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2019年6月11日

ロミオとジュリエット

[スイス・フランスツアー]

「SPAC秋のシーズン2012」で上演され絶賛された、SPAC‐静岡県舞台芸術センター、テアトロ・マランドロ共同制作作品『ロミオとジュリエット』(演出:オマール・ポラス)が、9月23日から12月19日までの約3ヶ月にわたりフランス国内6都市ならびにスイス国内4都市を巡演いたします。
かつてない<多国籍版『ロミオとジュリエット』>の初ヨーロッパ公演です。

構成・演出:オマール・ポラス
原作:ウィリアム・シェイクスピア
日本語訳:河合祥一郎
フランス語訳:フランソワ=ヴィクトル・ユゴー

出演:大内米治、貴島豪、武石守正、舘野百代、美加理、山本実幸、吉見亮、渡辺敬彦、アドリアン・ジギャクス、ピエール=イヴ・ル・ルアルン

※詳細は、テアトロ・マランドロのウェブサイトへ(仏語)

公演日程・会場

フランス6都市・スイス4都市

■9/23〜28
La Cité Bleue (ラ・シテ・ブルー)
〔ジュネーヴ/スイス〕

■10/2〜4
La Maison de la Culture de Bourges (ブールジュ文化の家)
〔ブールジュ/フランス〕

■10/8〜19
Le Théâtre 71, Scène National de Malakoff (マラコフ国立舞台 テアトル71)
〔マラコフ/フランス〕

■10/23
Le Théâtre du Crochetan (クロシュタン劇場)
〔モンテー/スイス〕

■11/8〜9
Le Théâtre de Corbeil (コルベイユ劇場)
〔コルベイユ・エソンヌ/フランス〕

■11/15〜16
CNCDC Châteauvallon (シャトーヴァロン国立文化創造発信センター)
〔シャトーヴァロン/フランス〕

■11/20〜22
Bonlieu Scène Nationale (ボンリユー国立舞台)
〔アヌシー/フランス〕

■11/27
Théâtre de Beausobre (ボーソブル劇場)
〔モルジュ/スイス〕

■11/29〜12/1
La Cité Bleue (ラ・シテ・ブルー)
〔ジュネーヴ/スイス〕

■12/5
Théâtre de Vevey (ヴヴェ劇場)
〔ヴェヴェイ/スイス〕

■12/7〜14
La Cité Bleue (ラ・シテ・ブルー)
〔ジュネーヴ/スイス〕

■12/18〜19
Comédie de Caen – Centre Dramatique National de Normandie (コメディ・ド・カーン/ノルマンディ国立演劇センター)
〔カーン/フランス〕

演出ノート(2012年初演時より)

シェイクスピア、東洋を行く
オマール・ポラス

 シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』で見せつけられるのは、キャピュレット家とモンタギュー家という二つの家のあいだの絶え間ない憎しみの物語だ。この憎しみは世代から世代へと受け継がれ、もはやその由来を知るものすらいない。これは、私たちの時代に起きている内戦の状況ともちょっと似ている。この憎しみに唯一抵抗するのが、対立する家に生まれた若い二人、ロミオとジュリエットによる情熱的な恋だ。これはきわめてよく知られた恋物語だが、同時に、わずか五日間しか続かない、きわめて短い恋物語でもある。この恋は日曜日の華やかなパーティにはじまり、木曜日には運命の星の下で幕を閉じることになる。

 エリザベス朝式の舞台に浮世絵や屏風も取り入れ、古いヨーロッパと日出ずる国の二つの文明が結びあわされた舞台装置は、この壮大な家族のドラマを理解するために作り出されたものである。シェイクスピアの時代のエリザベス朝式劇場は、世界を映す鏡であると考えられていた。この劇場は、欲望と欲望とが対立し、緊張と暴力が渦巻き、自然なことだけでなく、超自然的なことも起きてしまう危険な場所である。同時に、この悲劇の登場人物たちは、浮世絵の世界の人物たちのように、ふと姿をあらわし、情に流され、やがて過ぎ去っていく。SPACの劇場の一つである楕円堂をかたどった舞台装置においては、まさに「鏡としての劇場」というエリザベス朝式劇場のあり方と、浮世絵の美学とが交叉している。

 この作品の舞台も、日本に置かれることになった。時代や地域は限定されていないが、ここには、キャピュレット家とモンタギュー家のように、激しい憎しみに取り憑かれ、古くからの争いによって引き裂かれた二つの家が存在している。このような理屈の通用しない争いという文脈の中で、対立する両家の継承者であるロミオとジュリエットのあいだに、恋という奇跡が芽生えるのである。

 だが、そもそも私と私が主宰するテアトロ・マランドロは、この『ロミオとジュリエット』という作品を、なぜあえて日本で作ることを選んだのだろうか。その答えは、なによりもまず、東洋の演劇とその技術や約束事、儀式的な性格への私たちの思い入れにあるのだろう。SPACの俳優たちと作品を作る際には、演劇へのアプローチの違いによる衝突もあるだろうが、一方で共通点も十分見つかるはずだ。テアトロ・マランドロのメソッドも、SPACのメソッドに劣らず厳密なものである。様々な演劇文化をかけあわせて生まれたメソッドを、この新作のために集められた日本とヨーロッパの俳優たちの体のうちに注ぎ込むのである・・・。これこそ、私たちの仕事道具なのだ。なぜなら私たちが望むのは、演劇の源流へ、舞台の最も原初的な形態が見出されるところへ、神話へと戻っていくことなのだから。こうして、異文化の交差点に置かれた『ロミオとジュリエット』は、様々な演劇の伝統が出会う、経験のるつぼとなっていくのである。

(翻訳:SPAC文芸部 横山義志)


La Cité Bleueでの公演チラシ

【チケット予約/Ticket】
Teatro Malandro-Cité Bleue
E-mail:billetterie@malandro.ch


【マランドロ問い合わせ/Information】
Teatro Malandro
Tel: + 41 22 347.46.88
E-mail:communication@malandro.ch



「SPAC秋のシーズン2012」公演時のブログもこちらからご覧いただけます。


「SPAC秋のシーズン2012」公演時のポストカード

『ロミオとジュリエット』公演サイト(2012)
English page of “Romeo et Juliette” (2012)
2019年5月11日

青い鳥



<SPACシアタースクールとは>

SPAC – 静岡県舞台芸術センターでは、専属劇団による舞台作品の創造・公演とともに様々な人材育成・支援活動を行なっています。
そのひとつであるシアタースクールは2007年にスタートし、今年で7年目を迎えました。SPACの俳優らによる指導のもと、県内全域から集まった子どもたちが身体や声に関する様々なプログラムに取り組み、その成果を劇場で発表しています。今回集まった小学6年生から高校2年生までの52人が挑むのは、SPAC版『青い鳥』。
約一か月間にわたる稽古で、発声、スズキ・トレーニング・メソッド(SPAC前芸術総監督鈴木忠志が考案した俳優訓練法)、楽器演奏やダンスを通して「舞台に立つためのからだづくり」を学び、発表会に挑みます。自分自身の「からだ」や「こえ」を意識することや、周りの人と真剣に向き合うことは、人それぞれの感じ方や考え方の違いに気づくことにつながります。
稽古場そして劇場は、自分自身と出会い、他者と交流する場です。そして人々の「違い」に光を当て、「違いを楽しむ」場でもあります。一か月の稽古を通して、ぐんと大きくなった参加者たちが全身をいっぱいに使って創りだす『青い鳥』。
参加者全員が舞台の上でみせる輝きを、ぜひご覧ください。

公演情報

■公演日時
発表会:2013年8月18日(日) 13:30開演/17:30開演(2回公演)

■会場
静岡芸術劇場

■チケット発売日
7月28日(日)10:00

■チケット料金
全席自由
一般 1,000円/高校生以下 無料
○高校生以下のチケットのお取り扱いは電話予約もしくは窓口販売のみとなります。
○発表会当日の受付は開演1時間前からとなります。
○当日、受付にてチケットをご提示いただいた順に整理番号をお渡しいたします。当日精算の方は、受付が混雑した場合、整理番号が遅くなることがありますのでご了承ください。
○小学生未満の方のご入場は保護者同伴とさせていただきます。また、小さなお子様と一緒にご観劇いただける親子室の利用をご希望の方はご予約時にお伝えください。
○当日券は、残席がある場合のみ販売いたします。(発表会当日、お電話にてご確認ください。)

スタッフ / キャスト

演出・脚色:中野真希
原作:モーリス・メーテルリンク

出演:静岡県内の小学6年生から高校2年生までの52 名

アシスタント:赤松直美、木内琴子、桜内結う、佐藤ゆず、武石守正、山本実幸
ダンス振付:眞田えみ
音楽構成・演奏指導:寺内亜矢子
舞台監督:貴島豪
照明:小早川洋也
音響:山﨑智美
衣裳:畑ジェニファー友紀
制作:仲村悠希、平田大

主催・問い合わせ先:SPAC – 静岡県舞台芸術センター
ふじのくに芸術祭共催事業

あらすじ

時はクリスマスの前夜―
貧しい木こりの家の兄妹チルチルとミチルが魔法使いにたのまれ、猫、犬、パン、光とともに幸福の象徴である青い鳥を探す冒険に旅立ちます。「思い出の国」「夜の御殿」「森」「幸福の楽園」と旅をつづけ、怖い出来事やトラブルに見舞われながらも、様々な出会いを重ねていきます。果たしてチルチルたちは青い鳥をつかまえることができるのでしょうか・・・?

2019年4月27日

タカセの夢




振付・演出
メルラン・ニヤカム Merlin Nyakam
振付家、ダンサー、歌手、俳優、ラ・カルバス・カンパニー主宰(Compagnie La Calebasse)。
14歳でカメルーン国立バレエ団に入団。16歳で主席ダンサーに登りつめる。1990年に「ラ・カルバス・カンパニー」を立ち上げ、91年に金の穂賞、最優秀ダンサー賞などを受賞。92年よりフランスに拠点を移し、さまざまな振付家の作品に出演。97年より、フランスで絶大な人気を誇るモンタルヴォ・エルヴュ・カンパニーに参加。2007年、08年、SPAC主催の「Shizuoka春の芸術祭」に参加。2010年より、静岡の子どもたちとともにダンス作品を創造するSPACとの共同制作プロジェクト「SPAC-ENFANTS」(スパカンファン)で振付・演出を手がける。

振付アシスタント:木野彩子 (きの・さいこ)
<ダンサー、振付家。“Edge”で「Yokohama solo duo competition 2003 横浜市芸術文化振興財団賞」を受賞。中高、大学での教員歴、英・仏でのカンパニーダンサー歴を経て現在は神奈川と札幌をベースに、ワークショップを発展させた作品制作を続けている。
http://saikino.blogspot.jp/

音響デザイン:山貫憲彦 (やまぬき・のりひこ)
作曲家・編曲家・録音技術者、Grooveasia Records主宰。フジサンケイグループ国際オーディション番組“AsianBagus”グランプリ受賞。多国籍ユニット“ASIABEAT”、和太鼓スクール“TAIKO-LAB”でも活動を展開。

映像:ニシモトタロウ
ラララ研究所代表・ディレクター・アーティスト。国内外の様々なコンテンポラリー・ダンスや、舞台・音楽シーンなどで空間を使った映像表現を行う。女子美術大学及び阿佐ヶ谷美術専門学校の非常勤講師。http://www.LaLaLaLab.com/

静岡の中高生が世界レベルのダンス・パフォーマンスに挑む!
希望の伝道師メルラン・ニヤカムと静岡の中高生の出会いから生まれた、類い稀なコンテンポラリー・ダンス


2010年よりスタートしたSPAC‐ENFANTS(スパカンファン)プロジェクトは、SPAC-静岡県舞台芸術センターが、フランスを拠点に国際的な活動を展開する振付家・ダンサーのメルラン・ニヤカム氏を迎え、静岡の中高生とともに新しい舞台を創造する国際共同制作プロジェクトです。「世界中の子どもたちが未来への希望を取り戻すことができるダンス」をコンセプトに、芸術表現として世界に通用するクオリティーを持ったダンスパフォーマンスを目指します。
2010年夏、静岡芸術劇場にて初演、2011年には「ふじのくに⇄せかい演劇祭2011」に参加、さらに東京公演を成功させました。昨年新たなメンバーを加えて始まった新体制のスパカンファンは、2年目を迎え、韓国公演と大阪公演を経て地元静岡での凱旋公演をおこないます。

 公演情報

■公演日時
8月17日(土)、18日(日)、19日(月)
各日15:00開演

◎17日(土)、19日(月)の終演後に、メルラン・ニヤカム(振付・演出)、スパカンファン、宮城聰(SPAC芸術総監督)によるアーティスト・トークを行います。

■会場
舞台芸術公園 稽古場棟「BOXシアター」

■チケット発売日 
SPACの会会員先行予約受付開始:7月24日(水)10:00
前売り開始:7月28日(日)10:00

■チケット
一般:4,000円  大学生・専門学校生:2,000円  高校生以下:1,000円

<ツアー公演情報>
2013 第13回 密陽夏公演芸術祝祭 
8月3日(土)・4日(日) @Theatre UriDongnae
大阪 国際児童青少年アートフェスティバル2013 TACT/FEST 
8月9日(金)・10日(土) @阿倍野区民センター

 スタッフ/ キャスト

振付・演出:メルラン・ニヤカム

出演:スパカンファン
(静岡県の中高生10名/秋山実優、朝羽愛純、石垣繭子、
井原未来、桐部結、髙瀬竣介、田中香帆、永田茉彩、宮城嶋静加、吉田燦)

振付アシスタント:木野彩子
音響デザイン:山貫憲彦
映像:ニシモトタロウ
舞台装置デザイン:鈴木里恵
衣裳デザイン 竹田徹
照明デザイン 樋口正幸
録音協力 静岡児童合唱団 青葉会

舞台監督 三津久
音響 原田忍
照明操作 神谷怜奈
映像操作 大塚翔太
衣裳 大岡舞、清千草
舞台 永野雅仁、市川一弥

主催:SPAC‐静岡県舞台芸術センター
後援:静岡市、静岡市教育委員会、静岡県教育委員会、駐日カメルーン共和国大使館、
在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本

ふじのくに芸術祭共催事業
支援:平成25年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業


<過去の公演>
2010年 『ユ メ ミ ル チ カ ラーREVE DE TAKASEー』
2011年 『タカセの夢』
2012年 『タカセの夢 ワーク・イン・プログレス Le Reve de Takase』