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2024年8月9日

SPAC 秋→春のシーズン2024-2025 #3
メナム河の日本人">SPAC 秋→春のシーズン2024-2025 #3
メナム河の日本人

▼2020年初演時の舞台写真 ©三浦興一

 

公演中断を経て、5年ぶりの再演!

義のため、利のため、
「理想の国」を追い求めた人間たちの物語ドラマ

17世紀初頭、己の才覚のみを頼りにアユタヤ王朝(タイ)にわたり、日本人傭兵部隊の隊長として重用されるまでに登り詰めた山田長政。作家・遠藤周作は、その波乱万丈の生涯を壮大な歴史活劇として鮮やかに描く一方、神父・ペトロ岐部との邂逅を創作し、自らの抱える「日本人」と「信仰」の問題を織り込んだ。俳優としてテレビや映画でも活躍する今井朋彦の、人間模様とその心理を丁寧に読み解く演出が光ります。

 
演出:今井朋彦
作:遠藤周作

 

あらすじ

重苦しい暑さに満ちた王都アユタヤでは、死の床にある王の後継者をめぐり、残忍で隠微な争いが繰り広げられようとしていた。日本人傭兵隊長である山田長政は、この混乱に乗じて自らの理想を実現しようと野心を燃やす。しかし、王宮や日本人町の実力者たちは、長政を利用しようと策略を巡らせ…。禁教の嵐が吹き荒れる日本への帰国を目指す神父・ペトロ岐部との出会いを経て、長政がたどり着く先とは───。

キャスト


阿部一徳
ABE Kazunori

大内智美
OUCHI Tomomi

大高浩一
OOTAKA Kouichi

加藤幸夫
KATO Yukio

小長谷勝彦
KONAGAYA Katsuhiko

佐藤ゆず
SATO Yuzu

たきいみき
TAKII Miki

布施安寿香
FUSE Asuka

bable
 

三島景太
MISHIMA Keita

山本実幸
YAMAMOTO Miyuki

吉植荘一郎
YOSHIUE Soichiro

渡辺敬彦
WATANABE Takahiko

 

公演情報

2025年
1月18日(土)*アーティストトーク
1月19日(日)*バックステージツアー、[託児サービス]
2月15日(土)*県立清水南高校演劇専攻生による関連企画
2月16日(日)*県立清水南高校演劇専攻生による関連企画
3月1日(土)*アーティストトーク
3月2日(日)*バックステージツアー

各日14:00開演

会場:静岡芸術劇場(グランシップ内)
 
上演時間:2時間15分
日本語上演/英語字幕
※未就学児の方はご入場いただけません。
 

関連企画

※下記のほか「はじめての遠藤周作講座」等も予定しております。アーティストトークのゲストと合わせ後日発表します。

プレトーク
2Fカフェ・シンデレラでは、舞台をよりおもしろく観劇できるポイントをご紹介しています。(一般公演日の開演25分前より。)
 
カフェ・シンデレラで逢いましょう!
終演後は、出演者が舞台衣裳でお見送りに登場します!写真撮影など俳優との交流をお楽しみください。
 
アーティストトーク
終演後にトークを開催。参加無料/予約不要
1月18日(日)終演後
登壇:今井朋彦(演出)、ほか

3月1日(土)終演後
登壇者は後日発表
  
バックステージツアーバックステージツアー
終演後にSPAC創作・技術部スタッフが舞台裏を解説します。
1月19日(日)、3月2日(日)
所要時間:約30分
参加無料/要予約 定員40名
※ご予約はSPACチケットセンターまで



劇団SPACの稽古場に足を踏み入れ、創作過程を目撃する「サロン企画」。2023年度の『ばらの騎士』サロンの好評を受けて、今年度は「SPAC秋→春のシーズン」3作品での実施が決定いたしました。3作品の稽古見学と合わせて、SPAC文芸部がお届けする講座や出演俳優によるワークショップ、交流会もお楽しみいただけます。


 

中高生鑑賞事業公演 「SPACeSHIPげきとも!」

SPACでは「劇場は世界を見る窓である」という理念のもと、平日には静岡県内の中学生・高校生を対象とした招待公演を行っています。

は一般販売のお席もございます。(限定数販売)
鑑賞事業公演の一般販売は電話・窓口のみでのお取り扱いになります。お問い合わせはSPACチケットセンターまで。

2025年 1月15日(水)13:30、16日(木)13:30、23日(木)13:30、24日(金)13:30、27日(月)13:30、29日(水)13:30、30日(木)13:30、31日(金)13:30、2月3日(月)13:30、4日(火)13:30、5日(水)13:30、6日(木)13:30、7日(金)13:30、10日(月)10:30、12日(水)13:30、14日(金)13:30、17日(月)13:30、18日(火)13:30、20日(木)13:30、21日(金)13:30、26日(水)13:3027日(木)18:00、28日(金)13:30、3月5日(水)13:30、6日(木)13:30、7日(金)13:30

 

アクセス


静岡芸術劇場(グランシップ内)
〒422-8019 静岡市駿河区東静岡2丁目3-1
詳しくはアクセスページをご確認ください。

チケット

◆SPACの会 会員先行予約開始:10月27日(日)10:00
◆一般 前売り開始:11月3日(日)10:00
 
◎チケット購入方法
SPACチケットセンター
●電話予約 054-202-3399 (受付時間 10:00〜18:00)
●窓口販売 静岡芸術劇場チケットカウンター (受付時間 10:00~18:00)
※休業日は電話予約受付と窓口販売をお休みさせていただきます。
休業日:10月14日(月祝)、11月19日(火)、12月16日(月)、年末年始(12月29日(日)~1月4日(土))、および2025年1月20日(月)、2月13日(木)

●ウェブ予約 https://spac.or.jp/ticket

[当日券]
残席がある場合のみ、開演1時間前より劇場受付にて販売。
※当日券販売の有無を、公演当日に必ずお電話もしくはSPAC公式サイトでお確かめください。
 
◎チケット料金
※全てのチケット代金は税込価格です。

●一般: 4,200円
●U25・学生割引:
 [25歳以下および大学生・専門学校生]2,000円
 [高校生以下]1,000円
 ※公演当日、受付にて年齢の分かる身分証または学生証をご提示ください。
●障がい者割引: 2,900円 [障害者手帳をお持ちの方]
 ※公演当日、受付にて障害者手帳または ミライロIDをご提示ください。
 ※付添の方(1名様)は無料 ※電話・窓口のみのお取り扱い

静岡県内の小学生ご招待(1公演5名様まで)
 ※電話・窓口にてお取り扱い
 ※座席位置はお選びいただけません。

 

SPACの会
一般: 3,500円

【SPACの会】2024年度会員募集のご案内
詳細はSPACチケットセンター、またはウェブにて。
〈年会費〉個人会員:10,500円
*先行予約、年間3回ご招待など特典あり。

 
◎割引をご利用の際は、必ずご予約時にお知らせください。各種割引の併用はできません。

 
〔親子室〕
乳幼児と一緒にご観劇いただける親子室がございます。
チケット料金:大人1名様につき 2,900円
座席の必要なお子様は高校生以下料金 1,000円/座席不要のお子様は無料
※電話・窓口のみでのお取り扱いとなります。
 
[託児サービス] 要予約/定員3名/先着順
以下の公演では、「保育支援グループすわん」による託児サービスをご利用いただけます。
1月19日(日)14:00開演 静岡芸術劇場
託児場所:グランシップ1階託児室
利用料:お子様1人1,000円 
対象:6カ月~7歳 
託児時間:13:30~17:30
お申込み:2025年1月12日(日)18:00までにSPACチケットセンター(電話:054−202-3399)へお申込みください。
  
[私のあしながおじさんプロジェクト 2024]
企業・団体・個人の皆さまのご支援のもと、静岡県内の子どもたちを劇場にご招待し、「本格的な演劇作品を鑑賞する」体験をお届けします。

スタッフ

照明デザイン:大迫浩二
美術デザイン:深沢襟
音響デザイン:和田匡史
衣裳デザイン:駒井友美子

舞台監督:小川哲郎
演出助手:森部璃音
演出部:土屋克紀、山﨑馨、森正吏
照明操作:花輪有紀
音響:澤田百希乃、竹島知里
美術担当:佐藤洋輔
ワードローブ:牧野紗歩、池田佑菜
技術監督:村松厚志
英語字幕翻訳:スティーブ・コルベイユ
制作:西村藍、北堀瑠香
 

主催・製作:SPAC-静岡県舞台芸術センター
      ふじのくに芸術祭共催事業

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会、一般財団法人地域創造

【演出家プロフィール】

今井 朋彦(いまい・ともひこ)

1992年に文学座座員となり、2020年に退団。俳優として数多くの舞台に出演するほか、映像の分野でも精力的に活動中。また演出家としても、『パンドラの鐘』(野田秀樹作)、『Noises Off』(マイケル・フレイン作)、『セチュアンの善人』(ベルトルト・ブレヒト作)、『メモリアル』(松原俊太郎作)、『ねー』(小野晃太朗作)などを手掛けている。SPACでは2010年・13年に『わが町』(ソーントン・ワイルダー作)を演出し、深い感動を呼んだ。

<近年の主な出演作品>【舞台】『ショウ・マスト・ゴー・オン』『カミの森』『月とシネマ2023』『中村仲蔵』『未来少年コナン』【TV】『半沢直樹』『緊急取調室season4』『ラストマンー全盲の捜査官ー』など。第31回紀伊國屋演劇賞個人賞、第9回読売演劇大賞優秀男優賞、第62回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。

 
▼2020年初演時のチラシ

*2020年初演時の詳細はこちら

2024年8月8日

SPAC秋→春のシーズン2024-2025 #2
象">SPAC秋→春のシーズン2024-2025 #2

劇作家・別役実の伝説的舞台を今、語り継ぐ。
かつてヒロシマで負ったケロイドを、群衆に晒し喝采を浴びた「病人」。戦争の記憶が遠のき傷が輝きを失っても、もう一度あの街に出たいと願っている。一方「甥」は自分たちはただ静かに死を迎えるべきだと諭し、「看護婦」は子供を産みたいと話す・・・。
童話、エッセイ、評論など多彩な執筆活動で知られ、140作に及ぶ戯曲を発表し日本の不条理劇を確立したと称される劇作家・別役実。日本語の曖昧なコミュニケーションを意識して書き込み、人間社会の不安や空虚、疎外感を奇妙かつ詩的に仕立て上げる独特な作風で日本の現代演劇史にエポックを画した。早稲田大学在学中に演劇と出会い、鈴木忠志(初代SPAC芸術総監督)らと劇団「自由舞台」を結成、『象』はその旗揚げ公演として1962年に書き下ろされた。本作が描く「ヒバクシャ」たちの心情、社会との距離は、閉塞感漂う現代に映り込んでいく。気鋭の演出家・EMMAが新たな息吹を吹きかけ、今なお戦争に揺らぐ“せかい”へと贈る。
 
演出:EMMA(旧・豊永純子)
作:別役実

 

▼第一期稽古の様子


  

 

キャスト/配役


牧山祐大 
MAKIYAMA Yudai

阿部一徳 病人
ABE Kazunori

吉植荘一郎 病人の妻
YOSHIUE Soichiro

小長谷勝彦 医者
KONAGAYA Katsuhiko

榊原有美 看護婦
SAKAKIBARA Yuumi


渡辺敬彦 通行人
WATANABE Takahiko

 

 

公演情報

2024年

12月7日(土) 18:30開演  
       
 
12月8日(日) 14:00開演  *はじめての別役実講座(演劇部限定)
     *スペシャルトーク  
 
12月14日(土) 14:00開演  *街歩きツアー(日本語)
     *はじめての別役実講座(一般向け)   
     *バックステージツアー 
   
12月15日(日) 14:00開演  *街歩きツアー(英語)
     *バックステージツアー    
     [託児サービス]    
   

 
会場:静岡芸術劇場(グランシップ内)
 
上演時間:未定
日本語上演/英語字幕
※未就学児の方はご入場いただけません。
 

関連企画

プレトーク
2Fカフェ・シンデレラでは、舞台をよりおもしろく観劇できるポイントをご紹介しています。(一般公演日の開演25分前より。)
 
スペシャルトーク
「桃太郎の会」*参加のアーティストが、利賀での「SCOTサマー・シーズン2024」および拠点各地での上演を経て静岡に集まり、トークを展開します。

*鈴木忠志(富山県南砺市)、宮城聰(静岡県静岡市)、平田オリザ(兵庫県豊岡市)、中島諒人(鳥取県鳥取市)が、昨年設立した次世代の日本の演劇人と共同で作品を創造する会。

12月8日(日) 終演後
出演:EMMA、瀬戸山美咲(『野火』演出)、堀川炎(『野火』演出)、福永武史(『象』演出)
司会:宮城聰(SPAC芸術総監督)
 
【平和学習プログラム】静岡の戦争の記憶を巡る街歩きツアー 
*詳細は後日発表します。
観劇前に静岡市内の戦跡を巡るツアーを行います。 静岡平和資料センターで集合・見学後、ガイドのもと静岡市街地(駿府城公園周辺)を歩きます。
12月14日(土)日本語ツアー、15日(日)英語モニターツアー
各日 10:10~12:30
要予約、定員15名(先着順)
参加費 日本語ツアー1人1,000円/英語モニターツアー 無料
*15日(日)の英語モニターツアーは、外国人など英語でのガイドを必要とする方が対象となります。
*本企画と別日に『象』を予約された方もご参加いただけます。街歩きのみの参加はできません。
協力:静岡平和資料センター、NPO法人 静岡市観光ボランティアガイド 駿府ウェイブ


 
はじめての別役実講座
SPAC文芸部の大岡淳が観劇前に別役実の魅力をご紹介します。観劇が初めてでない方もご参加いただけます。
12月8日(日)12:30~13:30[演劇部向け]
12月14日(土)12:30~13:30[一般向け]

参加費:一般1人500円、高校生以下 無料/要予約 定員30名(先着順)
*12月8日(日)は演劇部限定の回となります。
(※ご予約はSPACチケットセンターまで)

 
バックステージツアーバックステージツアー
終演後にSPAC創作・技術部スタッフが舞台裏を解説します。
12月14日(土)、15日(土)
所要時間:約30分
参加無料/要予約 定員40名
(※ご予約はSPACチケットセンターまで)
 
カフェ・シンデレラで逢いましょう!
終演後は、出演者が舞台衣裳でお見送りに登場します!写真撮影など俳優との交流をお楽しみください。
 

【ロビー展示】「原爆と人間」展
『象』公演に合わせ、静岡芸術劇場ロビーにて「原爆と人間」展を開催します。静岡県の被爆者が、自らの体験を元に描いた絵のパネルと共に、被爆者から体験を聞いた広島市立基町高校の生徒が描いた絵のパネルを展示します。79年前のあの日、広島と長崎で起こったこと、そして、そこに生きた一人一人に思いを馳せていただければ幸いです。

展示期間:12月1日(日)~12月15日(日)
会場:静岡芸術劇場1Fロビー(入場無料)
協力:静岡県原水爆被害者の会

アクセス


静岡芸術劇場(グランシップ内)
〒422-8019 静岡市駿河区東静岡2丁目3-1
詳しくはアクセスページをご確認ください。
 

チケット

◆SPACの会 会員先行予約開始:10月6日(日)10:00
◆一般 前売り開始:10月13日(日)10:00
 
◎チケット購入方法
SPACチケットセンター
●電話予約 054-202-3399 (受付時間 10:00〜18:00)
●窓口販売 静岡芸術劇場チケットカウンター (受付時間 10:00~18:00)
※休業日(10/14、11/19)は、電話予約受付と窓口販売をお休みさせていただきます。
●ウェブ予約 https://spac.or.jp/ticket

[当日券]
残席がある場合のみ、開演1時間前より劇場受付にて販売。
※当日券販売の有無を、公演当日に必ずお電話もしくはSPAC公式サイトでお確かめください。
 
◎チケット料金
※全てのチケット代金は税込価格です。

●一般: 4,200円
●U25・学生割引:
 [25歳以下および大学生・専門学校生]2,000円
 [高校生以下]1,000円
 ※公演当日、受付にて年齢の分かる身分証または学生証をご提示ください。
●障がい者割引: 2,900円 [障害者手帳をお持ちの方]
 ※公演当日、受付にて障害者手帳または ミライロIDをご提示ください。
 ※付添の方(1名様)は無料 ※電話・窓口のみのお取り扱い

静岡県内の小学生ご招待(1公演5名様まで)
 ※電話・窓口にてお取り扱い
 ※座席位置はお選びいただけません。

 

SPACの会
一般: 3,500円

【SPACの会】2024年度会員募集のご案内
詳細はSPACチケットセンター、またはウェブにて。
〈年会費〉個人会員:10,500円
*先行予約、年間3回ご招待など特典あり。

 
◎割引をご利用の際は、必ずご予約時にお知らせください。各種割引の併用はできません。

 
〔親子室〕
乳幼児と一緒にご観劇いただける親子室がございます。
チケット料金:大人1名様につき 2,900円
座席の必要なお子様は高校生以下料金 1,000円/座席不要のお子様は無料
※電話・窓口のみでのお取り扱いとなります。
 
[託児サービス] 要予約/定員3名/先着順
以下の公演では、「保育支援グループすわん」による託児サービスをご利用いただけます。
12月15日(日)14:00開演 静岡芸術劇場
託児場所:グランシップ1階託児室
利用料:お子様1人1,000円 
対象:6カ月~7歳
託児時間:13:30~16:40
お申込み:2024年12月8日(日)18:00までにSPACチケットセンター(電話:054−202-3399)へお申込みください。
  
[私のあしながおじさんプロジェクト 2024]
企業・団体・個人の皆さまのご支援のもと、静岡県内の子どもたちを劇場にご招待し、「本格的な演劇作品を鑑賞する」体験をお届けします。

スタッフ

舞台美術デザイン:吉田裕梨
照明デザイン:花輪有紀
音響デザイン:澤田百希乃
衣裳デザイン:清千草

舞台監督:小川哲郎
演出部:山﨑馨
照明:竹澤朗 (静岡公演:水野ヒカル)
美術担当:森正吏
ワードローブ 牧野紗歩

技術監督:村松厚志
制作:雪岡純、佐藤美咲
制作インターン:宮城羽那
芸術局長:成島洋子
 

令和6年度日本博2.0事業(委託型)
主催:公益財団法人利賀文化会議、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
共催:公益財団法人静岡県舞台芸術センター

【演出家プロフィール】

EMMA (エマ)

1988年神戸市生まれ。演出家。瀬戸内国際芸術祭にて、小豆島の農村歌舞伎保存会や地域の方々と共に創作するなど、特有の文化や歴史をリサーチし、その地域に寄りそいながら制作することを大切にしている。演劇をつくること自体が、人と人との結びつきを高め、心を癒すものであると考え、社会における表現の有用性を探っている。近作は、劇団劇作家『玄海灘』『短篇集「覧古考新」』(2024年、演出)、壁なき演劇センター『Light on Tennessee Williams』(2023年、作・演出)、ワールド・シアター・ラボ『ロッテルダム』(2023年、演出)など。京都芸術大学2024年度劇場実験として、EMMAが代表を務める共同研究「遠隔通信技術を用いた《瀬戸内の離島》と《都市》同時上演による地方課題の解決、および地方と都市の共創モデルの開発」が採択を受け、島にフィールドワークへ行くなど創作中。現在、東京藝術大学非常勤講師。日本演出者協会 常務理事。2022年より活動名をEMMA(エマ)へ変更。

<利賀公演>
SCOTサマー・シーズン2024
日本の現代舞台芸術を世界へ

9月7日(土)12:00開演
9月8日(日)14:00開演

会場:創造交流館

SCOTサマーシーズン2024ウェブサイト

SPAC公式InstagramにてSNS企画実施中!
“象”の足跡 ~創作・公演の軌跡を描く~🐾

◎メディア掲載
・2024年8月14日 静岡新聞
人間の深層に迫る戯曲
被爆者テーマの「象」
SPAC、12月上演

・2024年8月14日 読売新聞
被爆者の孤独 演劇で
SPAC 12月、静岡で『象』公演
市内の戦跡巡るツアーも

2024年8月7日

SPAC 秋→春のシーズン2024-2025 #1
イナバとナバホの白兎">SPAC 秋→春のシーズン2024-2025 #1
イナバとナバホの白兎


 

いなばの白うさぎの物語は、北米先住民の伝承神話にも存在していた?!20世紀最大の思想家・文化人類学者クロード・レヴィ=ストロースによる仮説を、演劇的想像力で読み解く壮大な祝祭音楽劇です。
 
構成・演出:宮城聰
台本:久保田梓美 & 出演者一同による共同創作
音楽:棚川寛子
空間構成: 木津潤平
照明デザイン: 大迫浩二
衣裳・仮面デザイン: 高橋佳代
美術デザイン:深沢襟
音響デザイン:原田忍
ヘアメイクデザイン:梶田キョウコ


 


キャスト


石井萠水
ISHII Moemi

大内米治
OUCHI Yoneji

蔭山ひさ枝
KAGEYAMA Hisae

春日井一平
KASUGAI Ippei

河村若菜
KAWAMURA Wakana

木内琴子
KIUCHI Kotoko

貴島豪
KIJIMA Tsuyoshi

桜内結う
SAKURAUCHI Yu

杉山賢
SUGIYAMA Ken

鈴林まり
SUZUBAYASHI Mari

大道無門優也
DAIDOMUMON Yuya

武石守正
TAKEISHI Morimasa

舘野百代
TATENO Momoyo

ながいさやこ
NAGAI Sayako

野口俊丞
NOGUCHI Shunsuke

本多麻紀
HONDA Maki

宮城嶋遥加
MIYAGISHIMA Haruka

山崎皓司
YAMAZAKI Koji

吉見亮
YOSHIMI Ryo

若宮羊市
WAKAMIYA Yoichi

渡邊清楓
WATANABE Sayaka
 

 

公演情報

<静岡公演>
2024年
10月19日(土)*『イナバとナバホの白兎』鑑賞講座
10月20日(日)*アーティストトーク
10月27日(日)*バックステージツアー
11月3日(日祝)*バックステージツアー
11月4日(月休)*バックステージツアー
11月9日(土)*バックステージツアー[託児サービス]

各日14:00開演

会場:静岡芸術劇場(グランシップ内)
 
<浜松公演>
2024年 12月7日(土)13:30開演
会場:浜松市福祉交流センター ホール
*ポルトガル語通訳付きバックステージツアー
[小中高生チケットプレゼント]

 
<沼津公演>
2024年 12月21日(土)13:30開演
会場:沼津市民文化センター 大ホール
 
上演時間:110分(予定)
日本語上演/字幕あり(英語ほか)
※未就学児との観劇をご希望される場合はお問い合わせください。
 

全公演で、ポータブル字幕機の貸出サービスがございます。
▼お申込みはこちらから(要申し込み/無料)
https://forms.gle/WPqkeg9dCHZJmyFu9

 

関連企画



劇団SPACの稽古場に足を踏み入れ、創作過程を目撃する「サロン企画」。2023年度の『ばらの騎士』サロンの好評を受けて、今年度は「SPAC秋→春のシーズン」3作品での実施が決定いたしました。3作品の稽古見学と合わせて、SPAC文芸部がお届けする講座や出演俳優によるワークショップ、交流会もお楽しみいただけます。

 
<静岡公演>

アートワークショップ
『イナバとナバホの白兎』美術デザイン・深沢襟さんと一緒に仮面をつくろう♪

『イナバとナバホの白兎』には、うさぎや神様などの仮面がたくさん登場します。
このワークショップでは、舞台美術家の深沢襟さんと一緒に、それぞれオリジナルの仮面をつくります!
完成した作品は、『イナバとナバホの白兎』一般公演日にロビーで展示されます。
9月21日(土)
13:00~14:30 子ども向け
15:30~17:30 どなたでも

会場:静岡芸術劇場 2Fロビー
要予約/参加費:2,000円(材料費込み)
定員:各回10名(付き添いの方は無料)
※未就学児は保護者と一緒にご参加ください。
申し込み開始日:8月31日(土)10:00~
※ご予約はSPACチケットセンターまで

  
プレトーク
2Fカフェ・シンデレラでは、舞台をよりおもしろく観劇できるポイントをご紹介しています。(一般公演日の開演25分前より。)
  
『イナバとナバホの白兎』鑑賞講座
~公演の軌跡をたどる~

2016年に駿府城公園でのプレ上演を経て、フランス国立ケ・ブランリー美術館の開館10周年記念委嘱作品として初演された本作。フランス公演の様子や、作品の魅力について、SPAC文芸部の横山義志が解説します。
こちらの企画は演劇サロンの企画でもあります。詳しくはこちら
10月19日(土)10:30~12:00
会場:静岡芸術劇場 2Fロビー
参加費(サロンメンバーは会費に含む):一般 1,000円/U25:500円
要予約/定員35名(先着順)
※ご予約は演劇サロン 単発参加ページから
 
アーティストトーク
終演後にトークを開催。参加無料/予約不要
10月20日(日) 終演後
登壇:宮城聰、久保田梓美、出演者(後日発表)
 
バックステージツアーバックステージツアー
終演後にSPAC創作・技術部スタッフが舞台裏を解説します。
10月27日(日)、11月3日(日祝)、4日(月休)、9日(土)
所要時間:約30分
参加無料/要予約 定員40名
※ご予約はSPACチケットセンターまで
 
カフェ・シンデレラで逢いましょう!
終演後は、出演者が舞台衣裳でお見送りに登場します!写真撮影など俳優との交流をお楽しみください。
 
<浜松公演>
ポルトガル語通訳付きバックステージツアー
12月7日(土)終演後
所要時間:約30分
参加無料/要予約 定員40名
※ご予約はSPACチケットセンターまで


春華堂 プレゼンツ
小中高生鑑賞チケットプレゼント♪

静岡県内の小中高生に鑑賞チケットをプレゼントいたします(先着順)。
《対象公演》浜松公演:12月7日(土)13:30

《応募方法》下記の応募フォーム、もしくはSPACチケットセンター(電話)にてお申し込みください。
▽応募フォーム
https://forms.gle/3BpJh3zERJk3NoDD6

《受付期間》
●フォーム受付=10月13日(日)10:00~12月4日(水)
●電話受付=10月13日(日)10:00~12月6日(金)18:00まで
※1組あたりの申し込みは3名様まで。
※定員に達し次第、受付を終了いたします。
※小学生の方は保護者の同伴をお願いいたします。応募の際、同伴の方のチケットもあわせてご予約下さい(有料)。

 

中高生鑑賞事業公演 「SPACeSHIPげきとも!」

SPACでは「劇場は世界を見る窓である」という理念のもと、平日には静岡県内の中学生・高校生を対象とした招待公演を行っています。

は一般販売のお席もございます。(限定数販売)
鑑賞事業公演の一般販売は電話・窓口のみでのお取り扱いになります。お問い合わせはSPACチケットセンターまで。
※ポータブル字幕機の貸出サービスは行っておりません。

《静岡》2024年 10月2日(水)13:00、3日(木)13:30、4日(金)13:30、11日(金)13:30、16日(水)18:00、21日(月)13:00、25日(金)13:30、28日(月)13:30、29日(火)13:30、11月1日(金)13:30、7日(木)18:0011日(月)13:30、13日(水)13:30、15日(金)13:30、26日(火)14:00、27日(水)10:00、27日(水)14:30、28日(木)13:30、29日(金)13:30
《浜松》2024年 12月5日(木)13:30、6日(金)13:30、9日(月)13:30、11日(水)14:00、12日(木)13:30
《沼津》2024年 12月18 日(水)13:30、19日(木)13:30、20日(金)13:30

 

アクセス


静岡芸術劇場(グランシップ内)
〒422-8019 静岡市駿河区東静岡2丁目3-1
詳しくはアクセスページをご確認ください。
 
浜松市福祉交流センター
〒432-8035 静岡県浜松市中央区成子町140-8
 
沼津市民文化センター
〒410-0832 静岡県沼津市御幸町15-1

チケット

〈静岡公演〉
◆SPACの会 会員先行予約開始:8月31日(土)10:00
◆一般 前売り開始:9月7日(土)10:00

〈浜松公演・沼津公演〉
◆SPACの会 会員先行予約開始:10月6日(日)10:00
◆一般前売り開始:10月13日(日)10:00
 
◎チケット購入方法
SPACチケットセンター
●ウェブ予約 https://spac.or.jp/ticket
●電話予約 054-202-3399 (受付時間 10:00〜18:00)
●窓口販売 静岡芸術劇場チケットカウンター (受付時間 10:00~18:00)
※休業日(10/14、11/19、12/16)は、電話予約受付と窓口販売をお休みさせていただきます。



沼津市民文化センター チケットコーナー
●電話:055-933-2059 (受付時間9:00~18:30)

*取り扱い券種:沼津公演【12月21日(土)13:30開演】の一般4,200円、U25および大学生・専門学校生2,000円、高校生以下1,000円のみ

 
[当日券]
残席がある場合のみ、開演1時間前より劇場受付にて販売。
※当日券販売の有無を、公演当日に必ずお電話もしくはSPAC公式サイトでお確かめください。
 
◎チケット料金
※全てのチケット代金は税込価格です。

●一般: 4,200円
●U25・学生割引:
 [25歳以下および大学生・専門学校生]2,000円
 [高校生以下]1,000円
 ※公演当日、受付にて年齢の分かる身分証または学生証をご提示ください。
●障がい者割引: 2,900円 [障害者手帳をお持ちの方]
 ※公演当日、受付にて障害者手帳または ミライロIDをご提示ください。
 ※付添の方(1名様)は無料 ※電話・窓口のみのお取り扱い

静岡県内の小学生ご招待(1公演5名様まで)
 ※電話・窓口にてお取り扱い
 ※座席位置はお選びいただけません。

 

SPACの会
一般: 3,500円

【SPACの会】2024年度会員募集のご案内
詳細はSPACチケットセンター、またはウェブにて。
〈年会費〉個人会員:10,500円
*先行予約、年間3回ご招待など特典あり。

 
◎割引をご利用の際は、必ずご予約時にお知らせください。各種割引の併用はできません。

 
〔親子室〕
静岡芸術劇場、沼津市民文化センター大ホールには、乳幼児と一緒にご観劇いただける親子室がございます。
チケット料金:大人1名様につき 2,900円
座席の必要なお子様は高校生以下料金 1,000円/座席不要のお子様は無料
※電話・窓口のみでのお取り扱いとなります。
 
[託児サービス] 要予約/定員3名/先着順
以下の公演では、「保育支援グループすわん」による託児サービスをご利用いただけます。
11月9日(土)14:00開演 静岡芸術劇場
託児場所:グランシップ1階託児室
利用料:お子様1人1,000円 
対象:6カ月~7歳
託児時間:13:30~17:00
お申込み:2024年11月2日(土)18:00までにSPACチケットセンター(電話:054−202-3399)へお申込みください。
  
[私のあしながおじさんプロジェクト 2024]
企業・団体・個人の皆さまのご支援のもと、静岡県内の子どもたちを劇場にご招待し、「本格的な演劇作品を鑑賞する」体験をお届けします。

スタッフ

演出補:中野真希
舞台監督:秡川幸雄
演出部:杉山悠里、林哲也
照明:小早川洋也
音響:大朏実莉
美術担当:佐藤洋輔
ワードローブ:清千草、池田佑菜
字幕操作:大石多佳子
制作:久我晴子、佐藤飛子

宣伝美術:阿部太一(TAICHI ABE DESIGN INC.)
  
 
主催・製作:SPAC-静岡県舞台芸術センター ふじのくに芸術祭共催事業

[浜松公演]
後援:浜松市教育委員会、公益財団法人浜松市文化振興財団
協賛:有限会社 春華堂

[沼津公演]
共催:沼津市教育委員会、公益財団法人沼津市振興公社

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会、一般財団法人地域創造

本作は、フランス国立ケ・ブランリー美術館の開館10周年記念委嘱作品として2016年に初演されました。

 



▲2016年ケ・ブランリー美術館 舞台写真 ©Jean Couturier
 
【演出家プロフィール】

宮城 聰(みやぎ・さとし)

1959年東京生まれ。演出家。SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督。東京大学で小田島雄志・渡邊守章・日高八郎各師から演劇論を学び、90年ク・ナウカ旗揚げ。国際的な公演活動を展開し、同時代的テキスト解釈とアジア演劇の身体技法や様式性を融合させた演出で国内外から高い評価を得る。2007年4月SPAC芸術総監督に就任。自作の上演と並行して世界各地から現代社会を鋭く切り取った作品を次々と招聘、またアウトリーチにも力を注ぎ「世界を見る窓」としての劇場運営をおこなっている。17年『アンティゴネ』を仏・アヴィニョン演劇祭のオープニング作品として法王庁中庭で上演、同演劇祭史上初めてアジアの劇団が開幕を飾った。他の代表作に『王女メデイア』『マハーバーラタ』『ペール・ギュント』など。近年はオペラの演出も手がけ、22年6月に世界的なオペラの祭典、仏・エクサン・プロヴァンス音楽祭にて『イドメネオ』、同年12月には独・ベルリン国立歌劇場における初の日本人演出家として『ポントの王ミトリダーテ』を演出し大きな反響を呼んだ。04年第3回朝日舞台芸術賞受賞。05年第2回アサヒビール芸術賞受賞。2018年平成29年度第68回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。19年フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。23年度第50回国際交流基金賞を受賞。

 
◆宮城聰とケ・ブランリー美術館のあゆみ
2006年、フランス国立ケ・ブランリー美術館 クロード・レヴィ=ストロース劇場のこけら落とし公演として、『マハーバーラタ~ナラ王の冒険~』を上演。
2013年、SPACフランス公演ツアーの一環として同劇場で『マハーバーラタ~ナラ王の冒険~』を上演。(他、ル・アーヴル、ルヴァロワ=ペレ、カーンの3都市を巡演し、全9公演を実施した。)
2016年、同館より再び熱いラブコールが寄せられ、開館10周年記念委嘱作品として『イナバとナバホの白兎』を約2週間にわたって上演。

◆ケ・ブランリー美術館 Musée du quai Branly
ルーブル、オルセー、ポンピドーとともにパリの4大美術館に数えられるケ・ブランリー美術館は、2006年、非西洋芸術に深い関心を寄せるシラク元大統領の肝いりによりフランスにおける非ヨーロッパ圏芸術の殿堂としてオープンした。以来、西欧中心の芸術観に対するアンチテーゼとして、パリの国立美術館の中でも最先端の思想で運営されている。 www.quaibranly.fr
 
*2016年初演時の詳細はこちら
 

▲2016年 ケ・ブランリー美術館での初演時のポスター