2016年7月29日

<シアタースクール2016>稽古が始まりました!

SPACシアタースクール、今年も元気に稽古が進んでいます!
この夏は、中学1年生から高校2年生までの28名の皆さんと
静岡芸術劇場で『オズの魔法つかい』を上演します。

7月から稽古が始まったシアタースクール。
いつも稽古の冒頭に行なっている発声練習も、トレーニングも、
今回はじめて参加する皆さんにとっては
知らないことばかりだったかもしれません。

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▲トレーニングの様子

ところが皆さん、あっというまに稽古場でのメニューに慣れてきて、
他の学校の子ともどんどん仲良くなって…
最初は緊張やとまどいの表情もありましたが、
稽古中にはしっかり集中した真剣な表情を、
そして休憩時間にはめいっぱいの笑顔を
見せてくれるようになってきました。

舞台での稽古が始まるのはまだしばらく先ですが、
劇場の空間のイメージを早めに持ってもらえるように
一度舞台に立ってもらう時間も作りました。

2014年、2015年は野外劇場「有度」での発表会だったので
参加者の皆さんが静岡芸術劇場の舞台に立つのは3年ぶり!

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この舞台を懐かしい、と思う皆さんも、初めてここに立つ皆さんも、
発表会のときにはまた、今とは違う思いで舞台に立っていることと思います。

ほんの少しずつかもしれませんが、毎日稽古を重ねることで、
自分の気持ちも身体も、変わっていっているはずです。
その変化を見過ごさずに、1日1日の稽古の成果を積み重ねていってくださいね。

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SPACシアタースクール2016
オズの魔法つかい

演出・脚色:中野真希
台本原案:宮城聰
原作:ライマン・フランク・ボーム

8/20(土)、21(日) 各日16:00開演
静岡芸術劇場

□ 詳細はこちら
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2016年7月23日

<役者おくぬ~日記>ホームでの公演

劇的舞踊 第三弾『ラバヤデール-幻の国』いよいよ静岡入りしました。
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思えば2014年のNoism10周年記念公演カルメン初演を皮切りに、
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来月埼玉にて再演が決まっている、2015年9月初演のNoism0『愛と精霊の家』、
Noism0_愛と精霊の家
そして今年1月、2月のカルメン再演、

そして5月から稽古に参加させていただいてる
新作の『ラ・バヤデール』とここ2年は新潟のレジデンシャルダンスカンパニーNoismさんへの客演が続いていて、静岡を留守にしがちで申し訳なく思っている奥野ですが、

最初の頃は以前から静岡でも人気の高いNoismに俳優一人での参加という感じで、
若干心細い思いもありましたが、皆さまとてもよくしてくださり、
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新潟市民の皆さまともいい形で交流をさせていただけるチャンスにも恵まれ、
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新潟への愛着も生まれてきた今日この頃、
今回はSPACから二人の俳優が加わったことで心強さ倍増で臨んだ
6月の新潟公演のあと、
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7月に入り横浜KAATでの公演、
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奥野の地元の兵庫は西宮北口駅前の県立芸術文化センター、
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愛知は栄のど真ん中の県立芸術文化センターでと
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熱いツアーが続いたのですが、
どの会場も大劇場で、
初めて立たせていただいた愛知芸術文化センター大ホールにいたっては
2500席の広々とした空間で、
KAATに続いて宮城監督もご来場くださり、とてもやりがいがありました。
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そんな中7月17日静岡入りし、
その日の15時からスノドカフェ七間町で穣さんにご登壇していただいた
『新潟ナイト』は予想以上の大反響!
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Noism創設時からの苦労話や常に高い目標を目指す姿勢など、
アフタートークではなかなか伺えない貴重なお話に改めて感銘を受けると同時に、
やはり鈴木忠志氏の見据える高みをジャンルは違えども愚直に追い求めるその姿に、
司会の柚木さんはじめ客席の皆さまからも大きな共感と感動がうまれていたようです。
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そして、傑作だったのが新潟の学生さんたちにお願いして作ってもらった、
ビデオレター風VTR!
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文化政策課の課長さんや、
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新潟で活躍するダンスの先生のみならず、
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お忙しい中何と新潟市長にもご登場いただき、
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静岡県民の皆さまへのメッセージもいただきました。
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(新潟市民から静岡県民へのビデオレターについては『おくぬ〜の来た球を打つ!』で紹介)

昨年夜叉ケ池以来の静岡芸術劇場ですが、
一般公演はもしかしたら2013年末の忠臣蔵以来!
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2014年以降Noismのダンサーさんやスタッフさんとも
気心が知れた感じになって、各地をツアーしてまわった今月、
最終地が、私のホーム、静岡芸術劇場ということで、
スタジオでの稽古といい、劇場でのリハといい、
妙に見慣れた客席を目の当たりにして
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込み上げてくる喜びに気付いた時改めて実感したのは、

この素晴らしダンサーさんたちのパフォーマンスを
いつか静岡の皆さまにも見ていただけたらなーと、
心のどこかで思いながら
これまでNoismに参加させていただいてたんだなーということ。

そんな私のささやかな願いが今月23日24日、
いよいよ実現する機会に私も参加するんだなと思うと、
武者震いがする。

残席わずかとなっております。

ぜひ劇場にお越しくださいませ。

奥野晃士


2016年7月21日

Noismメンバーによる「からだワークショップ」を開催しました!

19日(火)に、Noism劇的舞踊 vol.3『ラ・バヤデール―幻の国』の関連企画、Noismメンバーによる「からだワークショップ」を開催しました。

性別も年齢もさまざまな30名ほどが集まり、講師の山田勇気さん(Noism2専属振付家兼リハーサル監督)、真下恵さん(Noismバレエミストレス)のお二人の指導のもと、身体を動かしました。

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2人組や3人組で相手の身体を感じながらも、自分の身体への意識は忘れず、音や周りの様子も取り入れて身体を動かします。

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なかなか身体の力が抜けず、最初はぎこちない動きでしたが…、徐々に緊張がほぐれ、動きも滑らかになっていきます。
参加者からは、
「Noismのからだの動きが想像できて楽しかった」
「力を抜いて相手に合わせることは難しかったけれど、いいコミュニケーションになった」
「鈍くなっている感覚を目覚めさせるきっかけになり、気持よかった」
といった感想もあがり、あっという間の1時間半は盛況のうちに終わりました!

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公演はいよいよ今週末土日。
Noismメンバーの驚異的な身体とそこから生み出される圧巻の作品を観ることができる貴重な機会です。
両日ともに残席がとても少なくなっておりますので、ご予約はお早目に!

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Noism劇的舞踊vol.3『ラ・バヤデール―幻の国』

7月23日(土) 18:30
7月24日(日) 16:30

日本語上演/英語字幕(ポータブル字幕機あり/要予約)
会場:静岡芸術劇場 (静岡県静岡市駿河区池田79-4 グランシップ内)
上演時間:110分(予定/途中休憩あり)
詳細はこちら

*公演特設サイト


2016年7月18日

『三島の異邦人』千穐楽

7月9日(土)からスタートした「ふじのくに野外芸術フェスタ2016」。

昨日、『ライフ・アット・中央幼稚園』はおかげさまで大盛況のうちに終了しました!

そして、今年のフェスティバルのフィナーレを飾るのは、カムチャッカ・カンパニーによる
『三島の異邦人』(KAMCHÀTKA)。

写真で『三島の異邦人』をご紹介します。

7月14日(木)には静岡市内でも『異邦人』を上演。

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【静岡市役所旧館をバックに】

静岡公演本番の数時間前、舞台芸術公園では、
青空の下、稽古が行われていました!
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【小道具のトランクを持って稽古場へ】

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本日、千穐楽『三島の異邦人』にぜひお越しください。

≪公演情報≫
ふじのくに野外芸術フェスタ2016in三島
『三島の異邦人』
7月18日(月・祝)15:00~
無料上演
予約不要

★スタート地点が変更になりました!
スタート地点:白滝公園(三島市一番町1-1)
※本作は、移動しながら上演されます。


2016年7月8日

明日より開幕!『ライフ・アット・中央幼稚園』現場写真レポート

開幕直前、ふじのくに野外芸術フェスタin三島(7/9~7/18)。

『ライフ・アット・中央幼稚園 ~ふしぎなじかんのながれるところ~』
が上演される会場は、たくさんの園児たちが過ごした三島市内の由緒ある旧・幼稚園。

閉園されて以降、ひっそりとしていた幼稚園に
スペインからカムチャッカ・カンパニーの俳優たちがやってきました!

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左からアンドレアさん、リュイスさん、エドュさん
クラウディオさん、マイカさん、ゲリーさん

ただいま、仕込み作業の真っ最中!
教室はもちろん、トイレや廊下、キッチン、倉庫、など幼稚園のあらゆるスペースが
不思議な空間へと生まれ変わっています!

古いテーブルやイス、タンス、バスタブや冷蔵庫といった家具の改造も
お手のもの。あっという間に「舞台美術」に変身です。

日中には、釘を打つコンコンコンという音、電動のこぎりのブィィーンという音
が響き、陽気な彼らの笑い声とともに、園内には再び活気があふれています。

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【廃材を再利用!】
エドゥさん

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【線路を設計中。】
ゲリーさん

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【3つのドアをつなげて大きな壁を作ります!】
左からクラウディオさん、リュイスさん、アンドレアさん

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【幼稚園廊下には靴の部屋が・・・!?】

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【ハーブに朝の水やりも忘れずに!】

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【作業終了後には、必ずみんなで作品づくりのディスカッション】
一つ一つ部屋を回りながら意見を出し合って、プランを練っているようです。

この作品では、俳優たちが幼稚園に棲みついた住人となり、
その生活を私たちが覗きにいきます。

彼らの部屋は、植物や雪の部屋、砂、写真などで満たされ、
私たちを不思議な世界へと歓迎してくれます。
訪れた先でどういった体験ができるのでしょうか?

彼らの創った部屋を見に、そして彼らに出会いに来てみませんか?
道筋も、滞在時間も決められていない、自分だけの時間。
あなたが主役のパフォーマンスです。
ぜひお気軽にご参加ください!

≪公演情報≫
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7月10日(日)、15日(金)、16日(土)、17日(日) 
各日15:00~18:30

入場時間:
①15:00 / ②15:20 / ③15:40 / ④16:00
⑤16:20 / ⑥16:40 / ⑦17:00 / ⑧17:20
18:30パフォーマンス終了

集合場所・受付: 三島市役所中央町別館1階 正面玄関
        (三島市中央町5-5、三島駅 南口より徒歩15分)
会場: 旧・三島市立中央幼稚園

入場料: 500円 (小学生以下無料)
要予約 (当日券の有無は予めお確かめください)
SPACチケットセンター TEL.054-202-3399

http://spac.or.jp/habitaculum_2016.html
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2016年6月30日

イナバとナバホの白兎/パリ日記(30・完)

SPAC文芸部 横山義志
2016年6月20日(土)~21日(日)

 
公演が終わり、今日で帰国。雨。
 
 
そういえば、今回はパリのこの季節には珍しく、かなり雨が降ったが、なぜか上演中はそれほど降らなかった。最後に背景幕を開け、庭園を見せる演出だったのだが、午後8時開演だと、午後9時40分頃に背景幕が開くことになる。日の入りは午後10時過ぎなので、まだ明るい。太陽神を祀る場面なので、このときに大雨だったりすると、ちょっと話が合わない。このときには、庭園はいつも鮮やかな緑を見せてくれていた。

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まずは技術スタッフ等7人が午後1時20分に劇場に集合し、持ち帰る楽器や小道具などの機材をトラックに積む。午後3時過ぎに空港着。税関で手続きをして、機材を預ける。今回はANAに協賛をいただき、荷物の受け入れにもご協力いただいて、かなりスムーズに進んだ。午後5時前、俳優など残りのメンバーが空港に到着。

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今回は俳優・スタッフ総勢42人。俳優は26人。そう言うたびに驚かれた。最近ヨーロッパでは一人芝居がやたらと多くなり、そうでなくても、特にツアーをするような作品は、出演者はせいぜい数人、というケースが多い。舞台装置もなるべく作らず、映像を多用する傾向がある。これには経済的要因が大きい。一方『イナバとナバホの白兎』では、映像は使わず、音は全て俳優の声と楽器によって構成されている。その分、旅をするにはかなりの手間がかかる。このような作品は時代の風潮に逆行しているともいえる。

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パリでは多くのお客さんから、「このような作品に出会ったのは何年ぶりだろう」という声を聞いた。毎晩のように絶賛の声を聞くことができたのは、一つには、実際このような作品を見る機会が失われているからだろう。集団創作を行っていた時代の太陽劇団の作品になぞらえてくださった方も少なくなかった。フランスでは、同じメンバーが長年に渡って共同作業をつづける「劇団」という形態が稀少になりつつある。SPACのミッションの一つは、「劇団」でなければできないことを示すことにある。この意味では、この作品はまさに、「劇団」なしではありえなかった作品だといえるだろう。SPACができてからもうすぐ20年、宮城さんが芸術総監督になってからもすでに10年近くになる。既存の戯曲にもとづかない集団創作という実験が可能になったのも、それだけの経験を共有し、蓄積してきたからだろう。

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そういえば、初日が開けてからも毎日稽古していたのにも驚かれた。おかげで静岡公演に比べても、ずっと完成度の高い作品になったと思う。再演してほしいという声も多かった。またこの作品を見られる日も、それほど遠くはないかも知れない。

午後8時過ぎに離陸。翌日午後3時頃、羽田空港着。午後7時頃、静岡到着。片付け作業のあと、各自帰途に着く。

集合写真トリミング済

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フランス国立ケ・ブランリー美術館開館10周年記念委嘱作品
『イナバとナバホの白兎』
6/9(木)~19(日) ケ・ブランリー美術館クロード・レヴィ=ストロース劇場
◆公演の詳細はこちら
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2016年6月27日

<役者おくぬ~日記>劇的舞踊『ラ・バヤデール―幻の国』世界初演!

ご無沙汰です。
久しぶりのおくぬー日記になってしまいましたが
2014年以降、スイスと日本を行き来する生活を送ることになってから
おくぬ〜日記もちょっとごぶさたしてしまい申し訳ありませんでした。

2014年の衝撃的な舞台だった劇的舞踊「カルメン」以来、
新潟市のレジデンシャルダンスカンパニーNoismさんとの共同作業は
私自身とても刺激的で多くの収穫と成果をもたらしてくれたと思いますが、
今回の劇的舞踊ラ・バヤデールは、SPACからは貴島さんとたきいさんも参加しての
豪華版。

三人とも並々ならぬ覚悟を持って
新潟入りさせていただきました。

今回はベースに同名のバレエの名作があり、
演劇界の重鎮劇作家の平田オリザさんの翻案した戯曲があり、
そこへ宮前義之さんを中心としたチームISSEY MIYAKEの方々、
その気になったら劇場丸ごと設計できちゃう気鋭の建築家の田根剛さんの空間
カルメンの時からユニークな家具が印象的だった近藤正樹さんの木工美術、
大学時代は宮城さんと同級生だったという笠松泰洋さんの音楽、

それら才能あるクリエイターさんたちの作品と関わる出演者一同の表現を
日々昇華させるために腐心する穣さんのもと、
苦労を厭わないいつもの照明、音響、舞台スタッフの皆さん、

特に東京から来られるチーム宮前の衣裳の作業ついては、
みなさん穏やかな方々なのですが、当然みなさんスペシャリストで、
役割分担がきっちり出来ており、
手際よく問題を解決しながら完成度を上げていく集団作業の凄みを感じられました。

今回はNoism1のメンバーさんたちが集団作業で振り付けを生み出すプロセスも
とても興味深く拝見できた。
シーンから連想される言葉を出し合い、一つ一つの言葉をテーマに
一人一人のダンサーさんが振りつけを発表し、
穣さんが構成していくのであるが、
そんな気の遠くなる作業を根気よく続け、
多くの犠牲の上に成り立っている選りすぐられた振り付けは
他の追随を許さない内容のダンスだと言える。

とりわけ今回は静かな演劇の平田オリザさんが初めて取り組む舞踊戯曲、
演劇界の巨匠の紡ぎだしたセリフが鍛え抜かれたダンサーさんの肉体によって
発話しないながらも雄弁にセリフを語りだすのですが、

演出家金森穣によって抽出された才能の結晶のような作品として仕上がった
今回の劇的舞踊『ラ・バヤデール―幻の国』
世界初演となった新潟公演には
連日大勢のお客様が詰めかけて下さり、
終演後のカーテンコールは
熱狂的に受け入れてくださいました。

ヒロインの踊り子ミラン役の佐和子さん、騎兵隊長バートル役の賢さんはじめ、
カルメンでご一緒したダンサーさん達も、前作とは全く違う表現が見られ、
共演させていただきながら豊かな表現力に毎回正直驚かされました。

初日は平田さんはじめ、クリエイターのみなさまも勢ぞろいして下さり、
賑やかな世界初演となりました。

そんな空前のスケールの作品が、7月、
国内4箇所をまわります。
http://labayadere.noism.jp/

7/23・24は静岡公演が待っています。
是非お誘い合わせの上、お越しくださいませ。
ご来場をお待ちしております。

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Noism劇的舞踊 vol.3  
ラ・バヤデール―幻の国

7月23日(土) 18:30
7月24日(日) 16:30
日本語上演/英語字幕(ポータブル字幕機あり/要予約)
会場:静岡芸術劇場
詳細はこちら
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2016年6月24日

イナバとナバホの白兎/パリ日記(28)(29)

SPAC文芸部 横山義志
2016年6月18日(土)

 
午後7時20分頃、客席開場直前に照明のトラブル。大事な灯体が点灯してくれない。電球を交換することに。それには高所作業車を出さなければならず、そのためには舞台上のカーペットの一部をいったん剥がさなければならない。スタッフ総出で急ぎの作業をして、10分ほどで電球を交換し、無事に点灯を確認し、カーペットを戻す。なんとかそれほど遅れずに開場できた。

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今日もほぼ満席。リピーターが少なくない。終演と同時に拍手がわき起こり、次々とお客さんが立ち上がっていった。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

2016年6月19日(日)

 
ついに楽日。衣裳スタッフは10時劇場入り、舞台スタッフは10時半入り。今日は午後の時点で売り切れとの連絡が入る。今日は午後5時開演。
 
午後4時半、開場時間には長蛇の列。受付前には当日券を求める方の列が。せっかくいらしたので、できる限り入っていただいたが、それでも30人くらいはご覧いただけないままお帰りになった様子。

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終演後の拍手も楽日にふさわしい熱気。先日の昼食時に、ケ・ブランリー美術館のプログラムを統括しているエレーヌさんが「偉大なロックコンサートのようなフィナーレ」とおっしゃっていたのを思い出した。

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その後、ちょっとした打ち上げ。モニック・レヴィ=ストロース夫人がお友達を連れてふたたびいらしてくださった。「宮城さんの作品をまた拝見したい」とのお言葉。

エレーヌさんからは改めて、「私もこれまで多くの演劇作品を見てきましたが、この作品は演劇的な発明と呼ばれるに値する作品だと思います」とのお話。宮城さんから、「ケ・ブランリー美術館・クロード・レヴィ=ストロース劇場10周年を記念する作品、というお題をいただいて、構造人類学を学んだことで初めて、テキストを対位法的に扱うという発想を得ることができました。演劇史にちょっとした貢献ができたような気がしています」とのお返事。マルタン館長からもふたたび、SPACによる定期的な公演を希望します、とのお言葉。

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すぐにバラシ。午後11時まで作業、午後11時半退館。

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フランス国立ケ・ブランリー美術館開館10周年記念委嘱作品
『イナバとナバホの白兎』
6/9(木)~19(日) ケ・ブランリー美術館クロード・レヴィ=ストロース劇場
◆公演の詳細はこちら
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『東海道四谷怪談』稽古場ブログ第2回 ~写真撮影!~

みなさま、こんにちは!
『イナバとナバホの白兎』パリ公演が無事に終了し、
俳優・スタッフのみなさんが静岡へ帰ってきました!
連日スタンディングオベーションになるほどの盛り上がりだったようです。

一方、着々と稽古が進んでいる『東海道四谷怪談』チームは
先日、チラシビジュアルのための写真撮影を行いました。
今回、撮影用のメイクアップには
池田美容学校の先生・生徒さんたちにご協力を頂いています。


(ご尽力いただいた、池田ゆうき先生)


(池田美容学校の生徒さん。とても真剣なまなざし・・・。)

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こちらは舞台上での撮影の様子。
和服がとてもよく似合う俳優がそろっております!
照明、メイク、衣裳、小道具のバランスを見て
立ち位置の微調整を繰り返しました。

さてさて
今回はいったいどんなチラシになるのでしょうか!?完成をお楽しみに!
ご協力頂いたみなさま、本当にありがとうございました!

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SPAC秋→春のシーズン2016 ♯1
『東海道四谷怪談』
一般公演:10月8日(土)、9日(日)、10日(月・祝)
構成・演出:中野真希 原作:四代目鶴屋南北 出演:SPAC
静岡芸術劇場
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2016年6月21日

イナバとナバホの白兎/パリ日記(27)

SPAC文芸部 横山義志
2016年6月17日(金)

朝10時から午後1時までマスタークラス。演劇学校の学生にSPACの俳優が日々行っているメソッドを経験してもらう。今回は主にフィジカルシアター研修所(Laboratoire de Formation au Théâtre Physique)という学校の先生と生徒が参加。みんな一生懸命、何かを身につけて帰ろうとしている。終了後、「やり方はちがっても、俳優が目指すものはどこでも同じだと感じた。言葉を超えて、身体を通じてコミュニケーションを取れることが実感できて、とても充実した時間だった」と参加してくださった代表のマクシム・フランゼッティさん。

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午後6時半からプレトーク。ケ・ブランリー美術館研究部門に所属する文化人類学者二人とレンヌ大学演劇科のブリジット・プロさん、横山の四人で、『イナバとナバホの白兎』で参照されているテクストについて話す。今日はとりわけ文化人類学者のお客さんが多い様子。同美術館の「みんなの大学(Université Populaire)」ディレクター、カトリーヌ・クレマンさん(作家・哲学者・人類学者、文庫クセジュ『レヴィ=ストロース』の著者)もいらしてくれた。クレマンさんは1960年代からクロード・レヴィ=ストロースと一緒にお仕事をなさっていた方で、「きっとクロードが見たらすごく気に入ってくれたでしょう。彼と一緒にバリ島のパフォーマンスの研究をしていたのですが、これはバリのオペラだね、と言ってくれたんじゃないかと思います」とおっしゃっていた。コロスにバリ島の音楽技法を取り入れていることに注目してくださった様子。

今日はほぼ満席。ピーター・ブルック演出『マハーバーラタ』にも出演していた俳優の笈田ヨシさん(1970年代からパリ在住)がいらしてくださった。日本から駆けつけてくれた舞台美術家の高田一郎さんとばったり出会って、相当お久しぶりの再会を楽しんでいらした。笈田さんからは、「世界の演劇でもなかなか見られないスタイルを作っていらして、大変感動いたしました」とのお言葉をいただいた。

2016年6月17日笈田ヨシ氏

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フランス国立ケ・ブランリー美術館開館10周年記念委嘱作品
『イナバとナバホの白兎』
6/9(木)~19(日) ケ・ブランリー美術館クロード・レヴィ=ストロース劇場
◆公演の詳細はこちら
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