよく感じて、呼吸を合わせることが求められるため、子どもたちにとってはとても難しいスタイルです。はじめてやってみると少し戸惑うかもしれませんが、慣れてくると、表現の幅がとても広がることが分かってきます。 “言動分離”を取り入れることによって、語りが上手だったり、動きのキレがよかったりと、それぞれに得意なことを活かすことができるようです。

写真②
▲ムーバー・スピーカーが複数になる場合もあります。

 
◆ベース衣裳のフィッティングを行いました
 7月29日はベース衣裳のフィッティングでした。“ベース衣裳”とは、役柄に関係なく出演者全員が着るもので、毎年変わらないシアタースクールおなじみの基本衣裳です。
 ワンピースやタイパンツなど、いくつかバリエーションがあり、このベース衣裳の上に、それぞれの役に合わせた衣裳を着ることになります。
写真③
▲一人一人に合わせて、衣裳班が微調整をします。

 
◆修了生たちが遊び来てくれました!
 稽古場には連日、保護者の方やシアタースクール修了生などが見学にいらっしゃいます。先日は、昨年の『オフェリアと影の一座』に出演してくれた修了生がたくさん来てくれたので、1年ぶりのプチ同窓会となりました。
 シアタースクールは今年で12年目。学年を超えて縦のつながりが生まれるのも、シアタースクールならではですね。
写真④

◆そのほか稽古風景

写真⑤
▲ムーバー(トービー役)の稽古をしている男子チーム

写真⑥
▲こちらもムーバー(フェステ役)の稽古

写真⑦
▲喧嘩の場面。一触即発!?

写真⑧
▲稽古が終わって、おやつタイム。

本番までの稽古日はあと10日間!いよいよ大詰めです。

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SPACシアタースクール2018
『十二夜』
演出:中野真希
原作:ウィリアム・シェイクスピア
出演:静岡県内の中高生
8月17日(金)17時開演
18日(土)16時開演
会場:静岡芸術劇場
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2018年7月28日

【シアタースクール通信2018 #3】劇場の下見を行いました!

いよいよ23日(月)より毎日稽古がスタートしました!
25日(水)は本番で使う静岡芸術劇場の舞台を下見することができました。
客席入口ではない役者・スタッフ用の出入り口から入場。
リハーサル室とはちがう雰囲気にみんなそわそわしていました。

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はじめに、舞台監督を務める、創作・技術部の降矢より舞台についての諸注意。
舞台上では、今年度の「SPAC秋→春のシーズン」で上演される、芸術総監督・宮城聰演出の新作『顕れ(あらわれ)』の稽古用にセットが組まれており、『十二夜』の本番とは、舞台の高さや大きさが変わっています。
紗幕(しゃまく、照明の当て方によって幕の内側を隠したり見せたりできる特殊な幕)を降ろしてもらい、みんなでどんな見え方になるのか体験してみました。

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その後、実際に舞台上に立って発声練習。さらに、今出来ているシーンまでを舞台上で練習しました。
静岡芸術劇場は2階客席もあるため、どこにフォーカスして声を届けるのかが重要になってきます。
演出の中野真希からは「客席真ん中に届くようイメージして」「2階にも届くように」「喉からではなくお腹から、息をたくさん吸ってそれを出し切ることを意識して」と、次々に指示が飛びました。

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その後もリハーサル室に戻って稽古を続けました!

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▲16世紀に書かれたお芝居のはずが、何やら現代的なリズムが聞こえてくる!?どんなシーンになるかお楽しみに!

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▲パートごとにわかれて練習。アシスタントが各パートを指導します。

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▲まもなく衣裳デザインも完成!
 
 
◆発表会のチラシが完成しました!

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おもて面のデザインや題字は、静岡デザイン専門学校の大古田怜奈さんによるものです。
大古田さんには、昨年の【SPAC秋→春のシーズン】の『病は気から』『オセロー』の鑑賞パンフレットの表紙をデザインいただいたご縁で、今回もお願いしました。
『十二夜』のドタバタ恋愛喜劇をイメージして、ポップで元気な感じに仕上げていただきました。
ぜひ劇場や、みなさんの学校で手に取ってみてくださいね♪

もうすぐ8月!本番に向けて稽古は続きます!

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SPACシアタースクール2018
『十二夜』
演出:中野真希
原作:ウィリアム・シェイクスピア
出演:静岡県内の中高生
8月17日(金)17時開演
18日(土)16時開演
会場:静岡芸術劇場
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2018年7月16日

【シアタースクール通信2018 #2】アツい!!3連休の稽古場より

◆演奏稽古がはじまりました!

あっという間に梅雨が明け、シアタースクールの稽古も今日で6日目。段々と本格的になってきました。
稽古開始は、まずSPACの俳優たちも必ず行っているトレーニングから。
「スズキ・トレーニング・メソッド」と呼ばれる、SPAC初代芸術総監督の鈴木忠志が考案した俳優訓練法をもとにしています。
これによって「舞台に立つためのからだ」をつくっていきます。
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今回の『十二夜』では、演技だけでなく楽器の演奏も行います!
この週末からは演奏稽古もはじまりました。
自分のことだけに集中するのではなく、全体の音・テンポを聴きながらリズムを刻んでいかなければなりません。
今はまだバラバラですが、これからみんなでひとつの“空気”を作っていきます。
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アシスタント俳優のお手本を見て聞いて、リズム感を身につけます。

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これは冒頭の大事な“ある音”を演出するための手作りの楽器。
他にもいろんな楽器を組み合わせて演出を盛り上げていきます。

 

◆舞台美術に期待大!?

これまでのシアタースクールでは、大きな舞台美術を造ることがあまりありませんでしたが、今年は少し高さのある舞台になるようです!
舞台監督を務める降矢より、静岡芸術劇場の模型や、リハーサル室床面に貼られた“バミリ”(美術が置かれる位置が示されたテープのこと)を使って、完成後のイメージについて説明がありました。
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みんなワクワクした表情で模型をのぞきこんでいました!舞台に立って練習する日が待ち遠しい様子。

◆『十二夜』ってどんなお話?


<あらすじ>
双子の兄妹セバスチャンとヴァイオラは、船旅の途中、嵐にあって生き別れてしまう。イリリアの街に流れ着いた妹ヴァイオラは身を守るために男になりすまし、シザーリオと名乗って公爵に仕える。
ヴァイオラはひそかに公爵に恋心を抱くが、公爵は求婚相手のオリヴィアに夢中になっている。公爵はオリヴィアのもとへシザーリオ(ヴァイオラ)を使いに出すが、オリヴィアは男装したヴァイオラに恋をしてしまう。
恋の三角関係がこじれていくなか、生き別れた兄セバスチャンがイリリアの街を訪れ……。


『十二夜』は、イギリスの劇作家ウィリアム・シェイクスピア作のドタバタ喜劇です。
1601年から1602年頃に書かれていて、日本で言えば江戸時代にあたります。
そのため台本に使われている言葉遣いは、現在使っているものよりも、古めかしい・難しいところが多くあります。
子どもたちは台本に読み方を書き込みながら、稽古に励んでいます。

まもなく発表会のチラシも出来上がります! お楽しみに!

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SPACシアタースクール2018
『十二夜』
演出:中野真希
原作:ウィリアム・シェイクスピア
出演:静岡県内の中高生
8月17日(金)17時開演
18日(土)16時開演
会場:静岡芸術劇場
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2018年7月9日

【シアタースクール通信2018 #1】稽古スタート!

7月1日(日)からSPACシアタースクール2018の稽古がはじまりました!
学校では触れることのできない演劇の面白さ、奥深さを地域の子どもたちとその保護者の方々に知ってもらうことを目的として、2007年にスタートした「シアタースクール」。
12回目となる今年は38名のメンバーが集まりました!

今年取り組む作品はウィリアム・シェイクスピア原作の『十二夜』。
稽古初日はガイダンスを受けたあと、半円をつくって自己紹介。
班分けも発表され、身体をほぐすエクササイズや声出しの練習を行いました。
後半には台本が配られみんなで読みました。

稽古の様子を一部ご紹介します。

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どんどん難易度が上がるストレッチ!
見学に来ていた親御さんも一緒になって参加していました。

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床に寝っ転がって、お腹から声が出ていること、呼吸を意識しながらの声出し練習。
初日から力強い声がリハーサル室に響いていました。

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台本を読む前にアシスタント俳優・片岡より
登場人物の関係性についてのレクチャー。

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読むときは顔をあげてしっかり前を向いて。

◆スタッフのご紹介
本年も中野真希が演出を務め、5名のアシスタント俳優が作品づくりをお手伝いします!

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上段左から、佐藤ゆず、春日井一平、片岡佐知子
下段左から、ながいさやこ、中野真希、赤松直美

稽古初日には、演出・中野より「今年は例年よりハードルが高い」という言葉も。
みんなで頑張って作品を作り上げていきましょう!

シアタースクールでは、他にも沢山のスタッフが一緒に作品を創っていきます。
こちらのブログでもその様子を更新していきますのでぜひお楽しみに!

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SPACシアタースクール2018
『十二夜』
演出:中野真希
原作:ウィリアム・シェイクスピア
出演:静岡県内の中高生
8月17日(金)17時開演
18日(土)16時開演
会場:静岡芸術劇場
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2017年8月19日

【シアタースクール通信2017#6】発表会1日目終了!

SPACシアタースクール2017発表会
『オフェリアと影の一座』1日目の公演が終了しました!

満席のお客さんを前に、どんな気分だったのでしょうか。
緊張するかもしれませんが、泣いても笑っても明日が最後!
失敗を恐れず、思いっきり楽しんでほしいと思います。


◆お客様アンケートより…

「影の演出、すばらしかった。とても楽しめました。」
 →そう、様々な場面で「影」が登場します。
  何度も稽古を重ねていて、一番の見どころポイントです!

「一度見ただけでは目が足りない…それくらい見応えがありました。」
 →語りを見るか、動きを見るか、はたまた演奏隊に目を向けるのか…。
  様々な劇中劇が同時進行する場面もあり、両日みても足りないかもしれません…。

「来年はあの舞台に立ちたいな。」
 →いま何年生かしら。お待ちしています!!

◆会場のあれこれ

▲カフェ営業で1階ロビーがとても賑わっています。
カフェの横では稽古風景のスライドショー、演出・中野真希のインタビュー映像を上映しています!


▲参加者によるメッセージカード。
「一番後ろの席まで私の声を届けます!!」
「38人の仲間と最高のステージをお届けします!」
「最後のシアタースクール めっちゃ楽しむ!!」

それぞれの想いが込められています。


▲会場では、『アンティゴネ』アビニョン公演の記録や『病は気から』の衣裳展示も行っています。
シアタースクールだけではない、SPACの様々な活動を知って頂く機会になればと思います。

◆明日のご来場お待ちしています!

SPACではシアタースクールをはじめ、中高生鑑賞事業などの人材育成に力を入れています。
会場では寄附によるご協力をお願いしていますので、ご支援いただければ幸いです

でも、まずは観に来てくれることが一番の支えになります!
ぜひこの夏の一瞬の輝きを見逃さないでください!

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SPACシアタースクール2017
『オフェリアと影の一座』
演出・構成:中野真希
原作:ミヒャエル・エンデ
出演:静岡県内の中高生
2017年8月19日(土)・20日(日)各日16時開演
会場:静岡芸術劇場
*詳細はこちら
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2017年8月14日

【シアタースクール通信2017#5】暑さにマケズ…虫にもマケズ…?

◆暑さにマケズ…虫にもマケズ…?
8月9・10日は舞台芸術公園での稽古でした。
厳しい暑さにも負けず、がんばるこどもたち。
舞台芸術公園には大きな虫もたくさん出ますから、苦手な人にはつらかったかも…?

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以前ご紹介した「マクベス」以外にも、劇中劇のシーンがたくさんあります。
上の写真は、過去のシアタースクール発表会で上演した作品のワンシーン。
どの作品か分かるでしょうか?「ほうき」がヒントになるかも…。

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お昼ごはんは「カチカチ山」(舞台芸術公園の休憩スペース)で。
アシスタント俳優たちも交じって、和気あいあい。

今回、舞台芸術公園に初めて来た!という人も多かったようですが、
静岡にはこんなところもあるのかぁと、知っていただけたら嬉しいです。
SPACの公式SNSには、舞台芸術公園専用のアカウントもありますので、
みなさん、ぜひこちらもフォローしてくださいね!

【Facebook】www.facebook.com/shizuokaperformingartspark/
【Twitter】@_spac_hirasawa

◆劇場稽古がはじまりました!
そして、8月12日にはいよいよ劇場での稽古がはじまりました!
最初の日は、場面ごとに立ち位置を調整し、
「バミリ」と呼ばれる印を舞台床面に貼り付けていきます。

この印に合わせて演技をしないと、
照明がきれいに当たらなかったり、
全体の配置のバランスが崩れたりするので、
なかなか大変です…。

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ブログ④

さぁ、いよいよ今週末には発表会です!
照明・音響・衣裳・小道具すべてが揃い、
本番に向けたラストスパートがはじまります。

悔いが残らないように、全力で楽しんでください!
本番まで、体調を万全にして走り抜けましょう!

◆今日の一コマ

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▲当日パンフレットに載せる写真を撮影中。
カメラの後ろに群がる「笑わせ隊」の活躍で、みんな笑顔に!!

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▲アシスタントの永井健二が
公演当日に流れるアナウンスを録音しています。

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SPACシアタースクール2017
『オフェリアと影の一座』
演出・構成:中野真希
原作:ミヒャエル・エンデ
出演:静岡県内の中高生
2017年8月19日(土)・20日(日)各日16時開演
会場:静岡芸術劇場
*詳細はこちら
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2017年8月6日

【シアタースクール通信2017 #4】もう折り返し地点!?

◆もう折り返し地点!?
この見出しにドキッとした人も多いかもしれませんが、8月2日は稽古15日目でした。本番を除いて30日間稽古があるうちの、もう半分以上が過ぎたということです。あッという間に、本番まであと2週間!!! セリフにダンスに演奏……まだまだやることがたくさんありますが、焦らず1日1日を大切に過ごしていきましょう!

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▲オフェリアさんと影たち

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▲稽古の時間も熱が入る…。それぞれのグループにアシスタントがついて、必要に応じたアドバイスをしています。

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▲こちらは語りの特訓中!?

◆おためしで劇場稽古
本番の舞台空間をイメージしながら稽古をするために、静岡芸術劇場の舞台で稽古をしてみました。いつものリハーサル室とは環境が違い、やや緊張気味の様子…? とても集中して稽古をすることができました。

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今回、はじめて劇場の舞台に立ったという人も多かったのではないでしょうか。舞台袖や客席もあるので、とても広く感じますね。演出の中野は舞台全体を見るため、客席のやや離れたところに座ります。距離が遠くなるので、演出の指示を出すのにもマイクを使います。
劇場での稽古が始まるのはもう少し先になりますが、舞台に立ったときの感覚を思い出しながら稽古ができるとよいですね。

◆ベース衣裳のフィッティング
シアタースクールではベース衣裳と呼ばれる綿麻生地の衣裳を全員が着用します。参加者ひとりひとりの個性を際立たせるようなシンプルなデザインで、2007年の当初から変わらない衣裳です。

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オフェリアさんや影たち、マクベスなど、それぞれの役の衣裳はこのベース衣裳の上から着ることになりますが、こちらは鋭意製作中です。もうじき完成。お楽しみに!

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▲衣裳を製作中の川合玲子(衣裳班)

◆小道具も続々と…

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▲稽古場に置かれた小道具+写りたがりのメガネ男子2名。

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▲小道具を製作中の渡部宏規(美術班)

先日、ある保護者の方が見学にいらしたので、お子さんの様子を聞いてみました。
「ダンスが苦手で、今年も苦戦しています…」とのこと。

はじめは、一人だけ違う動きをしているわが子を見て心配していたそうですが、
「最近はズレてるのを面白がるようにしてます」と笑いながら話すお母さん。

素敵!!

もちろん練習不足なのはカッコ悪いかもしれませんが、
稽古初日で中野が言っていたように、一人一人、ちょっとずつ違っているのが面白い。
劇場は、周りの人と「ズレている」ことを楽しめる場所です。
発表会でも、そんなことをお客さんにも感じてもらえたら嬉しいです。

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SPACシアタースクール2017
『オフェリアと影の一座』
演出・構成:中野真希
原作:ミヒャエル・エンデ
出演:静岡県内の中高生
2017年8月19日(土)・20日(日)各日16時開演
会場:静岡芸術劇場
*詳細はこちら
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2017年7月29日

【シアタースクール通信2017 #3】チームに分かれて…

◆チームに分かれて…
先日、劇中劇「マクベス」のキャスティングが発表されました。マクベスやバンクォーなどの人物を演じるチーム、「魔」を演じるチーム、語りと演奏を担当するチームの3つに分かれて稽古を進めていきます。まだまだ手探りの部分も多いですが、それぞれのチームの稽古風景を少し覗いてみました。

<人物チーム>
このチームではSPAC芸術総監督・宮城聰が用いる「二人一役」の手法に挑戦します。この手法は文楽のように、一人の登場人物を「動き手」と「語り手」に分けて演じるスタイルです。二人の呼吸を合わせるのが難しいですが、それぞれの得意なことを活かすことができます。
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<魔チーム>
原作の『マクベス』では3人の魔女が現れますが、今回は10人ほどで演じるようにアレンジされています。役の名前も「魔女」ではなく「魔」。うねうねと怪しい動きをしています…。とっても元気のいいチームで、和気あいあいと楽しい雰囲気で稽古をしています。
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<語り&演奏チーム>
ナレーター的ポジションのこのチームは演奏も担当。演奏といってもやや特殊な楽器ばかり。見ただけでは、どうやって音を出すのか分からないものも…。また、楽器だけではなく、声も使いながら、「マクベス」の不穏な空気を演出します。
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◆トーク会「俳優ってどんな人?」
昨年も開催したトーク会「俳優ってどんな人?」を7月25日に行いました。これから演劇の勉強をしてみたい人や、舞台関係の仕事に興味がある人に向けて、それぞれのスタッフがどういう選択をして、どういう経緯でいまの仕事をしているのか、お話しました。

演劇大学へ入学してからの競争の日々や、ダンサーとしての海外生活など、まさに十人十色の人生譚…。様々な生き方があるんだということを知るだけでも、参考になる部分があったのではないかなと思います。

「好きという気持ちを大事にしてほしい」「自分にしかできないことを見つめてほしい」などのメッセージも送られましたが、シアタースクールでの経験を通じて、自分や他人のことを見つめるきっかけになればと思っています!
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◆アシスタント・スタッフのご紹介
最初のブログで名前だけご紹介しましたが、桜内結う、佐藤ゆず、永井健二が、『アンティゴネ』アヴィニョン公演から無事に帰国し、稽古に合流しています!

これまでもアシスタントの経験があり、シアタースクールを知り尽くした頼もしい3名。途中からの参加であるにもかかわらず、すぐに子どもたちの心を開いていくのはさすがです!

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左から、佐藤、永井、桜内

創作・技術部のメンバーもトーク会に参加したので、写真をパチリ。神谷俊貴(舞台監督)、澤田百希乃(音響)、川合玲子(衣裳)、佐藤花梨(照明操作)です。昨年のシアタースクールでも中高生から絶大な人気を誇った神谷が、今年も担当します!

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左から、澤田、神谷、佐藤、川合

さて!!明日7月30日(SPACの会会員は本日29日)からはチケット前売り販売が開始されます。
一般1,000円、高校生以下は無料!

中高生が舞台で輝く姿を、ぜひ観に来ていただきたい!!!!
たくさんのご予約お待ちしております!!!!

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SPACシアタースクール2017
『オフェリアと影の一座』
演出・構成:中野真希
原作:ミヒャエル・エンデ
出演:静岡県内の中高生
2017年8月19日(土)・20日(日)各日16時開演
会場:静岡芸術劇場
*詳細はこちら
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2017年7月23日

【シアタースクール通信2017 #2】稽古!

◆着々と稽古が進んでいます。

稽古もだんだんと本格的になってきました。
毎回の稽古は、まず、SPACの俳優たちが行っているトレーニングから開始します。
このトレーニングは「スズキ・トレーニング・メソッド」と呼ばれる、SPAC初代芸術総監督の鈴木忠志が考案した俳優訓練法をもとにしています。この訓練法は国際的に評価され、いまや世界中の俳優たちの間で、稽古やトレーニングに取り入れられています。

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この訓練法では、特に下半身の感覚や重心移動などを重視し、さらに呼吸のコントロールや、「丹田(たんでん)」と呼ばれる、おへその下の体の奥にある、力をためるのに重要な部位へ意識を向けることなど、「舞台に立つための身体」をつくっていきます。
このようなトレーニングによって、参加者は、俳優としての身体の使い方や発声にとって大切なことを学んでいきます。

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◆ダンス稽古開始! 

シアタースクールの公演ではダンスシーンが恒例となっています。今回の『オフェリアと影の一座』にもスピード感あふれるダンスがあります。
参加者はSPACの俳優たちに教わった振り付けを覚え、お互いにアドバイスをしながら練習に励んでいます。

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◆劇中劇「マクベス」

『オフェリアと影の一座』では、劇中劇(ひとつの芝居の中で別の芝居が演じられる演出方法)が取り入れられています。いくつかの有名な芝居の名シーン、名セリフが出てきますが、その中のひとつが、シェイクスピアの名作『マクベス』です。全員に「マクベス」の台本が配られ、この難しい芝居への挑戦も始まりました。

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<マクベス>
ウィリアム・シェイクスピア四大悲劇の一つ。1606年頃の作品。
ストーリー:スコットランドの勇敢な武将マクベスは、魔女の予言と妻の言葉にそそのかされ、主君であるダンカン王を暗殺して王位を奪う。しかし自分の良心に責め苦しめられ、心がすさみ暴君となり、妻も狂い死ぬ。そしてついにダンカン王の子ども達に倒される。
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SPACシアタースクール2017
『オフェリアと影の一座』
演出・構成:中野真希
原作:ミヒャエル・エンデ
出演:静岡県内の中高生
2017年8月19日(土)・20日(日)各日16時開演
会場:静岡芸術劇場
*詳細はこちら
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2017年7月16日

【シアタースクール通信2017 #1】開校です!

7月8日(土)より、いよいよSPACシアタースクール2017の稽古が始まりました!
学校では触れることのできない「演劇の面白さ、奥深さ」を地域の子どもたちとその保護者の方々に知ってもらうことを目的として、2007年にスタートした「シアタースクール」。11回目となる今回は37名の中高生が参加してくれました。

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自己紹介では「人見知りです」と話す子が多かったのに、なんだかあっという間に打ち解けている様子。年齢も趣味もバラバラで、学校の演劇部に所属している子から、「演劇ははじめて」という子まで、演劇経験も様々です。ふだんとは少し違った友達ができるのもシアタースクールの楽しいところかもしれませんね!

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稽古初日には早速『オフェリアと影の一座』の台本を読んでみました。 演出の中野真希さんから「この場面はゆっくり。前の人の台詞をよく聞いてから読んで。」などと指示があり、みんな工夫して読んでみます。
今回は、ある古典の名作が劇中劇として登場します。「超自然の誘いは…」とか「神聖な御堂の扉を…」とか、なかなか聞き慣れない単語や言い回しに四苦八苦…。演出家やアシスタントのSPAC俳優たちが、言葉の意味や時代背景を分かりやすく解説していきます。

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◆演出・中野真希 withアシスタントのご紹介
ここで、シアタースクールの指導役で今回『オフェリアと影の一座』を演出する中野真希、そして皆さんと一緒に作品づくりのお手伝いをするアシスタントをご紹介します。

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左から、片岡 佐知子、関根 淳子、中野 真希、河村 若菜、春日井 一平

このほかに、桜内結う、佐藤ゆず、永井健二の3名がアシスタントを務めます。この3人は、アヴィニョン演劇祭(フランス)の『アンティゴネ』(7/6~12)に出演していたため、3日目の稽古以降に合流となります。3人の写真はまた後日!

~演出・中野真希から稽古初日でのメッセージ~
「ここは他人の集まりです。違う考えや価値観を持った人が集まっています。ここのメンバーがみんな同じだったら面白い作品にならない。「こんな人がいる」「あんな面白い人がいる」というように、みんなの個性が輝く作品にしたい。そのためには、どうしたらいいか。考えていきましょう。」

どんな作品になっていくのか、ワクワクしてきますね。これから本番までの道のりを少しずつブログでご紹介していきますので、今年も応援よろしくお願いいたします!

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SPACシアタースクール2017
『オフェリアと影の一座』
演出・構成:中野真希
原作:ミヒャエル・エンデ
出演:静岡県内の中高生
2017年8月19日(土)・20日(日)各日16時開演
会場:静岡芸術劇場
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