公演中断を経て、5年ぶりの再演!
義のため、利のため、
「理想の国」を追い求めた人間たちの
17世紀初頭、己の才覚のみを頼りにアユタヤ王朝(タイ)にわたり、日本人傭兵部隊の隊長として重用されるまでに登り詰めた山田長政。作家・遠藤周作は、その波乱万丈の生涯を壮大な歴史活劇として鮮やかに描く一方、神父・ペトロ岐部との邂逅を創作し、自らの抱える「日本人」と「信仰」の問題を織り込んだ。俳優としてテレビや映画でも活躍する今井朋彦の、人間模様とその心理を丁寧に読み解く演出が光ります。
演出:今井朋彦
作:遠藤周作
*2020年初演時の詳細はこちら/舞台写真 ©三浦興一
あらすじ
重苦しい暑さに満ちた王都アユタヤでは、死の床にある王の後継者をめぐり、残忍で隠微な争いが繰り広げられようとしていた。日本人傭兵隊長である山田長政は、この混乱に乗じて自らの理想を実現しようと野心を燃やす。しかし、王宮や日本人町の実力者たちは、長政を利用しようと策略を巡らせ…。禁教の嵐が吹き荒れる日本への帰国を目指す神父・ペトロ岐部との出会いを経て、長政がたどり着く先とは───。
キャスト
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阿部一徳
ABE Kazunori
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大内智美
OUCHI Tomomi
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大高浩一
OOTAKA Kouichi
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加藤幸夫
KATO Yukio
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小長谷勝彦
KONAGAYA Katsuhiko
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佐藤ゆず
SATO Yuzu
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たきいみき
TAKII Miki
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布施安寿香
FUSE Asuka
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bable
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三島景太
MISHIMA Keita
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山本実幸
YAMAMOTO Miyuki
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渡辺敬彦
WATANABE Takahiko
公演情報
2025年
1月18日(土)*アーティストトーク(ゲスト:遠藤龍之介 氏)
1月19日(日)*はじめての演劇鑑賞講座、バックステージツアー、[託児サービス]
2月15日(土)*県立清水南高等学校演劇専攻生による関連企画(開演前)
2月16日(日)*県立清水南高等学校演劇専攻生による関連企画(開演前)
3月1日(土)*アーティストトーク(ゲスト:宮辺尚 氏)
3月2日(日)*はじめての遠藤周作講座、バックステージツアー
会場:静岡芸術劇場(グランシップ内)
上演時間:2時間15分
日本語上演/英語字幕
※未就学児の方はご入場いただけません。
関連企画
プレトーク
2Fカフェ・シンデレラでは、舞台をよりおもしろく観劇できるポイントをご紹介しています。(一般公演日の開演25分前より。)
カフェ・シンデレラで逢いましょう!
終演後は、出演者が舞台衣裳でお見送りに登場します!写真撮影など俳優との交流をお楽しみください。
アーティストトーク
終演後にトークを開催。参加無料/予約不要
*詳細はこちら
1月18日(土)終演後
遠藤龍之介氏が語る 父・遠藤周作の文学的遺産
ゲスト:遠藤龍之介 氏
:1956年生まれ、作家・遠藤周作氏の長男。株式会社フジテレビジョン取締役副会長、一般社団法人日本民間放送連盟会長。
登壇:今井朋彦(演出家)
司会:宮城聰(SPAC芸術総監督)
3月1日(土)終演後
宮辺尚氏が語る 劇団『樹座』と遠藤周作の演劇世界
ゲスト:宮辺尚 氏
:1946年生まれ。大学卒業後、新潮社にて30年間文芸編集者として遠藤周作をはじめ多彩な作家を担当。2024年7月、河出書房新社より『遠藤周作と劇団樹座の三十年』を発表。
登壇:大内智美、布施安寿香(出演俳優)
司会:宮城聰(SPAC芸術総監督)
県立清水南高等学校演劇専攻生による関連企画
夏目漱石『夢十夜』より、「第一夜」「第十夜」の朗読
2月15日(土)・16日(日)
各日受付開始 5分後・13:05~
会場:静岡芸術劇場2F カフェ・シンデレラ プレトーク会場
約15分/無料・予約不要
出演:県立清水南高等学校芸術科演劇専攻生
*こちらのパフォーマンスのみの鑑賞も可能
*カフェ・シンデレラは13:00より営業
県立清水南高等学校芸術科のXアカウントはこちら:@s_minami_h_art
はじめての○○鑑賞講座
参加無料/要予約 定員30名
はじめての演劇鑑賞講座
1月19日(日)12:30~13:30
演劇初心者の方向けに、SPAC俳優・永井健二が見所を観劇前にレクチャーいたします。観劇が初めてでない方もご参加いただけます。
はじめての遠藤周作講座
3月2日(日)12:30~13:30
SPAC文芸部の大岡淳が観劇前に、戯曲の作者である遠藤周作の魅力をご紹介します。
※ご予約はSPACチケットセンターまで
バックステージツアー
終演後にSPAC創作・技術部スタッフが舞台裏を解説します。
1月19日(日)、3月2日(日)
所要時間:約30分
参加無料/要予約 定員40名
※ご予約はSPACチケットセンターまで
※1月19日は定員に達したため、予約受付を終了いたしました。(1/16追記)
遠藤周作『戯曲 わたしが・棄てた・女』
朗読パフォーマンス+ブックトーク
静岡市鷹匠の書店「ひばりブックス」にて、布施安寿香による『戯曲 わたしが・棄てた・女』朗読パフォーマンスを上演します!
日時:12月12日(木)19:00~(18:45~ 受付)
料金:1,500円(ワンドリンク付)
*予約のお申し込みは、会場のひばりブックスでのみ承ります。
主催:SPAC-静岡県舞台芸術センター
協力:ひばりブックス
詳しくはこちら
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劇団SPACの稽古場に足を踏み入れ、創作過程を目撃する「サロン企画」。2023年度の『ばらの騎士』サロンの好評を受けて、今年度は「SPAC秋→春のシーズン」3作品での実施が決定いたしました。3作品の稽古見学と合わせて、SPAC文芸部がお届けする講座や出演俳優によるワークショップ、交流会もお楽しみいただけます。メニュー単発でのご参加についてはこちら
中高生鑑賞事業公演 「SPACeSHIPげきとも!」
SPACでは「劇場は世界を見る窓である」という理念のもと、平日には静岡県内の中学生・高校生を対象とした招待公演を行っています。
*は一般販売のお席もございます。(限定数販売)
鑑賞事業公演の一般販売は電話・窓口のみでのお取り扱いになります。お問い合わせはSPACチケットセンターまで。
2025年 1月15日(水)13:30、16日(木)13:30、23日(木)13:30、24日(金)13:30、27日(月)13:30、29日(水)13:30*、30日(木)13:30、31日(金)13:30、2月3日(月)13:30*、4日(火)13:30、5日(水)13:30、6日(木)13:30、7日(金)13:30、10日(月)10:30、12日(水)13:30、14日(金)13:30、17日(月)13:30*、18日(火)13:30、20日(木)13:30、21日(金)13:30、26日(水)13:30*、27日(木)18:00*、28日(金)13:30、3月5日(水)13:30、6日(木)13:30、7日(金)13:30*
動画でわかる!SPAC『メナム河の日本人』
鑑賞校に提供する事前学習動画を公開中♪
アクセス
静岡芸術劇場(グランシップ内)
〒422-8019 静岡市駿河区東静岡2丁目3-1
詳しくはアクセスページをご確認ください。
チケット
◆SPACの会 会員先行予約開始:10月27日(日)10:00
◆一般 前売り開始:11月3日(日)10:00
◎チケット購入方法
SPACチケットセンター
●電話予約 054-202-3399 (受付時間 10:00〜18:00)
●窓口販売 静岡芸術劇場チケットカウンター (受付時間 10:00~18:00)
※休業日は電話予約受付と窓口販売をお休みさせていただきます。
休業日:10月14日(月祝)、11月19日(火)~21日(木)、12月16日(月)、年末年始(12月29日(日)~1月4日(土))、および2025年1月20日(月)、2月13日(木)
●ウェブ予約 https://spac.or.jp/ticket
[当日券]
残席がある場合のみ、開演1時間前より劇場受付にて販売。
※当日券販売の有無を、公演当日に必ずお電話もしくはSPAC公式サイトでお確かめください。
◎チケット料金
※全てのチケット代金は税込価格です。
●一般: 4,200円
●U25・学生割引:
[25歳以下および大学生・専門学校生]2,000円
[高校生以下]1,000円
※公演当日、受付にて年齢の分かる身分証または学生証をご提示ください。
●障がい者割引: 2,900円 [障害者手帳をお持ちの方]
※公演当日、受付にて障害者手帳または ミライロIDをご提示ください。
※付添の方(1名様)は無料 ※電話・窓口のみのお取り扱い
静岡県内の小学生ご招待(1公演5名様まで)
※電話・窓口にてお取り扱い
※座席位置はお選びいただけません。
SPACの会
一般: 3,500円
【SPACの会】2024年度会員募集のご案内
詳細はSPACチケットセンター、またはウェブにて。
〈年会費〉個人会員:10,500円
*先行予約、年間3回ご招待など特典あり。
◎割引をご利用の際は、必ずご予約時にお知らせください。各種割引の併用はできません。
〔親子室〕
乳幼児と一緒にご観劇いただける親子室がございます。
チケット料金:大人1名様につき 2,900円
座席の必要なお子様は高校生以下料金 1,000円/座席不要のお子様は無料
※電話・窓口のみでのお取り扱いとなります。
[託児サービス] 要予約/定員3名/先着順
以下の公演では、「保育支援グループすわん」による託児サービスをご利用いただけます。
1月19日(日)14:00開演 静岡芸術劇場
託児場所:グランシップ1階託児室
利用料:お子様1人1,000円
対象:6カ月~7歳
託児時間:13:30~17:30
お申込み:2025年1月12日(日)18:00までにSPACチケットセンター(電話:054−202-3399)へお申込みください。
[私のあしながおじさんプロジェクト 2024]
企業・団体・個人の皆さまのご支援のもと、静岡県内の子どもたちを劇場にご招待し、「本格的な演劇作品を鑑賞する」体験をお届けします。
スタッフ
照明デザイン:大迫浩二
美術デザイン:深沢襟
音響デザイン:和田匡史
衣裳デザイン:駒井友美子
舞台監督:小川哲郎
演出助手:森部璃音
演出部:土屋克紀、山﨑馨、森正吏
照明操作:花輪有紀
音響:澤田百希乃、竹島知里
美術担当:佐藤洋輔
ワードローブ:牧野紗歩、池田佑菜
技術監督:村松厚志
英語字幕翻訳:スティーブ・コルベイユ
英語字幕操作:大石多佳子
制作:西村藍、北堀瑠香
宣伝美術:阿部太一(TAICHI ABE DESIGN INC.)
宣伝写真:橋本裕貴
主催・製作:SPAC-静岡県舞台芸術センター
ふじのくに芸術祭共催事業
後援:タイ国政府観光庁、静岡市、静岡市教育委員会、静岡日タイ協会、静岡浅間通り商店街振興組合
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
今井 朋彦(いまい・ともひこ)
1992年に文学座座員となり、2020年に退団。俳優として数多くの舞台に出演するほか、映像の分野でも精力的に活動中。また演出家としても、『パンドラの鐘』(野田秀樹作)、『Noises Off』(マイケル・フレイン作)、『セチュアンの善人』(ベルトルト・ブレヒト作)、『メモリアル』(松原俊太郎作)、『ねー』(小野晃太朗作)などを手掛けている。SPACでは2010年・13年に『わが町』(ソーントン・ワイルダー作)を演出し、深い感動を呼んだ。
<近年の主な出演作品>【舞台】『ショウ・マスト・ゴー・オン』『カミの森』『月とシネマ2023』『中村仲蔵』『未来少年コナン』【TV】『半沢直樹』『緊急取調室season4』『ラストマンー全盲の捜査官ー』など。第31回紀伊國屋演劇賞個人賞、第9回読売演劇大賞優秀男優賞、第62回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。
◎メディア掲載
・グランシップマガジン「GRANSHIP」vol.40 2025 冬号 演出・今井朋彦インタビュー
・2024年10月11日 静岡新聞
山田長政に扮し商店街練り歩く 静岡市葵区でまつり bableさんら参加
◎関連リンク
2024/10/6(日)「第37回 日・タイ友好 長政まつり」「しずおか大好きまつり」にSPAC登場!
*詳細はコチラ
*以下のポスターをクリックするとそれぞれの公式ページに↓