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2019年10月6日

スパカンファン-プラス2019日記#5 ダンス経験者向けダンス体験ワークショップ開催の様子

9月1日、舞台芸術公園BOXシアターにて「ダンス経験者向け・ダンス体験ワークショップ」を開催しました。
今回のワークショップには東京から参加してくださった方や、スパカンファンの卒業生、はじめてSPACに来てみましたという方もいらして、本当に嬉しかったです。
まず最初はニヤカムさんのウォーミング・アップを行いました。ウォーミング・アップには木の実をとったり、水を身体にかけたりするような、アフロ・コンテンポラリーダンスならではの動作もあります。
その後、ステップの練習をしたり、小さいコンビネーションを挟んだりして、最後につなげてやってみると、なんとワンシーンが出来上がっています!
ダンス経験者向けとあって、作品のクリエーションにちかい形で、ニヤカムさんがワンシーンの振付をつけてくれるという贅沢なワークショップでした。

経験者向けダンスワークショップ
 
スパカンファン卒業生はニヤカムさんの振り付けに追いつくスピードが速い!さすが!ある卒業生は、大学で「どうしてそんなにお尻が動くの!?」と驚かれたとか、別の子は東京公演を見た子が舞台を一緒にやろうと誘ってくれたとか、そうした嬉しい話を聞く機会にもなりました。
 
<ダンス経験者向けダンス体験ワークショップの様子>

 
ポジティブな気持ちにしてくれる!心身ともに踊れる!ニヤカムさんの魅力もスパカンファン-プラスとともに、もっと頑張って発信していきます。
スパカンファン-プラスは今回の小作品をふまえつつ、これから2年間かけて新作・長編作品を創作していきます。
来年度はワーク・イン・プログレスとして発表を予定しています。
今後の活動にもぜひご注目ください!
 
Inokuma_SEP0830_015-COLLAGE
 

スパカンファン-プラスお問い合わせ先:yume★spac.or.jp

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2019年度 SPAC-ENFANTS-PLUS=スパカンファン-プラス
10日間の創作ワークショップ<成果発表会>
8月31日(土)12:30/14:30
舞台芸術公園 稽古場棟「BOXシアター」

振付・演出:メルラン・ニヤカム
振付アシスタント:太田垣悠
出演:静岡県の中高生9名/55歳以上のダンサー6名

詳細はこちら
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2019年10月5日

スパカンファン-プラス2019日記#4 スパカンファン-プラス成果発表会の様子

いよいよ成果発表会当日、ニヤカムさんがカメルーンの民族衣裳に身を包み、プロフィール写真の髪型で稽古場にあらわれたので、全員興味津々。
ニヤカムさん「カメルーン国旗と同じ色が入っているので、カメルーンを代表してどこかへ行くときには必ずこれを着ていく」と民族衣裳を紹介してくれて、発表会当日の緊張の中、稽古場には朝から笑顔がはじけました。
さてウォーミングアップなどを終えて、いよいよ本番。スパカンファンでは恒例の“オリオー”を行って本番に臨みます。スパカンファン公演を見たことある方は、BOXシアターから聞こえてくる「オリオー」という声を耳にした方が多いのではないでしょうか。みんなで輪になって気持ちをひとつにする工夫です。

Inokuma_SEP0831_005
 
発表会は12:30と14:30の2回行い、総勢90名の方にご覧いただきました。
お客様に配布したパンフレットにこの小作品についてニヤカムさんの言葉が掲載されました。

 しあわせになるために年齢は関係あるのか?
 私たちにとって、しあわせとは何なのか?
 
HIO76985_(c)平尾正志

Inokuma_SEP0831_235
 
スパカンファン-プラスとして世代をこえたダンスの可能性をさぐったことで、さまざまなシーンでそれぞれの世代の過去・現在・未来に思いを馳せることが出来るそんな小作品になったと思います。
アンケートでいただいた感想もご紹介します。

「幸せのなかにも儚さや楽しさ、力強さなどの様々な感情が感じられ、人それぞれの幸せの形を体感できました。これからどのように変化していくのか楽しみです」

「始めは意味が分からず、あっけにとられていた。理解しないでもいいのかも」

「すごく心に何かを感じました(涙)」

成果発表会ではパフォーマンス後に、ニヤカムさんとの交流タイムを行いました。アフリカンなリズムにのって、お客様と一緒に身体を動かしたり、ニヤカムさんとのかけ合いで「ヤコロ♪」「アイコロ♪」「ヤコロ♪」「アイコロ♪」「ヤヤコロヤコロ♪」「マンマコロヤ♪」とアフリカの歌を歌ったりしました。

Inokuma_SEP0831_281
 
成果発表会にご来場くださいまして皆様ありがとうございました!
来年どのように発展するのかどうぞご期待ください。
 

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2019年度 SPAC-ENFANTS-PLUS=スパカンファン-プラス
10日間の創作ワークショップ<成果発表会>
8月31日(土)12:30/14:30
舞台芸術公園 稽古場棟「BOXシアター」

振付・演出:メルラン・ニヤカム
振付アシスタント:太田垣悠
出演:静岡県の中高生9名/55歳以上のダンサー6名

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2019年10月4日

スパカンファン-プラス2019日記#3 10日間の創作ワークショップの様子

8月22日からは舞台芸術公園BOXシアターにて創作ワークショップ。
朝、ニヤカムさんによるウォーミング・アップからはじまります。Over55が加わったことで、スピードは少しスローペースに。最年長の川本さんの、身体に無理のない動きを独自に編み出していく姿が印象的でした。

P2210590_(c)平尾正志
 
ニヤカムさんによるさまざまなワークを受け、成果発表会にのぞんだメンバー。スカーフのワークをしたり、ステップを学んだり、ときにはニヤカムさんとのコンビネーションもありました。
 
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P1340733★
 
世代をこえてワークを行うことで、出来ないと思い込んでいることに、メンバー同士がお互いに良い気付きを与えあって「出来る」になる、そんな豊かな時間が流れているように感じました。

★P1340678
 

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2019年度 SPAC-ENFANTS-PLUS=スパカンファン-プラス
10日間の創作ワークショップ<成果発表会>
8月31日(土)12:30/14:30
舞台芸術公園 稽古場棟「BOXシアター」

振付・演出:メルラン・ニヤカム
振付アシスタント:太田垣悠
出演:静岡県の中高生9名/55歳以上のダンサー6名

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2019年10月3日

スパカンファン-プラス2019日記#2 初心者向けダンス体験ワークショップ開催の様子

8月19日静岡芸術劇場の6Fリハ―サル室にて、初心者向け・ダンス体験ワークショップ「はじめてのダンスワークショップ」を開催しました。

IMG_3944 (2)
 
シアタースクール生や50代の方も参加し幅広い世代の方がいて、とってもにぎやかでアットホームな会になりました。
 
<初心者向けダンス体験ワークショップの様子>

 

全員で輪になってその場で手拍子や全身でアフリカンなリズムを取ったり、ぐるぐる歩いたり、ニヤカムさんと歌を歌いながら、いっしょに動いてみました。スカーフを使ったワークでは投げ合ったり、落ちるスカーフを息で吹いたり、落ちてくるスカーフを手にとらわれずに身体のどこかで受け取ったり、「スカーフはダンスのパートナー」とニヤカムさんがコツを教えてくれました。
最後は円になって座り、手のひらで床をたたき、リズムを取りながら、「幸せについて教えてください」とニヤカムさん。時計回りでそれぞれ喋り、「幸せは〇〇」を共有します。その様子はふしぎとアフリカの村の一風景にも見えました。

IMG_3948
 

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2019年度 SPAC-ENFANTS-PLUS=スパカンファン-プラス
10日間の創作ワークショップ<成果発表会>
8月31日(土)12:30/14:30
舞台芸術公園 稽古場棟「BOXシアター」

振付・演出:メルラン・ニヤカム
振付アシスタント:太田垣悠
出演:静岡県の中高生9名/55歳以上のダンサー6名

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2019年10月2日

スパカンファン-プラス2019日記#1 スパカンファン-プラスのはじまり

こんにちは。制作の高林です。
スパカンファンは今年で10年目を迎え、Over55=55歳以上のメンバーが加わり、新しい段階に挑みました。そんな夏をふり返り、5回に分けてレポートいたします。
Over55のメンバーを加えることになったきっかけは、昨年の東京芸術祭2018で上演した『アダルト版 ユメミルチカラ』
スパカンファンの『タカセの夢』をニヤカムさんとオーディションで選ばれたOver55のメンバーで創作した作品です。

アダルト版ユメミルチカラ‗サブ1のコピー
 
スパカンファンも昨年東京芸術祭2018で『空は翼によって測られる』を公演しました。

★181103_MK_289撮影松本和幸
 

Over55が『ANGELS』静岡公演を観劇したり、スパカンファンがOver55の稽古場にお邪魔したりだんだん交流が生まれ、東京滞在中には一緒にニヤカムさんのお誕生日をお祝いするなど良い関係が築けました。また『空は翼によって測られる』メンバーの内8名はそれぞれ活動の区切りを迎え卒業。今年度残るメンバーは4人になりました--そして県内の中高生とOver55を対象にした新メンバーオーディションを3日間にわたって行い、中高生5名、Over55の6名(『アダルト版ユメミルチカラ』出演者4名含)が加わりました!!
ニヤカムさんに「はじめまして」の子はもちろん、なんと小学生2年のときにニヤカムさんのワークショップを受けた子も(その時のワークショップの様子はこちらからご覧いただけます)。
オーディションではニヤカムさんの振付を踊ったり、アフリカの歌を歌ったりしました。参加者の緊張が見守るスタッフにもひしひしと伝わり、新しいスパカンファン-プラスがどうなっていくのか、本当に期待高まる3日間でした。
 

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2019年度 SPAC-ENFANTS-PLUS=スパカンファン-プラス
10日間の創作ワークショップ<成果発表会>
8月31日(土)12:30/14:30
舞台芸術公園 稽古場棟「BOXシアター」

振付・演出:メルラン・ニヤカム
振付アシスタント:太田垣悠
出演:静岡県の中高生9名/55歳以上のダンサー6名

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2018年9月8日

スパカンファン稽古場ブログ#6「公演評が届きました(2)」

8月20日から27日までSPACでのインターンシップに参加した、静岡文化芸術大学の日下怜子さん、鈴木まこさんがスパカンファン『ANGELS~空は翼によって測られる~』公演評を執筆してくれました。静岡芸術劇場の1Fロビーの図書スペースには、「ダンスマガジン」などの雑誌が配架されています。公演評に向けて、おふたりは熱心に掲載されているそれらの記事も参考にすべく研究しました。インターンシップの成果を、ぜひご一読ください。

(鈴木さんの公演評は前回スパカンファン稽古場ブログ#5にてご紹介しました)


異質なものを寛容する尺度

 8月26日、夏の終わり。12人の中高生たちが大きな舞台で羽ばたいた。
今年で9年目を迎えるスパカンファン・プロジェクトはSPACによる国際共同制作プロジェクトで、オーディションで選ばれた静岡県の中高生たち「スパカンファン」が、カメルーン出身でフランスを拠点に活動する振付家・ダンサーのメルラン・ニヤカムと共に新しい舞台を創造するプロジェクトである。『ANGELS』は2015年から創作を開始し、今年「空は翼によって測られる」という副題を加え、さらに磨きをかけた作品として上演された。ダンス・歌・演劇と様々な表現で、スパカンファンは見事に多くの観客を魅了した。

日下 INO_Angeles_197

 全体を通して印象的だったのは、“1人”vs“複数人”という構図である。役柄、衣裳、動き、性別によって、それぞれ非常に明確に表現され脳裏に焼き付いた。要所要所に用いられるシルエットを使った表現も、対立構造を意識させる演出であった。すでに出来上がった関係性の中に1人新しい人が入ってくると、何となく避けてしまう。1人が何か新しいことや変わったことを始めると周りの人が興味を示し真似し始める。しかし調子に乗りさらに新しいことをすると周りにからかわれ引かれてしまう。立場や境遇などちょっとした差異から生まれる、時に天使的で時に悪魔的な出来事は悲しいことに実に日常的な光景である。
しかし、日常では天使的で悪魔的な対立構造は明確に目に見えるものばかりではない。 “1人”vs“複数人”という構図を舞台上で表現し観客に明確に示すということは、“1人”の存在感と“複数人”の一体感によって差異を際立たせることで成り立つ。“1人”を演じる際の堂々たる演技と躍動感、“複数人”を演じる際の普段の仲睦まじい関係性が垣間見える空気感と舞台空間を広く使った動きは、中高生とは思えないプロ顔負けのもので、観客の想像を助けることにつながっていた。特に池ヶ谷優希の“1人”の演技は好演で、のびやかな歌声と豊かな表情、しなやかな身のこなしで作品にユーモアさを添えた。

日下 INO_Angeles_337

 また『ANGELS』では、アフリカの文化と日本の文化を彷彿とさせる要素が詰まっている。アフリカの伝統的な音楽や舞踊をイメージさせる表現、さらには子どもたちの遊ぶ場としての生命を表すバオバブの木の舞台装置、日本の能楽や童謡などそれぞれの文化の良さが感じられるまさに国際共同制作プロジェクトである。差異を多様性として受け入れ、お互いに尊重することを、ニヤカムが思い描く『ANGELS』の世界では目指していたのではないだろうか。作品で描かれた文化の融合のように多様性を受け入れることを、ぜひスパカンファンの中高生たちには今後も大切にしてもらいたいと願っている。
 『ANGELS』は今秋11月3日、4日に東京芸術祭2018のプログラムとして、池袋のあうるすぽっとで東京公演を行う。まだまだ伸びしろの多い彼ら、彼女らが今回の公演を経て、さらに大きな舞台でパワーアップした姿を見せてくれることを大いに期待したい。

静岡文化芸術大学3年 日下怜子
(写真撮影:猪熊康夫)

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SPAC-ENFANTS
『空は翼によって測られる~』
11月3日(土)15:00開演
11月4日(日)13:00開演
 
振付・演出:メルラン・ニヤカム
出演:SPAC-ENFANTS
   池ヶ谷優希、岩田麻緒、岡村桃果、勝間田里絵
   金森萌倭、金子綺莉、鈴木舞子、永田茉彩
   西出一葉、伏見彩花、宮城嶋開人、渡邉茉奈
振付アシスタント:太田垣悠、佐川健之輔
メディアディレクション: ニシモトタロウ、松尾邦彦、小柳淳嗣

会場:あうるすぽっと

チケット:入場無料(要予約)

この公演は東京芸術祭2018の一環として行われます。
詳細はこちら
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2018年9月7日

スパカンファン稽古場ブログ#5「公演評が届きました(1)」

8月20日から27日までSPACでのインターンシップに参加した、静岡文化芸術大学の日下怜子さん、鈴木まこさんがスパカンファン『ANGELS~空は翼によって測られる~』公演評を執筆してくれました。
「公演評って何だろう?ダンス、どう書けばいいんだろう?」からスタートし、稽古から本番当日を経て、毎日どんどん増えていくおふたりの公演評に向けたメモ、メモ、メモ!!
インターンシップの成果を、ぜひご一読ください。

(日下さんの公演評は次回スパカンファン稽古場ブログ#6にて掲載いたします。お楽しみに!)


色鮮やかでめまぐるしい世界

 8月26日、SPAC-静岡県舞台芸術センターが主催する『ANGELS~空は翼によって測られる~』が静岡芸術劇場にて上演された。出演はオーディションで選ばれたSPAC-ENFANTS(スパカンファン)と呼ばれる静岡県内の中高生12名。振付・演出をフランスを拠点に国際的な活動を展開する振付家・ダンサーのメルラン・ニヤカムが手がけ、振付アシスタントを太田垣悠が務める。中高生と共に新しい舞台を創造するこのプロジェクトは、今年で9年目を迎えた。夏休みのほとんどを費やして、ダンス経験の差に関係なくプロの指導を受けたことは、こどもたちの宝物になるだろう。

鈴木まこ INO_Angeles_011

 本作では、音楽と映像とともに、身体を最大限に駆使して出演者たちは次から次へと様々な感情や意思を表現していく。舞台上には大きな白い木”バオバブ”があり、幹の部分はスクリーンとなっており、葉の部分には様々な模様や動物などの装飾がみられる。白い木の両脇にも出演者の背丈より少し高いスクリーンが設置されている。これらのスクリーンが照明や映像を映し出すことで舞台は表情をくるくる変える。作品冒頭、穏やかな緑色と差し込むような光がちりばめられた空間で私の心は一気に舞台に引き込まれた。
 最初から最後まで観客の案内人のような役割を果たす西出一葉、独特の台詞と動き・表情の使い方で観客を和ませる池ヶ谷優希、場内にのびやかにひびきわたる歌声を披露し天使のようにふるまう永田茉彩、男子ならではの力強いパフォーマンスを披露する宮城嶋開人。それぞれ台詞はほとんどないものの、「よく見るとあの子だけあの子を気にしているな」とか「今あの子が1番に動き出したな」とダンスだけで観客の想像をどんどん膨らませる出演者たち。印象的だったのが何人かで1人を囲んで群がり襲いかかるような場面である。囲まれた1人は「うわーっ」と叫んで周りを追い払うような動きをする。その動きと表情から感じた意志の強さに私はドキドキしてしまった。また、それまでの黒い衣装から色とりどりの花柄の衣装に着替えて、みんなで寝そべって『春が来た』を歌う場面から最後までの盛り上がりの高揚感!汗だくになりながら最後まで楽しそうに力いっぱい踊る姿に自分も一緒に踊っているような気持ちになった。

鈴木まこ INO_Angeles_123

 本作はダンスや歌が好きな人はもちろん、普段は親しみの無い人も鑑賞後は思わず跳ねて歌って踊ってみたくなるような、不思議な魅力であふれていた。まずは1回、出演者ひとりひとりに注目して12回、映像に注目して1回、音楽に衣装に小道具に…というように何度でも観たい。11月3日、4日に東京芸術祭での公演を控えている。10代ならではの繊細な感受性や柔軟な考え方によって、舞台はさらに進化していくだろう。

静岡文化芸術大学2年 鈴木まこ
(写真撮影:猪熊康夫)

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SPAC-ENFANTS
『空は翼によって測られる~』
11月3日(土)15:00開演
11月4日(日)13:00開演
振付・演出:メルラン・ニヤカム
出演:SPAC-ENFANTS
   池ヶ谷優希、岩田麻緒、岡村桃果、勝間田里絵
   金森萌倭、金子綺莉、鈴木舞子、永田茉彩
   西出一葉、伏見彩花、宮城嶋開人、渡邉茉奈
振付アシスタント:太田垣悠、佐川健之輔
メディアディレクション: ニシモトタロウ、松尾邦彦、小柳淳嗣

会場:あうるすぽっと

チケット:入場無料(要予約)

この公演は東京芸術祭2018の一環として行われます。
詳細はこちら
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2018年8月26日

スパカンファン 稽古場ブログ#4「インターンシップ」

はじめまして!
8月20日から6日間SPACでのインターンシップに参加させていただいております、静岡文化芸術大学 文化政策学部 芸術文化学科3年の日下怜子です。
インターンシップでは、制作部の実務体験や稽古風景の見学などをさせていただいております。舞台制作の具体的な仕事内容を知り、出演者やスタッフの方々の公演に対する熱意を間近で感じることができ、貴重な経験となっています。

静岡芸術劇場で8月26日に上演されるスパカンファン・プロジェクト『ANGELS~空は翼によって測られる~』。インターンシップ期間中に公演本番に向けての稽古の様子を一部見学させていただいたので、その稽古風景をご紹介します。

私が今回見学させていただいたのは、本番6日前と3日前の稽古の様子です。初めて稽古場に入ったとき、出演者の中高生の皆さんが元気いっぱいに挨拶してくださったのがとても印象的でした。振付・演出のニヤカムさんとも英語を使ってコミュニケーションをとられていて、作品づくりも含め中高生のうちからこのような経験ができることを少し羨ましく感じました。休憩中には中高生らしいあどけなさも感じられ、和気あいあいとした楽しい雰囲気に包まれていました。

しかしいざ通し稽古が始まると、出演者の皆さん一人ひとりが舞台に対する高い意識を持ち全身を使って表現されている一生懸命な姿や、衣裳替えや小道具の準備などをお互いに協力し合いながら一つの作品をつくり上げていく様子に心を揺さぶられました。中高生とは思えない立派なパフォーマーとしての一面を見ることができ、本番がますます楽しみです。通し稽古が終わると、8月の本番に向けた稽古があと少しで終わってしまうと思わず涙が溢れる方もいらっしゃいました。

本番の会場では舞台美術や音響照明の仕込み作業が行われ、本番の様子に徐々に近づいていました。出演者の皆さんが実際に完成した舞台を初めて見たとき、その広さと普段とは違う空間に驚きながらも「こんな舞台で踊れるなんてすごい!」という感動の声が。稽古でも実際の舞台で音響照明に合わせての場当たりが行われ、本番に向けて最終調整。

DSC_0091

私も本番当日、スタッフとしてサポートできるように頑張ります。中高生による世界レベルのコンテンポラリーダンス公演は必見です。

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SPAC-ENFANTS
『ANGELS ~空は翼によって測られる~』
8月26日(日)14:00開演 
振付・演出:メルラン・ニヤカム
出演:SPAC-ENFANTS
   池ヶ谷優希、岩田麻緒、岡村桃果、勝間田里絵
   金森萌倭、金子綺莉、鈴木舞子、永田茉彩
   西出一葉、伏見彩花、宮城嶋開人、渡邉茉奈
振付アシスタント:太田垣悠
メディアディレクション: ニシモトタロウ、松尾邦彦
会場:静岡芸術劇場
詳細はこちら
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2018年8月19日

スパカンファン 稽古場ブログ#3「ニヤカムさんワークショップを開催しました」

8月11日にニヤカムさんによるワークショップを開催しました。
参加者は、下は中学生から上は50歳以上まで、文字通り老若男女さまざまです。

まずはウォーミングアップからスタートです。
手で身体を擦ってあたためていきます。顔を擦るときに、ニヤカムさんが「お化粧が落ちないようにね」とお茶目なアドバイスをする場面も。
1
身体だけでなく、心もほぐれていきます。

ニヤカムさんは、ワークショップ中にアシスタントの太田垣さんから日本語を教えてもらい、時たま日本語の掛け声が飛び出します。
身体を動かすときの掛け声が日本語になると、どのように身体を動かせばよいか、参加者たちも意図を理解しやすそうでした。

そうして音楽や声でリズムを作って身体を動かすのですが、このように音を大切にするのは、ニヤカムさんの故郷、アフリカのダンスは音楽と結びつきが強いからだそうです。
2
そこから歌とダンスのワークが始まりました。
歌を歌いながら少しずつ動きをつけていくことで、歌と身体の強い結びつきが、見ている側にも感じられます。

次はスカーフやスティックなど道具を使うワークへ。
3
ニヤカムさんが「みなさん楽しいですか?気持ちいいですか?」と質問すると、参加者の方々は口々に「楽しいです」「気持ちいいです」と答えます。

ニヤカムさんも「ぼくもみなさんといて楽しくて気持ちいですし、愛にあふれています」と応答。「今度はその愛を外に出してみましょう」と、スカーフを用いて、そのことを表現していきます。

4
このとき、ニヤカムさんは「自分の今の身体でできること、その身体の可能性の中で踊ると楽しいです。そうすれば老いても踊ることができます」と、踊ることの楽しさを伝えていました。

難しいテクニックを求めるだけではなく、今の身体でできることで表現することで、その人自身の表現が生まれます。個人を尊重するニヤカムさんらしい一言ですが、これはダンスの根本的な面白さの一つであると思います。

5
スティックを使うワークでは、ただ叩いて音を出すだけではなく「他人の動きをよく見ること、他人の出す音をよく聞くこと」を伝え、一体感を生み出します。

自分の身体を知って、他人の身体も知る。
一人だけではできないダンス、舞台の面白さです。
短い時間ながら、みんなの心が開放されたワークショップになりました。
6
たくさんのご参加、本当にありがとうございました!

公演はいよいよ今週末です。
ワークショップに参加したスパカンファンメンバーは、率先して声出しなどをしていて、頼もしい限りでした。
成長著しいスパカンファンの舞台、ぜひご覧ください。

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SPAC-ENFANTS
『ANGELS ~空は翼によって測られる~』
8月26日(日)14:00開演 
振付・演出:メルラン・ニヤカム
出演:SPAC-ENFANTS
   池ヶ谷優希、岩田麻緒、岡村桃果、勝間田里絵
   金森萌倭、金子綺莉、鈴木舞子、永田茉彩
   西出一葉、伏見彩花、宮城嶋開人、渡邉茉奈
振付アシスタント:太田垣悠
メディアディレクション: ニシモトタロウ、松尾邦彦
会場:静岡芸術劇場
詳細はこちら
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2018年8月11日

スパカンファン 稽古場ブログ#2 「夏祭りに参加しました」

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8/4(土)、池田島崎公園で開催された「池田の夏祭り」に参加しました。

静岡芸術劇場の住所の町名は「東静岡」ですが、ほんの少し前は「池田」でした。
そんな地元の池田の方々には、演劇祭をはじめとして、様々な場面でお力をお借りしています。

そうしたつながりから、スパカンファンでは毎年夏祭りに出演しています。
8/26(土)の公演を控えている今、地元の方々に自分たちのダンスを知ってもらう、どのように見られるかを知ることができる機会があることは、とても大切です。

稽古を終えて会場に着くと、ちょうど盆踊りが始まったところで、既に人がいっぱい。
会場準備をしている間、ウォーミングアップを兼ねて?子どもたちはいつの間にか盆踊りの輪の中にいました。
会場に溶け込むのが早い!
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さて、本番はニヤカムさんの歌が始まると、あっという間に人だかりに。ニヤカムさんはダンスだけでなく歌もとても上手で、道行く人も思わず振り返っていました。『ANGELS』でも子どもたちが歌を歌うシーンが度々見られます。
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ダンスが始まる頃には更にたくさんの観客が集まり、そこから手拍子が起きたりなど、大盛況。継続参加の子どもたちのパワフルさは目を見張るものがありますが、今年から参加している金子綺莉さん(下の写真で黄色い服を着ている子です)も負けじと堂々としたダンスを披露していました。
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本番はもっともっと鮮烈です。
彼女ら・彼らのそのパワーを感じてもらうため、劇場でお会いできたら嬉しいです。

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SPAC-ENFANTS
『ANGELS ~空は翼によって測られる~』
8月26日(日)14:00開演 
振付・演出:メルラン・ニヤカム
出演:SPAC-ENFANTS
   池ヶ谷優希、岩田麻緒、岡村桃果、勝間田里絵
   金森萌倭、金子綺莉、鈴木舞子、永田茉彩
   西出一葉、伏見彩花、宮城嶋開人、渡邉茉奈
振付アシスタント:太田垣悠
メディアディレクション: ニシモトタロウ、松尾邦彦
会場:静岡芸術劇場
詳細はこちら
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