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2023年7月17日

SPAC 秋→春のシーズン 2023 – 2024

世界の名作戯曲を、現代の演出でお届けするSPACのシーズンプログラム。今年は3つの新作が並びます。静岡ゆかりの青春文学『伊豆の踊子』が、多田淳之介の演出により舞台化。静岡芸術劇場のほか、県内各地でも上演いたします。また、昨年『弱法師』で好評を得た石神夏希が、文豪・谷崎潤一郎の初期の作品に挑みます。そして、SPACがその蓄積を総動員してお届けする新作喜劇『ばらの騎士』にも、どうぞご期待ください。

「劇場は世界を見る窓」───── 今シーズンも世界に触れる体験をSPACはお届けして参ります。

 

#1  新作 

伊豆の踊子

2023年
10月7日(土)、29日(日)、11月11日(土)、12日(日)、18日(土)、19日(日)
各日14:00開演

会場:静岡芸術劇場

 公演の詳細はこちら 

孤独から逃れるためひとりで旅する青年。その道中で出会った踊子の少女に恋心を抱き、歪んでいた心がほぐされていくが、別れの時は近づき・・・。川端康成の伊豆旅行体験を元にした小説を舞台化。作中に登場する風光明媚な地の撮り下ろし映像を組み込み、新感覚の「観光演劇」としてお届けします。

台本・演出:多田淳之介
作:川端康成
映像監修:本広克行

出演:大内智美、春日井一平、加藤幸夫、河村若菜、桜内結う、鈴林まり、舘野百代、ながいさやこ、布施安寿香、三島景太、山崎皓司、渡辺敬彦[五十音順]

演出家プロフィール
多田淳之介 (ただ・じゅんのすけ)

1976年生まれ。演出家。東京デスロック主宰。古典から現代戯曲、ダンス、パフォーマンス作品まで幅広く手がける。創作活動と並行して公共劇場の芸術監督や自治体のアートディレクター、フェスティバルディレクターを歴任。2013年日韓合作『가모메カルメギ』にて韓国の第50回東亜演劇賞演出賞を外国人演出家として初受賞。東京芸術祭共同ディレクター。四国学院大学、女子美術大学非常勤講師。SPACでは2018年に『歯車』(芥川龍之介作)を演出。

<出張公演>
下田公演 下田市民文化会館 12/15(金)
修善寺公演 修善寺総合会館 12/23(土)
浜北公演 浜松市浜北文化センター 2024年2/10(土)
沼津公演 沼津市民文化センター 2024年2/25(日)

#2  新作 

お艶の恋

2023年
12月2日(土)、9日(土)、10日(日)
各日14:00開演

会場:静岡芸術劇場
日本語上演/英語字幕

 公演の詳細はこちら 

裕福な質屋の一人娘・おつやと、奉公人・新助の駆け落ちのてんまつを描いた、文豪・谷崎潤一郎の初期小説『お艶殺し』。情熱のままに突き進み、転落し、それでも恋することを止めない若者たちの生命力あふれる姿を、新鋭・石神夏希が現代に通じる物語として描き出します。

演出:石神夏希
原作:谷崎潤一郎『お艶殺し』

出演:阿部一徳、大内米治、大道無門優也、たきいみき、葉山陽代、bable[五十音順]

演出家プロフィール
石神夏希 (いしがみ・なつき)

劇作家。1999年よりペピン結構設計を中心に活動。国内外で都市やコミュニティのオルタナティブなふるまいを上演する演劇やアートプロジェクトを手がける。近年の主な仕事に「東アジア文化都市2019豊島」舞台芸術部門事業ディレクターおよび『Oeshiki Project ツアーパフォーマンス《BEAT》』作演出、2019台北芸術祭ADAM Artist Labゲストキュレーター、静岡市まちは劇場『きょうの演劇』ディレクター(2021年度)他。SPACでは2022年に『弱法師』を演出。

<利賀公演>
SCOTサマーシーズン2023
現代舞台芸術の魅力発信──芸術と地域との連携強化に向けて

9月8日(金)16:00開演
9月9日(土)13:00開演

会場:利賀山房

SCOTサマーシーズン2023ウェブサイトはこちら

主催:公益財団法人利賀文化会議、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
共催:公益財団法人静岡県舞台芸術センター
委託:令和5年度日本博2.0事業(委託型)

#3  新作 

ばらの騎士
2024年
1月7日(日)、8日(月祝)、13日(土)、14日(日)、20日(土)、21日(日)、3月10日(日)
各日14:00開演

会場:静岡芸術劇場
日本語上演/英語字幕

 公演の詳細はこちら 

リヒャルト・シュトラウス作曲のオペラとして知られるホーフマンスタールの傑作台本を、宮城聰と寺内亜矢子の共同演出で、明治時代の日本を舞台にした軽快な喜劇に仕立てます。鹿鳴館を彷彿とさせる華やかな洋装が観客の目を楽しませ、恋や駆け引き、心の機微を俳優たちのダイナミックな生演奏が彩ります。

演出:宮城聰・寺内亜矢子
作:フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
音楽:根本卓也

出演:石井萠水、大高浩一、木内琴子、貴島豪、小長谷勝彦、榊原有美、佐藤ゆず、武石守正、永井健二、本多麻紀、牧山祐大、宮城嶋遥加、森山冬子、山本実幸、吉植荘一郎、吉見亮、若宮羊市[五十音順]

演出家プロフィール
宮城聰 (みやぎ・さとし)

1959年東京生まれ。演出家。SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督。東京大学で小田島雄志・渡邊守章・日高八郎各師から演劇論を学び、90年ク・ナウカ旗揚げ。国際的な公演活動を展開し、同時代的テキスト解釈とアジア演劇の身体技法や様式性を融合させた演出で国内外から高い評価を得る。2007年4月SPAC芸術総監督に就任。自作の上演と並行して世界各地から現代社会を鋭く切り取った作品を次々と招聘、またアウトリーチにも力を注ぎ「世界を見る窓」としての劇場運営をおこなっている。17年『アンティゴネ』を仏・アヴィニョン演劇祭のオープニング作品として法王庁中庭で上演、同演劇祭史上初めてアジアの劇団が開幕を飾った。他の代表作に『王女メデイア』『マハーバーラタ』『ペール・ギュント』など。近年はオペラの演出も手がけ、22年6月に世界的なオペラの祭典、仏・エクサン・プロヴァンス音楽祭にて『イドメネオ』、同年12月には独・ベルリン国立歌劇場における初の日本人演出家として『ポントの王ミトリダーテ』を演出し大きな反響を呼んだ。04年第3回朝日舞台芸術賞受賞。05年第2回アサヒビール芸術賞受賞。2018年平成29年度第68回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。19年フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。23年度第50回国際交流基金賞を受賞。

寺内亜矢子 (てらうち・あやこ)26_寺内亜矢子 s

1997年、ク・ナウカ シアターカンパニーにて演劇活動開始。2007年の劇団休止後は、SPACを主な拠点に国内外の舞台に出演するほか、東京藝術大学にて身体表現教育に携わる。俳優のみならず、演奏構成・演出・通訳も手がける国際派マルチプレイヤー。SPACでの演出作に『おぉっと えぇっと ええじゃないか』(ふじのくに野外芸術フェスタ2020 in掛川)、『忠臣蔵2021』(共同演出)、『三原色』(SPAC演劇アカデミー第1期生成果発表会, 2022)、『リチャード二世』(秋→春のシーズン2022-2023)、『葵上』(SPAC演劇アカデミー第2期生成果発表会, 2023)などがある。


 

チケット情報

◎発売日 ※公演ごとに発売日が異なります。

#1『伊豆の踊子』
<静岡公演>
◆SPACの会 会員先行予約開始:8月27日(日)10:00
◆一般 前売り開始:9月3日(日)10:00

<下田公演・修善寺公演>
◆SPACの会 会員先行予約開始:10月7日(土)10:00
◆一般 前売り開始:10月14日(土)10:00

<浜北公演・沼津公演>
◆SPACの会 会員先行予約開始:12月3日(日)10:00
◆一般 前売り開始:12月10日(日)10:00

#2『お艶の恋』/#3『ばらの騎士』共通
◆SPACの会 会員先行予約開始:10月7日(土)10:00
◆一般 前売り開始:10月14日(土)10:00

 
◎チケット購入方法
SPACチケットセンター
●電話予約 054-202-3399 (受付時間 10:00〜18:00)
●窓口販売 静岡芸術劇場チケットカウンター (受付時間 10:00〜18:00)
※休業日(9/11、10/23、11/14、12/25、12/29~1/4、1/15、2/3)は、電話予約受付と窓口販売をお休みさせていただきます。
●ウェブ予約 https://spac.or.jp/ticket

[当日券]
残席がある場合のみ、開演1時間前より劇場受付にて販売。
※当日券販売の有無を、公演当日に必ずお電話もしくはX(@_SPAC_)でお確かめください。
 
◎チケット料金
※全てのチケット代金は税込価格です。

●一般: 4,200円
●U25・学生割引:
 [25歳以下および大学生・専門学校生]2,000円
 [高校生以下]1,000円
 ※公演当日、受付にて年齢の分かる身分証または学生証をご提示ください。
●障がい者割引: 2,900円 [障害者手帳をお持ちの方]
 ※公演当日、受付にて障害者手帳または ミライロIDをご提示ください。
 ※付添の方(1名様)は無料 ※電話・窓口のみのお取り扱い

静岡県内の小学生ご招待(1公演5名様まで)
 ※電話・窓口にてお取り扱い
 ※座席位置はお選びいただけません。

SPACの会
一般: 3,500円
ペア割引: 3,300円 (2名様で1枚につき)

【SPACの会】2023年度会員募集のご案内

お得な会員になって秋→春のシーズンを楽しもう♪
年間3作品にご招待!先行予約やチケット割引などの特典もございます。
詳細はSPACチケットセンター、またはウェブにて。
〈年会費〉個人会員:10,500円/ゆうゆう個人会員:9,500円

 
◎割引をご利用の際は、必ずご予約時にお知らせください。各種割引の併用はできません。

 

主催・製作:SPAC-静岡県舞台芸術センター

ふじのくに芸術祭共催事業

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(劇場・音楽堂等機能強化総合支援))|独立行政法人日本芸術文化振興会

[『伊豆の踊子』静岡公演・下田公演に対し]
助成:一般財団法人地域創造

[『お艶の恋』静岡一般公演に対し]
主催:公益財団法人利賀文化会議、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
共催:公益財団法人静岡県舞台芸術センター
委託:令和5年度日本博2.0事業(委託型)

 
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*2023年1〜12月、静岡県が中国・韓国の都市と連動し、県内各地で行う文化イベント。
「東アジア文化都市2023静岡県」SPAC関連情報はこちら

中高生鑑賞事業公演
「SPACeSHIPげきとも!」

SPACでは「劇場は世界を見る窓である」という理念のもと、平日には静岡県内の中学生・高校生を対象とした招待公演を行っています。(一般販売を行う日もございます。詳しい日程は、各公演の詳細ページでご確認ください。)

2023年7月15日

グスコーブドリの伝記


 


SPACシアタースクール2023 発表会

演出・脚色:中野真希
原作:宮沢賢治
出演:静岡県内の中学校1年生から高校3年生/20名

 

SPAC‐静岡県舞台芸術センターでは、舞台作品の創造とともに、様々な人材育成事業にも力を入れています。そのひとつである「SPACシアタースクール」は、学校では触れる機会の少ない「演劇の面白さ・奥深さ」を、子どもたちとその保護者の方々に知っていただくことを目的として、2007年にスタートしました。
県内各地から集まった参加者は、SPACの俳優・スタッフによる指導のもと、発声、俳優のための基礎的なトレーニング、楽器演奏などを通して「舞台に立つためのからだづくり」を学んでいきます。また、作品をつくるための共同作業を通して、子どもたちは人それぞれの感じ方や考え方の違いに気づきます。
劇場とは、自分自身と出会い、他者と交流する場。人間の「多様性」に光を当て、その違いを楽しみ、「創造性」をまなぶ場でもあります。1ヶ月のプログラムを通してぐんと大きくなった参加者が、舞台の上で身体いっぱいに表現する、その輝きをご覧ください!

作品紹介

グスコーブドリはイーハトーブの森で、きこりのお父さんとお母さん、妹のネリとしあわせに暮らしていましたが、ある年たいへんな冷害が起こって両親を失い、ネリとも離ればなれになってしまいます。一人になったブドリは、いろいろな人のもとで様々な仕事を経験しながら独学で勉強を続けます。やがて憧れのクーボー大博士と出会い、火山局での仕事に就いて、人々の生活を救うために活躍します。しかし27歳になった年、またあのおそろしい冷害がやってくると知ったブドリは…

公演情報

2023年8月19日(土)、20日(日) 各日16時開演
静岡芸術劇場(JR「東静岡駅」前グランシップ内)
全席指定
 

チケット

一般:2,000円
高校生以下:無料
※高校生以下のチケットも事前予約が必要です。(電話・窓口予約のみ)

SPACの会
一般:1700円 2名様以上:1600円 (1名様につき)

 
SPACの会会員先行予約受付開始:7月22日(土)12:00
一般前売り開始:7月23日(日)12:00
 
◎チケット購入方法
SPACチケットセンター
●電話予約 054-202-3399 (受付時間 10:00〜18:00)
●窓口販売 静岡芸術劇場チケットカウンター (受付時間 10:00〜18:00)
※休業日(8/13)は、電話予約受付と窓口販売をお休みさせていただきます。
●ウェブ予約 https://spac.or.jp/ticket
※チケットのご予約は公演前日の18時までとなります。
 
[当日券]
残席がある場合のみ、開演1時間前より劇場受付にて販売いたします。
※当日券販売の有無を、公演当日に必ずお電話もしくはTwitter(@_SPAC_)でお確かめください。
 
〔親子室〕
乳幼児と一緒にご観劇いただける親子室がございます。(各回先着1組3名様まで)
ご希望の方はご予約時にお伝えください。
※電話・窓口のみでのお取り扱いとなります。
 

アクセス

静岡芸術劇場(グランシップ内)
〒422-8019 静岡市駿河区東静岡2丁目3-1
詳しくはアクセスページをご確認ください。

◎電車
JR「東静岡駅」南口から徒歩約5分。グランシップの東側(清水寄り)に入口があります。

◎自家用車
JR「東静岡駅」を目標にお越しください。グランシップ一般駐車場をご利用いただけます。
※駐車料金は劇場内の精算機で1時間100円に割引となります。

スタッフ

演出・脚色:中野真希
アシスタント:内山怜菜、杉山賢、藤見花、仲村悠希、宮川絵理、大内米治、山本実幸
舞台監督:降矢一美
演出部:葉佳欣
照明:花輪有紀、水野ヒカル
音響:竹島知里
美術:吉田裕梨
衣裳:牧野紗歩
衣裳製作:塚本かな
衣裳製作ボランティア:鈴木美優、平野友美(静岡デザイン専門学校)
制作:布施知範、米山淳一、佐藤飛子
インターン:井上萌(静岡文化芸術大学)

主催:SPAC-静岡県舞台芸術センター
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(劇場・音楽堂等機能強化総合支援))|独立行政法人日本芸術文化振興会
ふじのくに芸術祭共催事業


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