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2019年12月27日

コラム『室内』

ベネディクト・ル・ラメール Bénédicte Le LAMER
2000年、ブルターニュ国立劇場付属演劇学校を修了。01年、クロード・レジ演出のコンサート『消えた男の日記』(ヤナーチェク作曲)でデビュー。その後レジ演出『死のヴァリエーション』(ヨン・フォッセ作、03年)、『目的のない男』(アルネ・リグレ作、07年)に出演。03年に自らの劇団を立ち上げ、演出家としても活動している。『室内』創作に先立って行われた俳優向けワークショップでは、長年レジ作品に関わってきた女優として、1ヶ月にわたって講師を務めた。

ベネディクト・ル・ラメール
 クロード・レジの作品は、多くの方にとってはふつうじゃない、見慣れないものだと思います。でも、本当の現実というのは、見慣れていないものなのかも知れません。いずれにしても私にとっては、世界が違って見えるくらいの経験でした。

 クロードの作品をはじめに観たときには、ほとんどショックでした。まだクロードの名前も知らないときでしたけど、パリで演劇専門の高校に通っていて、16歳くらいのとき、コメディ=フランセーズでクロード・レジ演出の『出口なし』(サルトル作)を観ました。本当に「何なの、これ!」という感じで、まずは拒否反応でした。それで高校を出てから、一度大学で文学を学んでいたんですが、論文を書いていたらふたたび演劇に興味を持つようになって、ブルターニュ国立劇場付属演劇学校のオーディションを受けました。そこでクロード・レジが教えている、と聞いてはいたのですが、そのときはまだ、観た作品と名前が結びついていませんでした。

 クロードとの出会いは驚くべきものでした。クロードの言葉を聞くと、私がずっと一人で探し求めていたものを、耳元でささやかれているかのように感じました。大学時代からメーテルリンクも読んでいましたが、そういった詩人たち、作家たちと私を、クロードが直接に結んでくれるように感じました。クロードの舞台は死の話ばかりなので、こういう話は妙かも知れませんが、私はクロードの舞台に出会ってはじめて、自分が生きている、と感じました。自分の心臓が脈打っているのを感じました。ちょっと啓示を受けたような経験でした。

 クロードの舞台はとてもゆっくりで、何もかもが速く進む今の世界では、かなり非日常的な経験をすることになります。詩や芸術というものは、自分のうちに裂け目を生み出すようなものなのではないかと思います。私たちはテレビのニュースで、血が流れるような強烈な暴力を見ることには慣れていますが、それでも言葉が生み出す暴力的な力にはなかなか耐えられません。私たちは日常生活のなかでは、まわりが見えないままに、何かを求めて日々進んでいきます。その何か、真理や現実といったものを、詩や舞台を通じて見つけることもあります。クロードと出会って15年になりますが、今でも発見の連続です。私がこれまで前を向いて生きていくことができたのも、そのおかげなのだと思います。

(構成:横山義志)

2019年12月27日

室内









<演出家プロフィール>
クロード・レジ Claude RÉGY
演出家。1923年生まれ。52年から演出活動をはじめ、特定の劇場や劇団に属することなく、独自の理念で、マルグリット・デュラス、ハロルド・ピンター、ヨン・フォッセなど、数多くの同時代作家の作品を上演する。81年以降、パリ国立高等演劇学校(コンセルヴァトワール)で教鞭を執り、また著書によっても若い演出家や俳優に影響を与えている。90年代以降では、ヨン・フォッセ作『だれか、来る』(99)やサラ・ケイン作『4.48サイコシス』(イザベル・ユペール主演、2002)が話題を集め、10年Shizuoka春の芸術祭での初来日公演では、フェルナンド・ペソア作『彼方へ 海の讃歌(オード)』が日本の観客にも熱烈に受け入れられた。
 

感性の臨界へといざなう闇と光・・・そして底知れぬ沈黙・・・。
90歳を迎える巨匠クロード・レジが
パリと静岡での3ヶ月に及ぶ稽古を経て打ち立てる新たな伝説。

2010年に楕円堂で上演された『彼方へ 海の讃歌(オード)』を観て、レジ作品の魅力にとりつかれた人も多いだろう。フランス国内でも彼はそうやって多くのアーティストに影響を与え、「もう演劇はレジ以外に見る必要はないのではないか」とまで言わせてきた。創作者にとって理想的な環境というここ舞台芸術公園で、レジは1985年のフランスでの上演以来念願の『室内』のリ・クリエーションを、日本の俳優たちと共に試みる。オーディションを経て選ばれた幸運な俳優たちと、飽くなき「実験」をやめないクロード・レジの真っ向勝負。静岡、パリでの凝縮した稽古を経た意欲作を、見逃すことはできない。

『室内』について
クロード・レジ  2013年3月

夜。窓の向こうに、家族の暮らしが見える。

平和な暮らしに見える。

だが、これらの生者たちを囲っている壁の向こうに、メーテルリンクがいう「闇の海」の内部に秘められているものを、わたしたちのうちに穿(うが)たれたひそかな空洞がなしている領域を見せなければならないのではないか。この空洞は、意識的な生も無意識の生をも超えているために、到達不可能なようにも見えるだろうが。

空洞の闇が光を放つ。そして、わたしたちが全力で覆い隠そうとしているものについて、口を開いてしまう。死である。

この家族の娘の一人が亡くなった。

平穏そのもので、一見幸せそうなこの家族。

葬列が、亡くなった若い娘を運ぶ担架が、あゆみを進めている。そして容赦なく家に近づいてくる。

そもそもこの家の家族の平穏も、家族の一人が、すぐそばで、まさにこの晩に亡くなるということの予感によって、知らず知らずのうちに乱されていたのではないだろうか。

その若い娘は、もしかすると、自ら死を望んだのかも知れない。娘は水による死を、溺死を選んだ。

家のなかでは小さな子が眠っていて、担架が到着しても目をさまさない。眠りと死との親近性があまりにも強いために。

この葬列の道行きは、わたしたちのうちを行く死の道行きでもある。

メーテルリンクは、空間上わたしたちに近いところで交わされる言葉を、より遠いところで展開する、全く言葉のないイメージと結び合わせた。こうして、生と死との共存を非常に見えやすいものにしている。二つの力は反発しあい、反発しあうことで一種の結合を、新たな力を作り出している。

盲目的な恐怖から遠く離れて、『室内』はこの生と死との本質的な共存を生み出し、それにイメージを与えている。

これがたぶんメーテルリンクの最大の力なのだろう。感性が知的認識を越えていく世界へと、わたしたちを誘ってくれるのである。


 公演情報

世界初演 演劇/フランス、日本

■公演日時
6/15(土) 16時開演
6/16(日) 17時30分開演
6/22(土)、6/23(日)16時30分開演

◎6月23日の終演後に、クロード・レジ(演出)と宮城聰によるアーティスト・トークを行います。

※本作品では演出の都合上、開演後のご入場をお断りさせていただきます。恐れ入りますが、予めご了承ください。

上演時間: 約100分
日本語上演

■会場
舞台芸術公園 屋内ホール「楕円堂」

■チケット
一般大人:4,000円/大学生・専門学校生2,000円/高校生以下1,000円
☆SPACの会特典のほか、ゆうゆう割引、みるみる割引、ペア/グループ割引料金などがあります。詳しくはこちら
全日程で予定枚数を終了いたしました。今後はSPACチケットセンター(TEL.054-202-3399/10時〜18時)にてキャンセル待ちの受付をいたします。ご了承ください。

■劇場直行バス
渋谷発のバスを運行いたします。

 スタッフ/キャスト

演出:クロード・レジ
作:モーリス・メーテルリンク
訳:横山義志
出演:泉陽二、伊比井香織、大高浩一、貴島豪、下総源太朗、鈴木陽代、たきいみき、布施安寿香、松田弘子、弓井茉那、吉植荘一郎、関根響、朝羽恵(アンダースタディ)

舞台監督:内野彰子 
演出助手:アレクサンドル・バリー 
装置デザイン:サラディン・カティール 
装置製作:深沢襟 
照明デザイン:レミ・ゴドフロワ 
照明スタッフ:樋口正幸、神谷怜奈 
舞台:佐藤聖 
衣裳(ワードローブ):大岡舞 
通訳:通訳:浅井宏美、原真理子、山田ひろ美
制作:ベルトラン・クリル、米山淳一、コーリー・ターピン
製作:SPAC-静岡県舞台芸術センター、アトリエ・コンタンポラン
協賛: ANA 
助成: アンスティチュ・フランセ 
後援:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本 

※「アトリエ・コンタンポラン」は、フランス文化・コミュニケーション省 芸術創造総局が助成する劇団です。

 みどころ

闇が闇と手をとって現れるならば・・・我々はどんな小さな光にも希望を見出せるのではないか・・・。
童話『青い鳥』のイメージとは裏腹に、19世紀末から20世紀にかけて、ヨーロッパ文壇の寵児だったメーテルリンクの初期の作品は、どれも深い闇と絶望に支配されている。1894年に発表された『室内』は、人々の間で生と死を隔てているはずの壁が溶解しゆっくりと両者が入り交じっていくさまを描いている。作家の描いた闇と、その中に蠢くものを見つけ、観るものの感性を拡張するべく演出家が現出させた闇。舞台上の家族を眺めているうちに、観客の目は昆虫を観察する科学者のようにひらかれ、繊細に多くのものを捉えていくはずだ。ほのかな光の中に浮かぶ俳優の一挙手一投足にこそ天佑がある。この闇の織りなすタペストリーは、メーテルリンクと同様に「世紀末」を生き、新たな時代を拓いていく術を模索している現代人にレジが呈する無形の財産となるだろう。
(大西彩香)

2019年12月27日

室内

感性の臨界へと誘う闇と光・・・

フランス演劇界の巨匠クロード・レジ×SPAC
この秋、神奈川・静岡で待望の凱旋公演


演出:クロード・レジ
作:モーリス・メーテルリンク
訳:横山義志

出演:
泉陽二、大庭裕介、貴島豪、下総源太朗、
鈴木陽代、たきいみき、永井彩子、布施安寿香
松田弘子、弓井茉那、吉植荘一郎、関根響、
西川尊(アンダースタディ)
 
*スタッフはこちら

2015年の『室内』 クロード・レジ
 わたしたちはこのメーテルリンク作品の日本語版をヨーロッパのいくつかのフェスティバルで上演してきましたが、ここ日本でもう一度、静けさの力と遅さの力に(この二つが結びついたものに)耳を傾け、それを目撃していただきたいと思っています。この二つは、騒音の渇望と速度への執着に向かう今日の嗜好に逆行するものです。静けさによって、遅さによって、わたしたちの意識のなかで活用されなくなってしまった部分に至る道を開くのです。
 演劇は死と非常に近いところで生きています。そしてメーテルリンクのテクストでは、意識と無意識とが手を取り合って、生のただなかに死の空間があることを感じさせてくれます。わたしたちの目の前で、ありのままに、ひっそりと生きられている生のただなかに。この世にあることというのは、影と光とのあわいに身を置くことなのかも知れません。

2015年8月

作品について

クロード・レジとSPACとの共同製作で2013年に創られた『室内』が、昨年のヨーロッパツアーを経ていよいよ日本国内で再演されます。闇と沈黙が生み出す比類ない世界は、ヨーロッパの観客からも圧倒的な支持を得て、「アヴィニョン演劇祭で記憶すべき10作品」(ル・モンド紙)の中に挙げられました。齢九十を過ぎてなお探求を続ける永遠の冒険家とSPACとの一つの到達点を、ぜひご自身の五感でお確かめください。

  驚異的な経験が『室内』の観客を待ちうけている。
  クロード・レジは、世界のゆらぎを感じ取らせるために、
  世界のノイズを消し去る。
   ―ル・モンド紙(2014年7月17日)
 
<あらすじ>
夕暮れ時。家には明かりがともり、家族団らんの様子が見える。
裏庭の暗がりに男が二人現れ、小声で話しはじめる。
一家の娘の一人が川に浮いているのを発見した彼らだが、
家の中のあまりにも幸福な様子を目にし、
しだいに娘の死を伝える勇気を失っていく……

公演情報

神奈川公演
10月2日(金)19:30、3日(土)、4日(日)各日14:00
KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ アクセス
KAAT『室内』ページ http://www.kaat.jp/d/shitsunai

静岡公演
『室内』静岡公演は両公演ともに完売となりました。
ただいまキャンセル待ちのご予約を電話にて承っております。
 ■SPACチケットセンター
 TEL:054-202-3399(受付時間:10:00~18:00)

10月10日(土)、11日(日)各日18:00
静岡県舞台芸術公園 屋内ホール「楕円堂」 アクセス
*アーティストトーク*
10月3日(土)・10日(土)終演後、クロード・レジ(演出)と宮城聰(SPAC芸術総監督)によるトークを行います。

 
日本語上演 / 上演時間: 100分 [途中休憩なし]
・客席内へのご案内は開演直前を予定しております。
・演出の都合上、開演後のご入場、また再入場をお断りさせていただきます。ご了承ください。

静岡での『室内』公演日には、JR東静岡駅より舞台芸術公園への無料チャーターバスを運行します(予約不要)
運行日:10月10日(土)、11日(日)
(1)16:45 東静岡駅南口乗り場発 → 16:50 静岡芸術劇場前 → 17:00 舞台芸術公園着
(2)17:20 東静岡駅南口乗り場発 → 17:25 静岡芸術劇場前 → 17:35 舞台芸術公園着
※終演後(10月10日はトーク終了後)、東静岡駅行のチャーターバスを運行します。

 
韓国・光州公演
アジア芸術劇場 オープニング・フェスティバル
9月18日(金)20:00開演
9月19日(土)14:00/20:00開演
9月20日(日)20:00開演
CGI Center
*韓国公演の詳細はこちら 

★SPAC秋→春のシーズン
『室内』静岡公演同日に、静岡芸術劇場では『舞台は夢』を上演しております。

『舞台は夢』 SPAC新作
10月10日(土)・11日(日)14:00開演
静岡芸術劇場
演出:フレデリック・フィスバック
出演:SPAC

チケット

◆SPACの会会員先行予約受付開始:8月2日(日)10:00
◆KAmeかながわメンバーズ先行予約開始(神奈川公演):
    8月7日(金)10:00(受付はチケットかながわのみ)
◆一般前売り開始:8月9日(日)10:00

◎チケット購入方法
SPACチケットセンター
●電話予約 054-202-3399 (受付時間:10:00〜18:00)
●窓口販売 静岡芸術劇場チケットカウンター (受付時間 10:00〜18:00)
●ウェブ予約 https://spac.or.jp/ticket
●携帯電話予約 https://spac.or.jp/m/
●セブン‐イレブンでの販売 店内のマルチコピー機をご利用ください。

チケットかながわ(神奈川公演のみ)
●電話予約 0570-015-415(受付時間:10:00~18:00)
●ウェブ予約 http://www.kanagawa-arts.or.jp/tc/
※障がい者割引は、SPACチケットセンター電話、窓口のみお取り扱い

[当日券] 残席がある場合のみ、開演1時間前より会場受付にて販売
※当日券販売の有無を、公演当日に必ずお電話もしくはTwitter(@_SPAC_)でお確かめください。

◎チケット料金 ※全てのチケット代金は税込価格です。
<神奈川公演>
※神奈川公演のチケットはSPACチケットセンターでも購入できます。
一般:4,100円
シルバー:3,400円 (65歳以上の方)
 ※公演当日、受付にて身分証をご提示ください。
U24:2,000円 (24歳以下の方)
 ※公演当日、受付にて身分証をご提示ください。
障がい者割引:2,800円[障害者手帳をお持ちの方]
 ※公演当日、受付にて障害者手帳をご提示ください。
 ※付添の方(1名様)は無料。 ※SPACチケットセンター電話・窓口のみのお取り扱い。
 車イスでのご来場の方は、事前にSPACチケットセンターにお問い合わせください。

<静岡公演>
●SPACの会 3,400円  ペア割引: 3,200円 (2名様で1枚につき)
●一般: 4,100円
●ペア割引: 3,600円 (2名様で1枚につき)
●グループ割引: 3,200円 (3名様以上で1枚につき)
 ※10名様以上の場合は電話・窓口にてお取り扱い
●ゆうゆう割引: 3,400円 (満60歳以上の方)
 ※公演当日、受付にて身分証をご提示ください。
●学生割引: [大学生・専門学校生]2,000円 [高校生以下]1,000円
 ※公演当日、受付にて学生証をご提示ください。
●障がい者割引: 2,800円  [障害者手帳をお持ちの方]
 ※公演当日、受付にて障害者手帳をご提示ください。
 ※付添の方(1名様)は無料 ※電話・窓口のみのお取り扱い。
 車イスでのご来場の方は、事前にSPACチケットセンターにお問い合わせください。

[チケット 神奈川・静岡共通]
◎割引をご利用の際は、必ず予約時にお知らせください。
◎未就学児入場不可

スタッフ

演出助手: アレクサンドル・バリー 
装置デザイン: サラディン・カティール 
照明デザイン: レミ・ゴドフロワ
衣裳: サラディン・カティール、大岡舞

通訳: 浅井宏美
技術監督: サラディン・カティール
照明操作: ピエール・ガイヤルド
舞台監督: 内野彰子
衣裳ワードローブ: 清千草
制作: ベルトラン・クリル、米山淳一

製作: SPAC-静岡県舞台芸術センター、アトリエ・コンタンポラン

主催: SPAC‐静岡県舞台芸術センター
提携・技術協力: KAAT神奈川芸術劇場 [神奈川公演]
協賛: ANA
後援: 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本

舞台写真: 三浦興一
宣伝美術: 坂本陽一 (mots)

※本作の2014年以降の再演は、以下の共同製作と支援により実現しました。
共同製作: ウィーン芸術週間
        クンステン・フェスティバル・デザール (ブリュッセル)
        フェスティバル・ドートンヌ・ア・パリ
支援: アンスティチュ・フランセ[Théâtre Export] (パリ)
     ヴァン クリーフ・アーペル (パリ)
 
KAATlogo_80 corp_symbol_01 Amb-France_IFJ
 
 


 



 
【演出】
クロード・レジ Claude RÉGY
演出家。1923年生まれ。52年から演出活動をはじめ、特定の劇場や劇団に属することなく、独自の理念で、マルグリット・デュラス、ハロルド・ピンター、ヨン・フォッセなど、数多くの同時代作家の作品を上演する。81年以降、パリ国立高等演劇学校(コンセルヴァトワール)で教鞭を執り、また著書によっても若い演出家や俳優に影響を与えている。90年代以降では、ヨン・フォッセ作『だれか、来る』(99)やサラ・ケイン作『4.48サイコシス』(イザベル・ユペール主演、2002)が話題を集め、10年Shizuoka春の芸術祭での初来日公演では、フェルナンド・ペソア作『彼方へ 海の讃歌(オード)』が日本の観客にも熱烈に受け入れられた。主宰する「アトリエ・コンタンポラン」はフランス文化・コミュニケーション省の助成を受けている。

◆『室内』上演歴・公演予定◆
2013年
 6月 ふじのくに⇄せかい演劇祭2013[静岡]初演
2014年
 5月 ウィーン芸術週間[オーストリア]
 5月 クンステン・フェスティバル・デザール[ベルギー]
 7月 アヴィニョン演劇祭[フランス]
 9月 フェスティバル・ドートンヌ・ア・パリ[フランス]
  *『室内』2014ヨーロッパツアーの詳細はこちら
2015年
 9月 アジア芸術劇場 オープニング・フェスティバル[韓国・光州]
神奈川・静岡での公演が本作の最終上演となります。

 


 

2019年12月26日

グスコーブドリの伝記

宮城聰が山崎ナオコーラとタッグを組み、
日本の国民的作家に挑む!
激動の時代を生き抜いた宮沢賢治、
自伝的童話に込めた切実な願いとは!?


演出:宮城聰
作:宮沢賢治
脚本:山崎ナオコーラ
ドラマトゥルク:西川泰功
音楽:棚川寛子

出演:
美加理、阿部一徳、池田真紀子、大内米治、
木内琴子、大道無門優也、本多麻紀、森山冬子、
山本実幸、吉植荘一郎、渡辺敬彦
 

7.美加理_IMG_9267_2web_s
 美加理
 グスコーブドリ
 
 
1.阿部一徳_IMG_9240_2web_s
 阿部一徳
 グスコーナドリ
 ペンネンナーム
 
2.池田真紀子_IMG_9328_2web_s
 池田真紀子
 となりの席の学生
 タチナの男2
 
3.大内米治_IMG_9286_2web_s
 大内米治
 目の鋭い男
 タチナの男1
 
4.木内琴子_IMG_9412_2web_s
 木内琴子
 サリ
 パン屋
 
5.大道無門優也_IMG_9399_2web_s
 大道無門優也
 赤ヒゲ
 タチナの男3
 
6.本多麻紀_IMG_9388_2web_s
 本多麻紀
 ネリ
 
 
8.森山冬子_IMG_9360_2web_s
 森山冬子
 おじいさん
 看護師
 
9.山本美幸_IMG_9305_2web_s
 山本実幸
 同僚
 
 
10.吉植荘一郎_IMG_9343_2web_s
 吉植荘一郎
 てぐす工場主
 
 
11.渡辺敬彦_IMG_9249_2web_s
 渡辺敬彦
 クーボー大博士
 
 

*スタッフはこちら

作品について

演出家・宮城聰は、宮沢賢治作品の初演出となる今回、等身大の人形を駆使し、変幻自在の劇世界を追求します。初の演劇台本に挑む小説家・山崎ナオコーラとともに、異色のコラボレーションが実現しました。詩人、童話作家として有名な宮沢賢治は、地質学や土壌学の専門家でもあり、貧困を極めていた当時の農民と生活をともにし、収穫量を改善しようと奮闘しました。『グスコーブドリの伝記』は、そんな賢治の人生が反映された物語。「人間は自然とどう向き合うべきか」という難問を身をもって体験する主人公を描いています。先鋭な問いを投げかける名作童話の可能性を見つめ直します。
 
<あらすじ>
きこりの息子・グスコーブドリは、妹のネリと仲良く暮らしていたが、深刻な冷害で両親を失い、蚕の繭から糸をとるてぐす工場で働く。火山の噴火で里へ出て、山師・赤髭と沼ばたけの仕事に精を出すが、日照りが続き、やむなく街へ出ることに。クーボー大博士の講義を受け、火山局の職を得ると、噴火の被害を防いだり、干ばつ対策で雨を降らせたり、仕事に熱中するが、幸せの日々は束の間、再び冷害が到来する。被害を最小限にとどめるため、ブドリは立ち上がる。
 

なぜ、いま『グスコーブドリの伝記』か

いま、火山の噴火をテーマに作品をつくることは容易ではありません。「不用意な表現で、被害にあった方の心を傷つけてしまいやしないか」という心配が先に立ちます。さらに、芸術というものは、広い意味で「人を楽しませる」ものであり、いま火山の噴火という題材で芸術を提供するのは「不謹慎」ではないか、という考えも浮かびます。
しかし(そもそも人類の文明が河川の氾濫する地域から生まれたように)、自然の脅威という困難が目の前に立ち現れたときそれに触れることを避けるのではなく、その脅威についてよく考えることが人間に備わった力を磨くのだ、というのが宮沢賢治の考えだったのではないでしょうか。人間というのは、神の怒りを恐れてただ待っているだけの生きものではなく、こうして脅威と向き合うことで、やがて「脅威」を「恵み」に転じさせることができる存在なのだと、賢治は信じていたと思います。
宮沢賢治は、日本人にとって最大の脅威は火山であると考えて、人生の最後に、火山の噴火という問題と向き合う人物を主人公にした話を書いたのではないでしょうか。
そして同時に、人々がそれについて関心を持つためには、そこに「楽しさ」が必要であり、「楽しさ」がないものには人間は目を向けない、という現実的な認識を持っているところが賢治の凄さに違いありません。
『グスコーブドリの伝記』は、SF小説としての「楽しさ」を魅力として、日本に住む者が活火山という最も身近な脅威に目を向けることを願って書かれた、賢治の芸術的遺言だと思います。
賢治の願いに耳傾けるとき、いまこそ「『グスコーブドリの伝記』をやらないわけにはいかない」と感じます。

── 宮城 聰

公演情報

1月17日(土) 15:00開演     18日(日) 14:00開演
   24日(土) 15:00開演
   31日(土) 15:00開演   2月1日(日) 14:00開演

上演時間:1時間45分

静岡芸術劇場
 

 ★1月17日ご来場のお客様全員に“記念グッズ”をプレゼント!

◎平日の中高生鑑賞事業公演あり。詳細はこちら
◎特別プレイベントあり!詳細はこちら
◎アーティストトーク、バックステージツアーなど関連企画あり!詳細はこちら
◎東京、三島・沼津からの劇場往復バスあり!詳細はこちら
◎1月24日(土)に、グランシップ託児サポーター(ボランティア)による無料託児サービスがあります。
◎チケット詳細はこちら

中高生鑑賞事業公演 「SPACeSHIPげきとも!」

SPACでは「劇場は世界を見る窓である」という理念のもと、静岡県内の中学生・高校生を対象に招待公演を行っています。一般のお客様もご観劇いただけます。


1月
13日(火)13:30、14日(水)13:30、15日(木)13:30、16日(金)14:30
19日(月)12:30、21日(水)13:30、22日(木)13:30、23日(金)13:30
26日(月)13:30、27日(火)13:30、28日(水)13:30、29日(木)13:30
30日(金)13:30
 
※鑑賞事業公演の一般販売は電話・窓口のみでのお取り扱いになります(現定数販売)。
 お問い合わせはSPACチケットセンターまで。

1月13日、16日、23日、28日、29日は一般販売はございません。

特別プレイベント

大澤真幸稽古見学会&トーク
「大澤真幸は『グスコーブドリの伝記』をこう読んだ!」

公演初日を目前に控えた新作の緊張感あふれる舞台稽古を公開!稽古見学のあとは、社会学者の大澤真幸によるトーク。独自の視点から“グスコーブドリの伝記”をとらえ、その魅力を語ります。
 
1月10日(土) 13:30〜16:00 静岡芸術劇場
参加無料/要予約 定員30名

プラスワン!関連企画

どれも気軽に参加できるものばかり。
SPAC初観劇の人もそうでない人もウェルカム。
観劇に「プラスワン」すれば
劇場体験が何倍にも楽しくなること間違いなし!
※一般公演にて実施
予約・お問い合わせ:SPACチケットセンター TEL.054-202-3399 (10:00〜18:00)
 
アーティストトークアーティストトーク
終演後、宮城聰(演出)とゲストによるアーティストトークを行います。
1月17日(土)
ゲスト:たいらじょう (人形劇俳優/演出家)
司会:横山義志 (SPAC文芸部)
 *たいらじょうホームページはこちら
1月24日(土)
ゲスト:小山真人 (静岡大学防災総合センター教授/専門は火山学、地震・火山防災など)
司会:西川泰功 (ライター・DARA DA MONDE編集代表)
 *小山真人ホームページはこちら
2月1日(日)
ゲスト:片山杜秀 (音楽評論家、思想史研究者)
司会:大岡淳 (SPAC文芸部)
 
プレトーク
開演20分前から、2Fカフェ・シンデレラにて開催。SPAC文芸部の大岡淳と横山義志が、よりおもしろく観劇できるちょっとしたポイントをご紹介します。
 
はじめての演劇鑑賞講座はじめての演劇鑑賞講座
演劇初心者におススメ。SPAC俳優の永井健二があらすじや演出のポイントなどをご紹介しつつ、観劇のお手伝いをいたします。終演後に舞台裏を見学するバックステージツアー付き。
1月17日(土)、24日(土) 13:30〜14:30
参加無料/要予約 定員20名
※対象年齢:12才以上(主に中高生対象) ※観劇が初めてでない方もご参加いただけます。
 
バックステージツアーバックステージツアー
「あの仕掛けはどうやって動かしているの?」「舞台裏を覗いてみたい!」そんなお客様の声におこたえして、SPAC創作技術部のスタッフが、日頃ご覧いただくことができない舞台裏をご案内します。
1月18日(日)、31日(土) 終演後
所要時間:約30分
参加無料/要予約 定員40名
 
カフェ・シンデレラで逢いましょう!カフェ・シンデレラで逢いましょう!
終演後、出演者との交流ができます。舞台衣裳をまとった俳優との記念写真や握手も!
 
 
 
 
 
《観劇体験を深める》ワールド・カフェ《観劇体験を深める》 ワールド・カフェ
参加者同士で感想をシェアしよう!観劇を通してどんなことを感じ考えたのか、それを自分の言葉にし、また他の人の言葉を聞くことによって、見えてくるものがあります。新しい物語を見つけにきてください。
1月17日(土) アーティストトーク終了後
所要時間:2時間 2Fカフェ・シンデレラ 参加費500円/要予約 定員40名
*ワールド・カフェとは・・・テーブルごとに小グループに分かれ、フォーマルな会議ではなくカフェのようなオープンな雰囲気の中で話し合いをする。メンバーチェンジを数度行うことで、多くの人と情報の共有ができ、また、そこから多くのアイディアが生まれたり、人間関係をつないだりする、創造的な話し合いの方法。

◆同時開催◆
静岡から社会と芸術を考える合宿ワークショップ vol.3
3回目の実施となる今年は「フェスティバルと私→たち」をテーマに、ちょっとガチ&かなりワクワクな3日間のワークショップを行います。(プログラムの中には上記のワールド・カフェも含まれます。)
1月17日(土)〜19日(月)
申込受付:11月9日(日)〜12月7日(日)
定員20名
※詳細はこちら

劇場直行往復バス

東京、三島・沼津から静岡芸術劇場までの劇場直行往復バスを運行いたします。
乗車条件:乗車日の『グスコーブドリの伝記』公演をご予約済みの方
往路集合時間:出発時刻の10分前
※東京バスの配車・乗務員配置は出発時刻の15分前を予定しております。

<東京バス>
1月17日(土)
[往路] 10:30渋谷発→14:00劇場着
往路集合場所:渋谷クロスタワー前 (青山通り沿い/〒150-0002東京都渋谷区渋谷2-15-1)
※往路集合場所が、
「渋谷クロスタワー前(青山通り沿い)」から「渋谷クロスタワー前(首都高速沿い)」に変更となりました。ご了承ください。

乗車料金:片道1,000円
*お申し込み締切1月15日(木)
*お帰りの便はアーティストトーク後に劇場前より出発します。

<三島・沼津バス>
1月18日(日)
[往路] 11:10三島発→11:40沼津発→13:00劇場着
往路集合場所:JR三島駅北口/JR沼津駅北口 (Bivi沼津前)
乗車料金:無料
*お申し込み締切1月15日(木)
*お帰りの便はバックステージツアー後に劇場前より出発します。

劇場往復バスの詳細はこちら↓
劇場直行バス

チケット

◆SPACの会会員先行予約受付開始:11月2日(日)10:00
◆一般前売り開始:11月9日(日)10:00

一般:4,100円 / SPACの会会員割引:3,400円
ペア割引:1名様3,600円
グループ割引:3名様以上で1名様3,200円
 ※学割対象者は人数に含みません。
 ※10名様以上の場合は電話・窓口のみでのお取り扱いになります。
ゆうゆう割引:3,400円
 ※満60歳以上の方が対象になります。
 ※公演当日、年齢のわかる身分証をご提示ください。
学割:2,000円  [大学生・専門学校生]
    1,000円  [高校生以下]
 ※公演当日、学生証をご提示ください。
障がい者割引:2,800円  [障害者手帳をお持ちの方]
 ※付き添いの方(1名様)は無料となります。
 ※電話・窓口のみでのお取り扱いになります。
 
静岡県内の小学生ご招待(1公演5名様まで)
 
◎各種割引の併用はできません。
◎割引をご利用の際は、必ずご予約時にお知らせください。
◎乳幼児の客席へのご入場はご遠慮ください。大人と一緒にご観劇いただける親子室がございます。(要予約)
◎1月24日(土)に、グランシップ託児サポーター(ボランティア)による無料託児サービスがあります。ご希望の方は、1月17日(土)までにSPACチケットセンターへご連絡ください。

 ・お預かりできるのは、2歳以上の未就学のお子様に限ります。
 ・お預かり時間は、公演開演30分前からです。
 ・お預かり場所は、グランシップ1階託児室です。
 
電話予約
SPACチケットセンター

TEL.054-202-3399 (受付時間:10:00〜18:00)

ウェブ予約

窓口販売 [12月1日(月)開始*]
静岡芸術劇場チケットカウンター(受付時間 10:00〜18:00)
*グランシップのスレート安全対策改修工事等による静岡芸術劇場の休館に伴い、11/30(日)までSPACチケットセンターの窓口業務はお休みさせていただきます。12/1(月)より営業を再開いたします。ご了承ください。

セブン‐イレブンでの販売
店内のマルチコピー機をご利用ください。

当日券
残席がある場合のみ、開演1時間前より静岡芸術劇場受付にて販売します。
※当日券販売の有無を、公演当日に必ずお電話もしくはTwitter(@_SPAC_)でお確かめください。

スタッフ

演出補:中野真希
舞台監督:内野彰子
舞台:林哲也、神谷俊貴
舞台美術デザイン:深沢襟
舞台美術助手:佐藤洋輔、三輪香織、徳舛浩美
照明デザイン:小早川洋也
照明協力:大迫浩二
照明操作:中野真希
音響デザイン:加藤久直
音響操作:大塚翔太
衣裳デザイン:堂本教子
衣裳:大岡舞
衣裳製作:畑ジェニファー友紀、清千草、梅原正子、杉山浩子、諏訪部翔子、駒井友美子
ヘアメイク:梶田キョウコ

英語字幕翻訳:スティーブ・コルベイユ
英語字幕操作:鈴木麻里

制作:丹治陽、中澤翠

宣伝美術:絵・清川あさみ(絵本『グスコーブドリの伝記』リトルモア刊より)
       デザイン・榊原幸弘
プロモーションビデオ:フリーライディング
 
 
主催:SPAC – 静岡県舞台芸術センター
後援:静岡県教育委員会、静岡市、静岡市教育委員会
支援:平成26年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業

 
  
 

◆プロモーションビデオ第2弾 (稽古風景中心)

 
◆プロモーションビデオ第1弾 (宮城聰インタビュー中心)

 
◎アーティスト・トーク【ゲスト:片山杜秀氏】

◎アーティスト・トーク【ゲスト:小山真人氏】

◎アーティスト・トーク【ゲスト:たいらじょう氏】

 
◆劇場文化 寄稿

 
◆ブログ (毎週火・金更新)
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◆カルチャーニュースサイトCINRA
  宮城聰・山崎ナオコーラ対談

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↓チラシ表紙(画像をクリックすると拡大できます。)

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【演出】
宮城聰
Satoshi Miyagi1959年東京生まれ。演出家。SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督。東京大学で小田島雄志・渡辺守章・日高八郎各師から演劇論を学び、90年ク・ナウカ旗揚げ。国際的な公演活動を展開し、同時代的テキスト解釈とアジア演劇の身体技法や様式性を融合させた演出は国内外から高い評価を得ている。07年4月SPAC芸術総監督に就任。自作の上演と並行して世界各地から現代社会を鋭く切り取った作品を次々と招聘、また、静岡の青少年に向けた新たな事業を展開し、「世界を見る窓」としての劇場づくりに力を注いでいる。14年7月アヴィニョン演劇祭から招聘されブルボン石切場にて『マハーバーラタ』を上演し絶賛された。その他の代表作に『王女メデイア』『ペール・ギュント』など。04年第3回朝日舞台芸術賞受賞。05年第2回アサヒビール芸術賞受賞。

【作】
宮沢賢治
Kenji Miyazawa1896年岩手県稗貫郡花巻町(現・花巻市)生まれ。少年時代、鉱石採集に熱中、あだ名は「石コ賢さん」。父親の影響から仏教に関心が強く、青年期より法華経に傾倒していった。農学校教諭に就任し、生徒から慕われるも、花巻を理想郷にすべく、教諭生活に別れを告げる。音楽にも造詣が深く、レコード・コンサートを開いたりした。農民への稲作指導や肥料設計に情熱を注いだが、急性肺炎で倒れ、やむなく断念。砕石工場のセールスマンになるが、再び倒れ、法華経1000部を配布するよう遺言し、1933年に逝去。代表作に『銀河鉄道の夜』『風の又三郎』『注文の多い料理店』『雨ニモマケズ』等。

【脚本】
山崎ナオコーラ
Nao-cola Yamazaki作家。1978年、福岡県生まれ。2004年に、会社員をしながら書いた「人のセックスを笑うな」が第41回文藝賞を受賞し、デビュー。14年、『ニキの屈辱』(河出文庫)の解説を、宮城聰さんに書いていただく。著書に、『指先からソーダ』(河出文庫)、『論理と感性は相反しない』(講談社文庫)などがある。目標は、「誰にでもわかる言葉で、誰にも書けない文章を書きたい」。趣味は観劇。演劇を勉強したい。
*オフィシャルサイト*


◎チラシ(A3二つ折り)
flyer

↑チラシ中面(画像をクリックすると拡大できます。)

 
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↑チラシ中面(画像をクリックすると拡大できます。)

 
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↑チラシ裏面(画像をクリックすると拡大できます。)

↑鑑賞パンフレット(クリックするとご覧いただけます)

 
★宮城聰演出SPAC作品 スライドショー