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2014年2月20日

ハプニング劇『此処か彼方処か、はたまた何処か?』トークセッション(ゲスト:上杉清文[富士市本國寺住職/劇作家/福神研究所所長]、聞き手:大岡淳) 2014年2月16日

2月14日~16日にアトリエみるめにて上演いたしました、ハプニング劇『此処か彼方処か、はたまた何処か?』のトークセッション映像を公開します!
16日は、ゲストに上杉清文氏(富士市本國寺住職/劇作家/福神研究所所長)を迎えトークを行いました。
聞き手は大岡淳(演出/SPAC文芸部)です。

どうぞご覧ください!

【映像】ハプニング劇『此処か彼方処か、はたまた何処か?』トークセッション(ゲスト:成相肇[東京ステーションギャラリー学芸員/基礎芸術]、聞き手:大岡淳)2014年2月15日

2月14日~16日にアトリエみるめにて上演いたしました、ハプニング劇『此処か彼方処か、はたまた何処か?』のトークセッション映像を公開します!
15日は、ゲストに成相肇氏(東京ステーションギャラリー学芸員/基礎芸術)を迎えトークを行いました。
聞き手は大岡淳(演出/SPAC文芸部)です。

どうぞご覧ください!

【映像】ハプニング劇『此処か彼方処か、はたまた何処か?』トークセッション(ゲスト:佐々木治己[劇作家]、聞き手:大岡淳)2014年2月14日

2月14日~16日にアトリエみるめにて上演いたしました、ハプニング劇『此処か彼方処か、はたまた何処か?』のトークセッション映像を公開します!
14日は、ゲストに佐々木治己氏(劇作家)を迎えトークを行いました。
聞き手は大岡淳(演出/SPAC文芸部)です。

どうぞご覧ください!

2014年2月14日

【此処か彼方処か、はたまた何処か?】紹介文(6)

『此処か彼方処か、はたまた何処か?』
紹介文の第六弾は川谷承子氏です。

なお、千秋楽2月16日までの期間限定で『此処か彼方処か、はたまた何処か?』の台本を公開しております!
ぜひ、この混沌を垣間見ていただいてからアトリエみるめへお越しください。
台本のダウンロードはこちら

★『此処か彼方処か、はたまた何処か?』トレーラーはこちら
★大岡淳(演出)インタビューはこちら
★上杉清文氏インタビューはこちら
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関係者の役得で、一足早く、劇の一場面をのぞかせてもらった。とにかく、すがすがしく、楽しい。ストーリーがないことがかえって、役者たちが発する言葉や、仕草の一瞬を輝かせているように見えた。
石子順造の言説に触発された、グループ「幻触」のメンバーたちが、「絵画論としての絵画」を作品化しようと格闘した時期と、まさに同じ年、当時二十代前半の、発見の会の若い研究生達が、制度としての演劇を、内側から解体しようと、体当たりで作ったという、伝説のあの作品。演出の大岡氏から、「グループ『幻触』と石子順造」展の関連企画として、本作を上演したいとの提案を受けた時、あまりに的を射た作品選択に、ぶるっと、身震いした。いよいよ、今週末。ビートルズの曲を聞きながら、現代版「ハプニング」を通しで体験できることを、心から待ち遠しく思っている。

川谷承子(静岡県立美術館 上席学芸員)

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『此処か彼方処か、はたまた何処か?』
作:上杉清文、内山豊三郎
演出:大岡淳
2/14(金)~2/16(日)
アトリエみるめ

公演の詳細はこちら
『此処か彼方処か、はたまた何処か?』

2014年2月11日

【此処か彼方処か、はたまた何処か?】紹介文(5)

『此処か彼方処か、はたまた何処か?』
紹介文の第五弾は都築はじめ氏です。

なお、千秋楽2月16日までの期間限定で『此処か彼方処か、はたまた何処か?』の台本を公開しております!
ぜひ、この混沌を垣間見ていただいてからアトリエみるめへお越しください。
台本のダウンロードはこちら

★『此処か彼方処か、はたまた何処か?』トレーラーはこちら
★大岡淳(演出)インタビューはこちら
★上杉清文氏インタビューはこちら
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60年代半ばから70年代半ばにかけての学生の会話を飾った知的・文化的用語や人名が散りばめられ、こんなセリフ、舞台で喋ったらカッコいいと思う輩(私もその一人)が、少数とはいえ当時はかなりいたに違いないと思わせる何がなんだかよく分からない作品だ。40数年前に心の片隅に埋められ忘れられていたタイムカプセルが掘り出されたようでもあるし、となると団塊の世代近辺の人間にとっては、若返りはしないがその老いにぶつけられる逆玉手箱みたいな怖さもある。タイガースとビートルズの調べが、若い連中の身近に長髪とジーンズと同居していた時代の和洋折衷な味わいを時折漂わせる。だからかろうじてこれは同じ舞台なのだと信じられるのだけれど、全く整然となんかしてなくて、閉じ込められたくないって匂いが舞台や俳優たちに満ちて、はみ出し飛び出そうとしている。まさしく68年的な舞台だ。する、みる、関係ないなどと演劇への関わりや、お尻が青いかしわしわかの年齢も問わず、大きさ強さは人それぞれだろうけど、間違いなく一つの確かな記憶となる。そんな予感がする。掘り出した大岡さんに乾杯!!

都築はじめ(髙岡基/劇団らせん劇場代表 静岡県演劇協会副会長)

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『此処か彼方処か、はたまた何処か?』
作:上杉清文、内山豊三郎
演出:大岡淳
2/14(金)~2/16(日)
アトリエみるめ

公演の詳細はこちら
『此処か彼方処か、はたまた何処か?』

2014年2月9日

【此処か彼方処か、はたまた何処か?】紹介文(4)

『此処か彼方処か、はたまた何処か?』
紹介文の第四弾は三浦和広氏です。

なお、千秋楽2月16日までの期間限定で『此処か彼方処か、はたまた何処か?』の台本を公開しております!
ぜひ、この混沌を垣間見ていただいてからアトリエみるめへお越しください。
台本のダウンロードはこちら

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嵐を告げるもの

1968年は、誠に混乱の年として、20世紀の世界史に刻まれた。チェコスロヴァキアの変革運動「プラハの春」から幕を開け、金嬉老事件、ソンミ村虐殺事件、キング牧師暗殺、パリ五月革命、東大安田講堂占拠、ロバート・ケネディ上院議員暗殺など、国内外で歴史的事件が吹き荒れた年である。
本作の初演は、その前年。巨大な狂騒が巻き起こる寸前の、不気味な風を孕んだ年だった。この年、上杉清文と内山豊三郎の二人の若者は、時代の舳先に立ち、潮風の彼方にひそむ嵐の胎動を嗅ぎ取っていた。二人の青年の透徹した眼差しがとらえた、激動の予感。それが、ペダンティックかつダダイスティックな戯曲の中に、騒々しく投げ込まれている。
彼らの潮騒は、ビートルズだった。行き先の分からぬ、荒れた大海原にあって、そのビートだけが羅針盤となった。ロックは今も昔もキッズたちのものだ。彼らは時間の尺度を持たない。HelloとGoodbyeが同居する場所にいる。ゆえに美しい。眩しい。
空きビンに詰めて放流したのか、この書きなぐられた戯曲は、半世紀近くを経て静岡の地で発見された。タイトルは『此処か彼方処か、はたまた何処か?』。まるで波乱に抗うかのような、ツバを吐きかけるようなカオティックな戯曲。貝殻が失った海の音をその空洞に宿すように、消え残った潮騒(ビート)が、俳優たちの身を痺れさせたのだろう。
SPACと地域劇団は、手をたずさえてこの劇を再演するという。彼らは、おそらく本能的に察知しているのだ。その嗅覚で、その皮膚で、その眼差しで、それが嵐を告げるものであることを。

三浦和広(日本美学研究所所長)

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『此処か彼方処か、はたまた何処か?』
作:上杉清文、内山豊三郎
演出:大岡淳
2/14(金)~2/16(日)
アトリエみるめ

公演の詳細はこちら
『此処か彼方処か、はたまた何処か?』

2014年2月7日

【此処か彼方処か、はたまた何処か?】紹介文(3)

『此処か彼方処か、はたまた何処か?』
紹介文の第三弾は西川泰功氏です。

なお、千秋楽2月16日までの期間限定で『此処か彼方処か、はたまた何処か?』の台本を公開しております!
ぜひ、この混沌を垣間見ていただいてからアトリエみるめへお越しください。
台本のダウンロードはこちら

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本作が初演された1967年からすでに50年近く経過している。アングラ的なものの余波は今でも世の中に漂っているが、すっかり漂白されて無害だ。問題は、今まさに動いている、生きた現実に、いかに向き合うかではないのか。これを抜きにアングラなど成立しようもない。などと、1986年生まれのぼくが書けば笑われるだろうか。どちらかと言えば、革命なんて糞くらえ、保守本流でいきましょう、が信条の真人間になりたい方だ。なのに、どうして、このアナーキーでアホくさい、ヒップにケチャップ飛ばす類いのペダンチックな高速回転詩編にひかれるのか。チューンナップされる幻想を支えるのは車窓から眺める電信柱。飛び去る言葉の柱。これでもかと読者を混乱させておいて、一瞬焦点を結ぶ像の先で、この社会の現実をふるわせてしまうからだ。狂った政治家たちにカーマスートラを叩きつけ「蒸し風呂へ行け!」と叫びたくなる。「尼寺から出てこい!」と。気づけば真人間になれない者の叫びを代行している。代行? いや、ぼく自身の姿なのか…実に有害だ!

西川泰功(ライター、芸術批評誌「DARA DA MONDE」編集代表)

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『此処か彼方処か、はたまた何処か?』
作:上杉清文、内山豊三郎
演出:大岡淳
2/14(金)~2/16(日)
アトリエみるめ

公演の詳細はこちら
『此処か彼方処か、はたまた何処か?』

2014年2月6日

【此処か彼方処か、はたまた何処か?】紹介文(2)

『此処か彼方処か、はたまた何処か?』
紹介文の第二弾は劇作家の佐々木治己氏です。
佐々木氏は2/14の公演の終演後トークセッション(聞き手/大岡淳)にもご登場くださいます!

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学生演劇をやっているときに、観客のアンケートに「こういうの、アングロっていうんですか、暗くて、何言ってるのか分からない感じの」と書かれ、それ以降、アングロサクソン系が私の演劇だと思っていたが、その方も私も間違えていたようで、それは「アングラ」というものを指していたらしい。しかし、アングラというものだと訂正されても、アングラとアンゴラの区別もつかぬうっかり者にはなかなか分からない。演劇を続けていれば門前の小僧習わぬ経を読むとやらで、何かそれっぽくなってくるのかなと、特権的肉体に己の根拠を見出してみたり、その辺を睨みつけては骨の羽根を広げていた。ある日、発見の会の瓜生良介さんのお宅へ伺った。差し出されたお茶を疑い「これ、おしっこ入れた湯飲みですか?」と聞いたところ、「おしっこは自分のじゃないと意味ない」と、聞きたい答えと微妙にずれているとは思ったが、グイと飲み干し、更に尋ねた。「瓜生さんはアングラをどう考えているんですか?」「表に出ないことだね」と一言。その後は、花田清輝の話で盛り上がり、アングラとは舞台形式だけではなく、組織論なのだな、と一人合点をしていたときに、煙ばかりで何が何だか分からない舞台写真が気になった。つまりは、これが『此処か彼方処か、はたまた何処か?』の舞台写真。「この舞台は、僕にもちっとも分からなかったけど、発見の会で一番面白かった公演で、劇団の研究生たちがやったんだよ」とかなんとか言われると、そんな面白い公演の戯曲が出版もされず、再演もされず、語られることもない、しかも研究生たちだけの公演だったのかと、ドキドキやきもきとしていたが、そうだ、アングラは表に出ないことが一つの条件、なるほど然り、と思っていた。しかし、ついに、流出してしまった。戯曲が雑誌に載っていたらしい。アングラの条件から一つ外れているじゃないか、というのはむにゃむにゃとさせていただき、「何故、宣伝をしないのですか?」という私の愚問に、「宣伝なんかしなくても、アンテナ立ててる奴は来るもんだよ」と嘯いた発見の会の在り様を考えれば、『此処か彼方処か、はたまた何処か?』を宣伝なんぞしたくない、というのが本音だが、これを見よ、と言いたいのも本音ということで、アンゴラではない、何処か、静岡のみるめに、みなさんを集めたいとむにゃむにゃ思うわけです。

佐々木治己(劇作家)
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『此処か彼方処か、はたまた何処か?』
作:上杉清文、内山豊三郎
演出:大岡淳
2/14(金)~2/16(日)
アトリエみるめ

公演の詳細はこちら
『此処か彼方処か、はたまた何処か?』

2014年2月4日

【此処か彼方処か、はたまた何処か?】紹介文(1)

静岡県立美術館「グループ『幻触』と石子順造」展の関連企画として、
2/14(金)~16(日)にアトリエみるめで上演される『此処か彼方処か、はたまた何処か?』について
評論家の菅孝行氏からの紹介文が届きました。

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初演はもう40年何年も前のことなのでディテールの記憶はない。ただこんな芝居を書いたり演出したりするのは、とてつもないアホか大天才だと思った。恐らくその両方なのだろう。舞台上には、大半役者というにはあまりにもナチュラルな身体が並んで身を持て余していた。場所は、東京信濃町の千日谷会堂という仏教系施設の駐車場である。いわゆるアングラ(60年代演劇)系の舞台は、日本近代演劇(新劇)の規範を壊すことを共通の旗幟にしていたから、新劇にこだわる人には兎に角判りにくかったようだ。しかし、私は一応「アングラ」のはしくれだから、大概の舞台をそれなりに「理解」することはできた筈なのだが、コイツは客に、ザマアミロ、判るな、と挑発しているようであった。一瞬、これはそもそも芝居なのか?と思った。ただ、68年革命の効用とでもいうのだろうか、見ているうちに判ったのかどうかはともかく、次第にこの舞台と、感性の党派性とでもいうようなものを共有していったように記憶する。ラストで、舞台奥の外部を遮蔽していた幕が消えて、突如街の夜景が眼前に開けたときには、底抜けの解放感があった。時は移って、初演の頃たぶんまだ生まれていなかった演出家や俳優・スタッフによって、このテクストがどう解釈され、舞台化されるのか、ほとんど初演時には生れていなかった観客たちの感性と、それがどう交錯するのか好奇心をそそられずにはいない。

菅孝行(評論家)

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今後も続々と各氏からのコメントをお届けします!

 

『此処か彼方処か、はたまた何処か?』
作:上杉清文、内山豊三郎
演出:大岡淳
2/14(金)~2/16(日)
アトリエみるめ

公演の詳細はこちら
『此処か彼方処か、はたまた何処か?』

2013年12月27日

『ロミオとジュリエット』ヨーロッパ・ツアーその15(制作・佐伯風土編)

『ロミオとジュリエット』制作担当の佐伯です。
2012年に静岡で製作・初演された本作。
2013年、ヨーロッパ・ツアーもついに終盤!
ということで、今回は現地に合流してのレポートです。

静岡からパリ経由でジュネーブ着。
出発から実に25時間・・・。
シーンと静まり返った22時の住宅街を、本当に劇場があるの??と疑念にかられながらも
教えられた地区に向かってスーツケースをごろごろ引っ張り、彷徨う。
息が白い。

心細くなった頃。
テアトロ・マランドロの本拠地の劇場、「シテ・ブルー」は大学の中にある、と聞いていたとおり、目の前に大学が!
そして誰かいる!
話しかけると、なんとマランドロ作品の『春のめざめ』(「ふじのくに⇄せかい演劇祭2012」上演)で来日していた、衣裳のマルチャさん!
久々の再会、そして中に案内されると、3ヶ月前に成田空港で見送った懐かしい顔のみなさんとついに会えました。

ちょうど夜公演の終演直後だったようで、出演者・スタッフとお客さんがワイワイやっているタイミングでした。
マランドロの人もSPACの人も会う人会う人懐かしすぎて、ハグの嵐。
もちろん、ここの主、オマール・ポラスも。
ギュギュ~~っと。

ロビーに飾られていたのが、これ。
あれ、美加理さん・・・?

ロビーにはカウンターがあって、日本食を出していました。
気が利いてるなぁ、と思いきや、見知った顔のシェフ、いや、音響スタッフが。
「ごはんですよ」をアレンジした岩のり、その名も「エマニュエルですよ」を作ってしまうほどの和食の腕前を持つ、マランドロのマニュ。

恐るべし、そのクオリティーの高さ。
メニューがこれ。柿なますって・・・。

さて、公演日の様子を紹介します。
SPAC俳優といえば、日々スズキ・トレーニング・メソッドで鍛錬を積んでいます。

こちらは、静岡公演から出演しているピエール=イブ。すっかり身体に溶けこんでいます。

俳優だけでなく、マランドロのスタッフさんたちも毎日参加しています!

低い重心の感覚をつかむのは日本人でもなかなか難しいですが、3ヶ月繰り返してきた積み重ねの成果がしっかり出ていました。
SPAC俳優から通訳さんを介しながら、型だけでなく、その意味するところを熱心に伝えてきたそうで、真剣な眼差しはSPAC俳優のそれと遜色ないほど。舞台上からの研ぎ澄まされた感覚の集合体に圧倒されそうでした。

トレーニングも「体験」で終わらずに追求し続ける。
ともに仕事をする人たちの異文化を我が身をもって吸収しようとするマランドロのスタッフさんたちの熱意。
尊敬の念を様々な場面で感じました。

ジュネーブでの公演は一般公演の他に、昼間に中高生の鑑賞公演も行われていました。
『ロミオとジュリエット』の話は知っていても、和風テイストを取り込んだオマール・ポラスの『ロミオとジュリエット』は衝撃的だったようです。

こちらは劇場ロビー。

夜の一般公演。
ジュネーブで、日本の小物雑貨のお店を開いているマダム。
ロビーで出店していると、「あらかわいい」とすぐに人だかり。
芝居を通じて、ジュネーブの人々に日本文化に興味を持っていただける機会にもなっているようです。

受付。
この巻物が実はチケット!
値段別になっていて、ここからもぎって渡します。

そして今回のツアーで一番の話題をさらったのがこれ!
ジュネーブ公演のポスターは、ロミオでもジュリエットでもなく
なんと乳母がメインビジュアル!
演じている武石本人もビックリでしたが、マランドロの狙いとしては、新しい『ロミオとジュリエット』像を打ち出せる、とのこと。。。

偶然ですが、ガラスに反射した夜の街灯を見つめる乳母。飲まれそう。

この日は終演後、「マランドロ・友の会」の会員さんを対象としたパーティーがありました。
観劇をした後に、会長自ら料理の腕を振るって会員をもてなす、という企画。
ちょうど次のシーズンの入会キャンペーン中だったようです。
会員同士の横のつながりもでき、劇場に来るのがより楽しくなりますね♪

会員が劇場を支えている。これはどこも同じなんですね。
あ、SPACの会も来年度の会員募集中です!詳しくはこちら

ロビーには懐かしい顔が、もう一人。

SPACとテアトロ・マランドロが初めて一緒に共同製作をしたのが
2009年の『ドン・ファン』という作品でした。
ジュネーブからやってきた俳優・スタッフが一夏を日本平の舞台芸術公園で
SPACの俳優・スタッフとともに過ごしながら、稽古をして舞台装置を一緒に作っていきました。
その経験が、『ロミオとジュリエット』にも間違いなくつながっています。

当時、静岡に来ていた舞台美術家のジャン・マルク。
御年70歳。
彼の顔を見た途端、タイムスリップしたような錯覚が起こり、最初は本当に幻かと思い、泣きそうになりました。
自分の中で、『ドン・ファン』の経験がよっぽどSPACでの原体験になっていたのだと再認識。
あれ以来、彼は静岡には来ていませんが、SPACでいまなお愛され続けているアーティストの一人です。

ヨーロッパツアーを経て、作品はまた一段と大きなものとなったように感じました。
3ヶ月間、約50ステージをスイス・フランスの各都市で巡演してきた俳優・スタッフの皆さん。
SPACとマランドロの間に、またひとつ、大きな絆が生まれました。

誰か一人ではできない、一日でもできない。
色んな人が、何年にもかけて紡いできた「糸」。

おまけ。
帰りのトラムを待つ間、リコーダーを教えあう、俳優の渡辺敬彦さんと、衣裳のマルチャさん。
ツアーと言っても、人と人がつながって、お互いの持ってるものを出し合って、作品が出来ていく。
芝居の基本はいつでもどこでも同じ。

そんな一枚。

佐伯 風土(2013.12.14 ジュネーブ)