【演出家プロフィール】
宮城聰(みやぎ・さとし)
1959年東京生まれ。演出家。SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督。東京大学で小田島雄志・渡辺守章・日高八郎各師から演劇論を学び、90年ク・ナウカ旗揚げ。国際的な公演活動を展開し、同時代的テキスト解釈とアジア演劇の身体技法や様式性を融合させた演出は国内外から高い評価を得ている。07年4月SPAC芸術総監督に就任。自作の上演と並行して世界各地から現代社会を鋭く切り取った作品を次々と招聘、また、静岡の青少年に向けた新たな事業を展開し、「世界を見る窓」としての劇場づくりに力を注いでいる。代表作に『王女メデイア』『マハーバーラタ』『ペール・ギュント』など。04年第3回朝日舞台芸術賞受賞。05年第2回アサヒビール芸術賞受賞。
→「芸術総監督」ページ
その主、美しき富姫と若き侍・図書之助の恋物語。
泉鏡花の幻想世界が俳優たちの生演奏にのせて華ひらく、目にも鮮やかな舞台!
あらすじ
戦国時代。「白鷲城」の異名をとる姫路城第五重は、「人間は生きて帰れぬ」といわれる、魔界の者たちの棲家。居並ぶ妖怪たちをつかさどる天守夫人・富姫は、猪苗代に帰る妹分の亀姫に、城主・武田播磨守寵愛の鷹を土産として持たせる。播磨守に鷹探しを命じられた若き鷹匠・姫川図書之助は、生きて帰れぬことを覚悟で第五重に現れる。富姫は妖怪に臆さぬ図書之助のいさぎよさに心をひかれ、命を奪わず地上に帰すが、主君の元にもどった図書之助はあらぬ誤解を受け、やむなく再び富姫の前にあらわれるのだった…。
公演情報
6/4(水) 6/5(木) 6/6(金) 各日11時30分開演
浜松ガーデンパーク屋外ステージ
上演時間:65分
チケット
無料 ※別途花博への入場料が必要となります。
スタッフ / キャスト
演出:宮城聰
作 :泉鏡花
音楽:棚川寛子
出演:阿部一徳、美加理、三島景太、舘野百代、木内琴子、大石宣広、大道無門優也、榊原有美、本多麻紀、大高浩一、片岡佐知子、桜内結う、寺内亜矢子、石井萌水、永井健二