2017年1月9日

【シェイクスピアの『冬物語』稽古場ブログ#7】今日の劇場はひっそりと

シェイクスピアの『冬物語』は、
年が明けて1月4日から劇場での稽古を着々と進めています。

前回のブログで紹介しました、謎のクルクルは、
不思議な模様を浮かび上がらせながら、劇場の天井近くまでそびえています。

クルクルは、小さな段差にも丁寧に貼られていきました。

それにしても、劇場の中に入り、
できあがった舞台舞台装置の全貌をみると、
もうそれだけでも圧巻です。

素材に継ぎ目があるのを見ると、
劇場に持ち込まれたミシンは、どうやらこのクルクルを、
つなぎ合わせるために使われたようですね。

さて、昨日1月8日には、作品の創作過程をご覧いただける、
「おためし劇場」が開催され、今日は新年最初の稽古休み。
(おためし劇場の様子は次回のブログで、たっぷりご紹介します。)

そんなわけで、劇場の中はひっそり。

でも、静けさの中で、今日も作業が進められています……

今日は照明作業の日。

照明デザイナー大迫さん指揮のもと、
照明スタッフが総出で作業しています。

舞台で俳優の立つべき位置にスタッフが立ち、
操作卓にいるスタッフが照明を操作し、
実際の明かりのあたり具合をみながら、
大迫さんが一つ一つのシーンの
明かりの位置や強さ、変化の仕方などを
決定していきます。

一人ではできない、現場にいる全員での協力作業です。

照明は、客席の上にも吊るされています。

暗くてわかりにくいのですが、
手前の明るみにいらっしゃるのが照明デザイナー大迫さん、
奥の明るみの操作卓にもスタッフが。

暗い劇場の中でひっそりと進められる作業は、なんだか神秘的。

作品の完成に向けて、劇場という空間に
また一つの新たな魔法がかけられていく一日です。

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SPAC秋→春のシーズン2016 ♯4
シェイクスピアの『冬物語』
一般公演:1月21日(土)、22日(日)、29日(日)
     2月4日(土)、5日(日)、11日(土)、12日(日)
演出:宮城聰 作:ウィリアム・シェイクスピア 翻訳:松岡和子
音楽:棚川寛子 出演:SPAC
静岡芸術劇場
*詳細はコチラ
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2017年1月7日

【知られざる真夏の夜の夢#1】大公開!チラシ撮影の裏側

2017年が始まり、『真夏の夜の夢』の公演も迫ってまいりました!!
「シェイクスピアの『冬物語』」とのお得な『冬・夏』セット券も販売中。詳細はこちら
2作品合わせて、シェイクスピアの魅力を存分に味わっていただけたら嬉しいです♪

さて、『真夏の夜の夢』のこのチラシ。森に住む妖精たちが、闇の中から顔を出しているイメージです。

こちら、どうやって撮影したかといいますと…合成ではないんです!

カメラマンさんが真上から撮影しています。


昨年夏のある日、静岡芸術劇場の舞台に集合した出演者。まさに黒山の人だかり…。
洋服、手袋、靴下に至るまで、全身真っ黒。そして頭には黒ストッキングを被って、顔だけを出しています。


順番に寝転んで重なり合い、顔を寄せていきます。もはや誰が誰だか…笑
苦しい体勢ですが、いざ撮影が始まると次々とコミカルな表情を作ってくださり、とっても楽しい写真ができあがりました。さすがです。


待ち時間の様子も非常にシュールでした。

2011年に初演、14年にはロングラン上演を成功させ、「フェスティバル/トーキョー15」のオープニングを飾ったSPACの大ヒット作。
まだご覧になっていない方、何度でも観たい方、皆様お待ちしております!!

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SPAC秋→春のシーズン2016-2017 ♯5
『真夏の夜の夢』
2017年
2月25日(土)/3月5日(日)・11日(土)・18日(土)・19日(日)・20日(月・祝)
演出:宮城 聰
作:ウィリアム・シェイクスピア 小田島雄志訳『夏の夜の夢』より
潤色:野田秀樹
音楽:棚川寛子
出演:SPAC
静岡芸術劇場
*詳細はコチラ
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2016年12月29日

【シェイクスピアの『冬物語』稽古場ブログ#6】年末の劇場は仕込みで大忙し!

今年も残すところあと数日ですが、劇場では舞台の建て込み真っ只中、照明や音響作業も同時に進行し、静岡芸術劇場内各所で『冬物語』の稽古や作業が着々と進んでいます。


なかなかお目にかかることのない搬入口!
舞台芸術公園で作られた舞台装置が芸術劇場に運び込まれました!    


劇場客席には、舞台装置の模型の一部が…
何やら指示が書き込まれています。


あれ?舞台上にミシン?


このクルクルしたもの、何でしょう?
お見せするのは1本だけですが、
実はびっくりするくらい大量にあります。


もくもくと作業する創作・技術部スタッフ


劇場エントランスにも
『冬物語』の大きなディスプレイが!

リハーサル室での稽古も細かな作業に入ってきているようです。

ここから先は、研修でいらしている佐藤結さんの稽古場レポート第二弾です。

宮城さんからはムーバー(動き手)の演技について、人形浄瑠璃における人形遣いと人形の関係になぞらえて説明が入るのですが、動かす対象に生身の肉体と人形の違いはあれ、人形劇にも通じる話でとても興味深く拝聴しています。

今回の舞台では二人一役ということで、人形浄瑠璃における義太夫をスピーカー(語り手)が、三味線は打楽器の生演奏が、そしてムーバーは、いわば、人形遣いと人形の役を一人で担っているのです。人形遣いが人形を操るように、ムーバーは、自らの身体を自らで操っています。スピーカーとムーバーの二人一役とは言いますが、稽古をみていると、ムーバーの俳優はさらに自身の二人一役、つまり自分の身体とそれを操る遣い手としての自分とを自らのうちに含んでいるように思えてきます。日常においても心身一致の状況が人間の常態でないとはいえ、意識的に心身を分けて捉えるというのは並大抵の作業ではありません、、、!


中央に立っているのがムーバー、両脇に座っているのがスピーカー。
(舞台芸術公園での夏の稽古の様子から)

人形劇における人形は、人形遣いが持たない状態ではただの死に体、人形遣いが意志を吹き込んでこそようやく命を持った存在として生きることができるのですが、ムーバーはこの作業をひとりで行っているというわけなのです。人形劇の人形については、「ある作品のためだけに作られ、作品の上演される間にだけ生きる存在であるからこそ役者として純粋である」と人形劇関係者はよく言うのですが、作品の上演される時間以外にも人間として生き、生活をする生身の肉体を操り動かすことのむずかしさをSPACの二人一役には感じます。

二人一役の手法を用いた作品を初めてご覧になる方には、スピーカーとムーバー、生演奏と、どの要素も気になって目まぐるしく視点が移り大変かもしれません。そんなときには、作品を構成するひとつひとつの要素を分解して観劇するのもおもしろいと思います。

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SPAC秋→春のシーズン2016 ♯4
シェイクスピアの『冬物語』
一般公演:1月21日(土)、22日(日)、29日(日)
     2月4日(土)、5日(日)、11日(土)、12日(日)
演出:宮城聰 作:ウィリアム・シェイクスピア 翻訳:松岡和子
音楽:棚川寛子 出演:SPAC
静岡芸術劇場
*詳細はコチラ
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2016年12月27日

【シェイクスピアの『冬物語』稽古場ブログ#5】今回の舞台は二人一役!

SPACは舞台芸術の専門機関ということで、年間を通じて国内外から様々な方が、視察や研修にいらっしゃいます。

現在は、大阪で活動する「人形劇団クラルテ」で制作に携わる佐藤結(さとうゆい)さんが、研修でいらしています。

今回は、佐藤さんに書いていただいた稽古場レポートをご紹介いたします。

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SPACブログをご覧の皆様、初めまして。

文化庁委託事業・芸団協による国内専門家フェローシップ制度で、12/12(~1/22)よりSPACにてお世話になっております、佐藤結と申します。研修先は第3希望まで申請できるのですが、もともとSPACの作品が好きで(観始めてまだ3年ぐらいの新参者ですが)、静岡から世界へ羽ばたく作品を生み出すSPACという集団の秘密が知りたくて希望しました。普段は大阪の人形劇団クラルテというところで制作の仕事をしていますが、SPACは規模も大きく、何より静岡芸術劇場と舞台芸術公園の施設を使って活動しているということで、普段いる環境とは全く違い、驚きと発見の毎日です。

研修初日は、ちょうど1月に初日を迎える『冬物語』(シェイクスピア/作)の稽古が始まるということで、稽古を見学させていただきました。
このブログを読んでいらっしゃる方は、SPACの作品を度々ご覧になられているかと思います。SPAC芸術総監督の宮城さんの作品の特徴のひとつに、台詞を話す人(スピーカー)と動きを担う人(ムーバー)でひとつの役を演じる手法がありますが、『冬物語』はほぼ全編この形式で上演されるそうです。そして、生演奏。人形劇の世界でも、見覚えがあります… そう、大阪が誇る伝統芸能「文楽(人形浄瑠璃)」に似ているんですよね。人形劇のための戯曲を数多く執筆した近松門左衛門も、芸というものは虚(ウソ)と実(ホント)の皮膜にあることだと論じており、人形劇の虚構性を愛しました。もともと演劇にも虚構の要素がありますし、二人一役という手法にもそんな印象を受けます。

さて、『冬物語』を書いたシェイクスピアと、日本の近松。同じ劇作家ということで並べられることも多い2人ですが、宮城さんによると、その趣向は大きく違うようです。しゃべればしゃべるほど人物の個性が現れるシェイクスピア劇に対し、近松作品(および日本の伝統芸能)の登場人物は、立場・シチュエーションを体現しており、個性ではなく類型的な人物として描かれているのだそう(とは言えシェイクスピアも最晩年には個性的な人物を描くことにさほどの関心を寄せていないようで、『冬物語』に関してはそのかぎりではないとのこと)。そういう意味で、近松作品は二人一役に向いているが、シェイクスピア作品(晩年の作品を除く)は向いていないという傾向があるそうです。そのことは、文楽では作品ごとに人形を作るのではなく、登場人物の類型に合わせた首(かしら)を選び用いることからも見てとれます。よく、人形劇の世界では(人形劇作品のために書かれた戯曲が少ないため)、人形劇に向く作品とそうでない作品と戯曲を分類して話すことも多いのですが、そのことの意味をここへ来てはじめてわかったように思います。

現在、稽古場では棚川さんの指揮の下、音楽の制作も同時に進行しています。楽器の演奏、ムーバー・スピーカーの稽古、そして稽古場以外でも各スタッフが動いており、まさに圧巻の集団創作といった趣。SPACという劇団の底力と奥深さを感じる日々です。

シェイクスピア作の『冬物語』が、どんな二人一役の舞台作品になるでしょうか……? 今から楽しみです。

皆様も、どうぞお楽しみに。

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SPAC秋→春のシーズン2016 ♯4
シェイクスピアの『冬物語』
一般公演:1月21日(土)、22日(日)、29日(日)
     2月4日(土)、5日(日)、11日(土)、12日(日)
演出:宮城聰 作:ウィリアム・シェイクスピア 翻訳:松岡和子
音楽:棚川寛子 出演:SPAC
静岡芸術劇場
*詳細はコチラ
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2016年12月24日

【シェイクスピアの『冬物語』稽古場ブログ#4】舞台音楽家・棚川寛子インタビュー【後編】

宮城作品を彩る数々の音楽を手掛けてきた棚川寛子さん。
その作曲の舞台裏に迫るインタビューの後編をおおくりします♪
【前編はこちら】

(本インタビューのショートver.は、12/15発行の「グランシップマガジン」に掲載されています)

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――棚川さんは、もともとは舞台で演技をする側だったと伺いました。俳優をしていたときの経験が役に立っていると感じることはありますか?

それはあると思います。練習中に俳優から、「ここは音が大きすぎる」「私の台詞が聞こえないから、音楽はもっと小さい音で演奏してくれない?」といったオーダーが入ることがあるんです。そういうときは、私自身も演技をしていましたから、「それはそうかも」と理解できます。ですが、舞台音楽の作り手として「この場面では絶対に音を入れたい」という譲れない部分はありますし、宮城が「この場面には音楽を入れて」と指示する場合もあるので、そのあたりはもうお互いせめぎ合いですね。

――舞台音楽を作る上で、棚川さんが大事にしていることを教えてください。
 
芝居全体の流れ、でしょうか。台本をもらったら、「芝居全体をどう見せるのか」「宮城はこの作品をどう着地させたいのか」といったことをまず考えます。そうやって作品を俯瞰してから、次に、じゃあ音楽はどうしようか、と全体を通しての音楽の戦略を立てて、そこから場面ごとの曲を作ることが多いです。
テンポ感も大切にしています。どんなに素晴らしい作品であっても、お客様の集中力が途切れる瞬間ってあると思うんです。それを見計らって、あえて演奏をストップしちゃうとか。無音も音楽なんですよね。急にまわりが静かになると、「ん?」とちょっと気になっちゃうみたいな、あの感じです。芝居の流れが悪くなりそうな場面でわざと曲のテンポを上げるケースもあります。お客様の期待に時に応えたり、時に裏切ったり、バランスを上手く取りながら曲を構成する、といえばいいのでしょうか。そのあたりのことを意識しながら作っています。

――舞台音楽の仕事で、どんなときに達成感を感じますか?

上演が始まる前の、「これで初日に出せるクオリティになったな」と感じたときです。ああ、よかった、とつくづく思います。

――棚川さんのお仕事について、宮城芸術総監督が何かコメントされることはありますか?

以前は具体的なオーダーがあったり、作品の稽古に入る前にミーティングをしたりもしていたんですけど、最近は、かなり任せてもらえるようになった気がします。以前は、芝居先行だったんですよ。俳優が読み合せ(俳優が台本を持って、自分の役の台詞を動きをともなわずに読む稽古のこと)をして、そのあと動作をつけて、それを見て音楽を作るという段取りだったんです。それが最近は、稽古が始まって俳優が読み合せをはじめる前に、「じゃ、音楽から行こうか」と無茶ぶりされることが増えました。そんなときは、「きたー!曲からかー!」と頭を抱えます。まあ、音があったほうが俳優が稽古しやすい、という宮城なりの配慮なのかもしれませんが。

――棚川さんから見た、「宮城芸術総監督のここがすごい!」というところがあれば教えてください。

面倒くさいことを避けないところが魅力かなと思います。
宮城は、「まあよくもこんなにいろいろな役者を揃えたな」と感心するぐらいの人数で演劇をやるんです。20~30人近い俳優が出演することもあります。俳優が多ければ多いほど制作は大変です。意見をまとめるだけで一苦労ですし、俳優によって作品に対する消化スピードも違いますから。ある面においては、少ない人数で芝居をしていたほうがラクかもしれません。それでも、わざわざそれだけ人数を集めてやるのはなぜか。宮城はよく「祝祭音楽劇」という言い方をしますが、宮城が言う祝祭性というのは、音楽や演劇そのものというよりは、年代も性別も、ときには人種も違う多様な人間がオンパレードでいる、その状態を指しているのだと思うんです。多様な人間がたくさん集まってアンサンブルな芝居をする。それ自体が、社会生活の縮図になっていて、私にはそこがすごく魅力的に映ります。同時に、恐ろしく面倒くさくもあるんですよ(笑)。でもそこを避けては面白いものは作れないと私は思いますし、宮城自身もそう感じているのではないでしょうか。面倒くささのその先にある豊かな何かを、宮城はこれまでの経験から知っていて、だから敢えて少人数の芝居はやらないのではないか、と思うんです。
誰もが避ける面倒くさいところから逃げないのが宮城の魅力だ――。そうわかっていても、いざ制作が始まるとケンカもします。怒鳴り合った末に、「もうあなたとはやりません!」と宣言したこともあるくらい(笑)。それでも、演劇を通して宮城が見たいと思っているものと、私が見たいと思っているものが似ていることもあって、「『まあこんなものでいいか』という作品を作るよりは、面倒くささの向こうにある豊かさみたいなものを少しでも形にできて、それを観てお客様が感動してくれるほうがいい。だったら、もう少し一緒にやってみようか」と自分に言い聞かせながらやっている感じです(笑)。

――今後、こんな活動をしてみたい、といった展望はありますか?

音楽だけをつくりたいとか、バンドをやりたいとか、そういったことは全然思わないんですよね。私にとって舞台音楽は、俳優の芝居と一緒になってようやく完成するもの。「こういう曲の展開は今度やってみたいな」「この楽器使えそう」と思うことはありますけど、音楽が主役になるようなものは特に望んでいません。

――最後に、2017年1月から連続上演となる、「シェイクスピアの『冬物語』」と『真夏の夜の夢』それぞれの観どころ・聴きどころを教えてください。

『真夏の夜の夢』は再再演となります。野田秀樹さんの脚本がとにかく面白く、台詞のリズムもすごくいいんです。だから、曲作りはとてもスムーズでした。そんなテンポの良さや、華やかな雰囲気を楽しんでほしいですね。恋あり、ギャグありでわかりやすいストーリーも魅力で、演劇を観たことがないという方にもおすすめです。
『冬物語』については、舞台音楽の制作はまだこれからという段階でして、どんなものになるのか現時点でまったく見えていません(笑)。今回は制作期間がタイトなので、時間との戦いになるだろうと覚悟を決めています。
観どころとしては、本作は、演技をする俳優「ムーバー」と、台詞を話す俳優「スピーカー」が2人で一役をこなす宮城の代名詞とも言うべき手法で行います。シェイクスピア作品の上演スタイルとしては、類をみないものになると思いますので、その新しいチャレンジを見てもらえたら嬉しいですね。
また、宮城はよく、「役者の動き、台詞、音楽が三位一体にならないといけない」と言っています。私も俳優も、三位一体を通してはじめて立ち現われてくる何かを探し求めていますので、ぜひ皆さんにも劇場でそれを感じていただけたらと思っています。

2016年10月 静岡芸術劇場にて

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SPAC秋→春のシーズン2016 ♯4
シェイクスピアの『冬物語』
一般公演:1月21日(土)、22日(日)、29日(日)
     2月4日(土)、5日(日)、11日(土)、12日(日)
演出:宮城聰 作:ウィリアム・シェイクスピア 翻訳:松岡和子
音楽:棚川寛子 出演:SPAC
静岡芸術劇場
*詳細はコチラ
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2016年12月21日

【ポールのSPAC探検】海外の視線、『サーカス物語』の耳と目につながる魅力(後編)

皆さんこんにちは!

SPACインターン生のポールです!

paul

今は、12月23日まで静岡芸術劇場で上演されている『サーカス物語』について、字幕の操作を行っています。

前編では衣裳と照明についてお話ししましたが、後編は「音」にまつわるお話です。
(前編はこちら

まずは音響に関してなのですが、今回の芝居はミュージカルなので、歌と音楽もついていますし、マイクを使っています。マイクは音楽と俳優達の声を合わせる便利な道具です。マイクを使うことによって、俳優達の立ち位置に関わらず、音楽の音量はいくら強くても俳優達の歌う言葉がちゃんと聴き取れます。ただ、大変なところもあります。マイクの音量を俳優達が自分自身で調節する訳ではないので、正しいタイミングで音量を上げたり落としたりするのは音響のスタッフの役割です。

音響では、音のバランスを探す必要があります。先ほどもお話したように、俳優達は舞台の上で動きながら台詞を話すのでマイクの音量が変わったりします。

一番大変なのは、歌うときのバランスです。
なぜかと言うと、3つの要素を同時に考えてバランスを探さないといけないからです。
明瞭さ、与えたい印象と音量。言い換えると、音楽の音量が低いと歌が聞こえますが、印象的ではありません。音量を上げ過ぎるとうるさくなります。また音楽の音量が高すぎると歌詞が聞き取れなくなります。最も印象強くしたい場面では、音楽と歌の音量を合わせて、両方がうるさくならない程度にとどめなければなりません。俳優達も自分の声を音楽の音量に合わせて高くしたり低くしたりする必要もあります。このプロセスで、演出家の役割は「導体」に近いと思いました。

最後に、音楽と歌のこともお話ししたいと思います。

照明、音響、音楽を合わせると、様々なおとぎ話の風景を描き出すことが可能になります。
その風景を一番具体化するものは歌なのだと思います。歌詞の内容についても少しお話したいと思います。

一つ目は、芝居の最初に出てくる歌です。「ガラスの城」に引き込んでいる王女の話です。

空想のイメージを完璧・完全に表現している歌だと思います。日本語の勉強を始めて何年も経ち、ある程度に理解できるようになりましたが、このような歌を聴くと「やっぱり日本語は美しい言語だな」と思います。意味を問わず、まだ聞き取れなかった時と同じように音の美しさを聴くことができます。歌は澄んだ水の音素のように耳まで流れてくれるようです。それは勿論、歌い手の才能にもよります。音楽自体はクリスタルのピアノが優しく弾かれている感じで、歌詞もその雰囲気を強めます。

mariko

その内容は「洞窟の比喩」にとても似ています。「洞窟の比喩」というのは、人間の状態をイメージで表そうとしていることです。洞窟の中では、人間が奥の壁を見ています。その壁に、犬、人、多様なものの影が火の光で映っています。その影は勿論ただの影ですが、それしか見たことがない人は、現実の存在に気付かず洞窟を出て太陽の光で歩こうとしていません。その王女も影に囲まれていて同じような状態になっています。ただ、彼女は夢の中で生きているということを認識しています。しかし、ずっと空想の中で生き続けると確かに夢のようで、苦しむことも死ぬこともないかも知れませんが、その山も、谷もない道は「生きる」と言えますか?つまり、苦しみ得ない幸せは本当に幸せなのですか?勇気を手に入れ、今いる不自由のない部屋の扉を開けて出るかどうか気になりました。その扉を押すと、苦しい現実に入るとともに、幸せが現れるかも??

二つ目にご紹介する歌は、シンプルな要素で出来ています。音楽はほとんどなく、小さいアコーディオンで、ピエロは幼い友達の為に歌っています。

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フランスのシャンソンの形ととても似ています。今でも素敵なアコーディオンの奏者はフランスにいて、そういう歌が日本でも聴けてとても嬉しかったです。
この歌は物語の流れで大切なポイントなのですが、そこから少し離れた見方をすると、この歌は誰もがある日感じた孤独の比喩としても見られるのではないかと思います。

先の歌と違って、別の世界へ案内するわけではありません。実は、私達の世界についてだと思えます。自分が人生で迷ったときについて感じさせられます。想像力。自分の顔が映っている鏡を見ると、確かに自分だと認識しているのですが、違うとも言えませんか?鏡で見ている顔は「その人は誰?」とも考えられます。その歌を聴くと、忘れていた記憶も出てくるかもしれません。昔失ったものの大切さ、今から探す尊さ。

『サーカス物語』の内容に関してはこれ以上話しませんが、もしこの記事を読んで「観てみたい」と思っていただければ嬉しいです。まだ、ご覧になっていない方も、是非ご覧いただければと思います。

★★★公演情報はこちら★★★★★
SPAC秋→春のシーズン2016 ♯3
『サーカス物語』
一般公演:12月3日(土)、10日(土)、18日(日)、23日(金・祝)
演出: ユディ・タジュディン (俳優・スタッフ一同の構想に基づく)
作: ミヒャエル・エンデ
訳: 矢川澄子 (岩波書店刊『サーカス物語』より)
静岡芸術劇場
*詳細はコチラ
★★★★★★★★★★★★★★★


2016年12月19日

「SPAC俳優の朗読で楽しむ中勘助」レポート

Filed under: アウトリーチ

木内琴子と片岡佐知子が出演した
朗読会「SPAC俳優の朗読で楽しむ中勘助」(11月26日開催)をレポートいたします。

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木内と片岡が中勘助の『鳥の物語』から「鵜の話」を選び、
二人で創りあげていきました。

舞台芸術公園のカチカチ山にて読み合わせを行ったり、

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楕円堂にて、ゲネプロ(本番と同じ流れで行う稽古)を行い、
細かな修正を重ねての本番となりました。

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中勘助の「鵜の話」には、
竜神に奪われた玉を取り返しに海へと身を散じた海女がでてきます。
「鵜の話」は謡曲「海士」として知られる海女の玉取り伝説物語で、
このお話を中勘助は鳥の視点で描いています。

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定員いっぱいの30名のお客様にお集まりいただきました。

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今回の朗読会ではお客様には台本を持ってご観劇いただき、
鵜が出てきて会話をする場面ではセリフを読んでいただきました。
みなさんの力のこもった朗読!
声のすばらしさに俳優も驚きました。

参加型の朗読会をお楽しみいただけたようです!

中勘助文学記念館のスタッフの方、
中勘助氏と交流のあった方々が来てくださり、
素晴らしい時間を過ごすことができました。
ありがとうございました。

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記念館内では、中勘助の著作が読めたり、
中勘助が過ごした杓子庵を楽しむことができます。
是非、皆様も足を運んでみてはいかがでしょうか。
http://www.city.shizuoka.jp/000_002241.html


2016年12月17日

【ポールのSPAC探検】海外の視線、『サーカス物語』の耳と目につながる魅力(前編)

皆さんこんにちは!

SPACインターン生のポールです!

今は、12月23日まで静岡芸術劇場で上演されている『サーカス物語』について、字幕の操作を行っています。
仕事自体は、俳優達が歌うペースに合わせて歌詞の字幕を表示するのですが、タイミングがとても大切なので簡単ではありません。また、舞台では、毎回同じペースで歌うわけではないので、集中して耳を澄まさなければなりません。

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しかし、字幕の作業を通して『サーカス物語』の稽古も芝居も楽しむことができています。
経験の少ない私にとってはその芝居を観ることが出来て素晴らしいものが沢山あると思いました。

そこで、本番を観て感じた様々な印象があるのですが、そのいくつかをご紹介したいと思います。まずは照明。
どのような雰囲気になるのか、俳優達が光に当たるとどのように印象が変わるのかについてです。

本番前、舞台上で行う稽古はとても大事です。芝居を作るプロセスの中では、もうリハーサル室を出て劇場で行われている最後の部分にあたります。この稽古では、照明や音響が俳優達のセリフや動作に合わせられます。緻密な設定が必要で、一秒、一歩外れてしまうといけません。これは、字幕についても言えることです。歌詞のテンポに合わせようとして自分の操作に集中するあまり、舞台で何が起きているのかを“見ることなく観ている(looking without seeing)”ことが多いです。

字幕の操作が落ち着く時もあるので、ゆっくり観ることも勿論できます。そこで起きていることは、私にとっては色のカーニバルのように見えます。

衣裳班が作ったものは、ガラスの城にいる影たちの格好良くて白い衣裳や、異世界の花のようなカラフルさや、エリを囲むサーカス団員達の優しさなどで、舞台が彩られているように感じます。舞台は、サーカスリングをイメージした円形になってるのですが、照明で雰囲気も変わります。深い青色の光を当てると、満月のように見えます。俳優に当たる小さくて丸い光線の効果で、俳優が動くと小さい太陽が大きい月の上を歩いているように見えます。星が躍っているようにも感じたりします。

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照明は客席に見えるものと見えないものの境目を描き出し、見せようとしたとき、どのように見られたいのかを細かく考えられているのだなあと理解しました。

後編につづく。

★★★公演情報はこちら★★★★★
SPAC秋→春のシーズン2016 ♯3
『サーカス物語』
一般公演:12月3日(土)、10日(土)、18日(日)、23日(金・祝)
演出: ユディ・タジュディン (俳優・スタッフ一同の構想に基づく)
作: ミヒャエル・エンデ
訳: 矢川澄子 (岩波書店刊『サーカス物語』より)
静岡芸術劇場
*詳細はコチラ
★★★★★★★★★★★★★★★


2016年12月16日

【シェイクスピアの『冬物語』稽古場ブログ#3】舞台音楽家・棚川寛子インタビュー【前編】

宮城作品においては、俳優による打楽器の生演奏が作品を構成する重要な要素の一つになっています。もちろん、新作『冬物語』でもそれは健在。そこで、このたびその音楽をつくっている舞台音楽家・棚川寛子さんに、お話を伺いました♪ 棚川さんはなんと楽譜が書けない!?そうですが、その作曲の舞台裏とは・・・?

(本インタビューのショートver.は、12/15発行の「グランシップマガジン」に掲載されています)

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宮城演出作品に欠かせない俳優による生演奏
目指すのは、動き・台詞・音楽の三位一体

――まずは、棚川さんのお仕事について教えていただけますか?

肩書きは「舞台音楽」を名乗っています。もともと肩書きはなかったのですが、学校でワークショップなどを行う際に肩書きがないと不便だと言われたことがありまして。音楽家でもないし、俳優でもないし、バンドをやっているわけでもないし……と悩んでいたところ、「舞台の音楽を作っているから、『舞台音楽』でいいんじゃない?」とのアドバイスをいただき、以来、舞台音楽という肩書きを使っています。
芸術総監督・宮城聰演出のSPAC作品を観たことがある方ならご存じだと思いますが、宮城作品ではよく、劇中で音楽が生演奏されます。その音楽を作るのがSPACでの私の仕事です。ちなみに、演奏しているのは音楽家ではなく出演している俳優たち。このスタイルは宮城作品ならではで、俳優に曲を覚えてもらうのも私の仕事です。

――どのような流れで音楽を制作されているのでしょうか?

台本が出来上がるタイミングや制作期間などにもよりますが、まずは台本を読んで、全体の流れを考えます。台本が楽譜代わり、という感じでしょうか。でも、曲のイメージが一番湧くのは稽古場なんです。俳優の声も作曲の重要なヒントとなるので、稽古を見ながら作曲することが多いですね。
曲ができたら俳優に演奏を指導していくわけですが、実は私、楽譜が読めないし、書けないんですよ。音符はオタマジャクシにしか見えない(笑)。だから、教えるときは自分で実際に演奏して、「こんな感じかな」と説明しています。1人に教え終わったら、その人が練習をしている間に別のパートを担当する人に教えるというのを繰り返して、5人ぐらいに演奏を教え終える頃に1曲仕上がっているという感じです。びっくりするぐらいアナログですよね。俳優からも「楽譜を書けるようになってよ」と言われます(笑)。あ、努力しようとは思っているんですよ!

――どんな楽器を使っているのでしょうか?

使用する楽器は打楽器がメインです。音階がある楽器も叩けば音が鳴るものばかり。楽器の演奏経験がない俳優も多いので、特別な技術がなくても音が出るという点が大切なんです。

――作曲には時間がかかりますか? それともすぐに思いつくのでしょうか。

作品によります。SPACの作品でいうと、2017年2月から再再演となる『真夏の夜の夢』は、曲の完成がかなり早かった作品の1つです。野田秀樹さんの脚本がとてもリズミカルだったおかげで、曲が浮かびやすかったのをよく覚えています。ほかには、三島由紀夫作の『黒蜥蜴』もわりとすんなり作曲できましたね。もともとの文章に力があるといいますか、文章自体が音楽を持っているといいますか、そういった作品は、どんな音楽が良いのかを台本が教えてくれる感じで、わりあいスムーズに進みます。
ただ、そんな風に順調に出来上がることなんてほとんどなくて、たいていはものすごく苦しみます。正直、音楽をつくるのは毎回しんどいです。好きでやっている仕事なんですけど、それでも、「しんどい」「もうやだ」「今回こそ間に合わない」と思いながらやっています。

――先ほどのお話にもありましたが、練習もかなり大変そうですね。

そうですね。俳優から私に、「申し訳ないんだけど、いったん練習やめてもいい?」と泣きが入ったこともあります。男性の俳優にグロッケンという楽器のパートをお願いしたときのことです。彼に担当パートを教えたあと、それを延々と繰り返し演奏してもらっていたんですよ。その曲を聴きながら、次のフレーズを考えようと思って。でも、なかなかひらめかなくて……。ついには、俳優が音を上げてしまいました。グロッケンは鍵盤がすごく小さくて、それを手の大きな男性俳優がずっと演奏するわけですから、窮屈でしんどかったはず。「頭がクラクラしてきた」と言っていました。あれは申し訳ないことをしましたね。
また、演奏の練習のために演じている俳優が台詞を繰り返し言わなければならないときもあって、演技するほうも大変なんです。たとえば、演技している俳優の台詞がきっかけで、音楽がはじまったり、終わったりする場面があります。こういう場合は、俳優に実際に台詞をしゃべってもらって、それに合わせて演奏の練習をしなくてはならないため、台詞を話す俳優のほうが先に疲れてしまうこともあるんです。はじめのうちは本番同様に声を張って台詞を言っているのですが、それをずっと続けていると喉が辛くなってしまう。だから、「すみません、声のボリュームは落とさせてもらっていいですか?」と言われたりします。
演奏は演奏だけ、演技は演技だけ、と別々に練習できたら効率が良いのですが、演出上、演奏と演技を一緒に練習しなくてはならないことも多く、時間はものすごくかかりますね。

――演技もして演奏もして…。俳優さんたちは大変ですね。

本当に大変だと思います。台詞と動きを覚えるだけでも大変なのに、そこに演奏が加わるわけですから。当然、練習時間も長くなりますし、上演中も、自分の出番がない間は舞台の袖で休む、ということもできません。まるでトライアスロンのよう。宮城作品に初めて参加する俳優の多くが、「こんな面倒くさいやり方するの?」と驚きます(笑)。
さらに、上演中の舞台と並行して、次の作品、そのまた次の作品という具合に、1日に3作品分の本番や稽古をすることもあって、そんなときは頭を切り替えるのがとても難しいんです。

――指揮者も俳優さんがやっていらっしゃるんですよね。

そうなんです。指揮者がまた大変な役目でして……。指揮の動きが目立つとお客様の観劇の邪魔になるので、宮城からは「指揮を振っている腕がお客様から見えないよう、指揮者は自分の体の幅のなかで手を動かして」と言われます。だから、その通りに極力腕を動かさないように指揮をするわけですが、そうすると、端のほうにいる演奏者には指揮が見えにくい。当然、俳優たちからは、「指揮が見えにくいからもっとはっきり振ってほしい」「終わるタイミングがわからない。どうにかして」といった要望が出ます……。

――『真夏の夜の夢』のように上演が2回目、3回目となる作品は、音楽も以前と同じなのでしょうか。

再演、再再演にあたり曲に多少手を加えることはありますが、基本は、以前と同じ曲での上演となります。だから、以前と同じパートの演奏を担当する俳優は、少しは負担が減るかもしれません。ただ、配役が変われば出番のタイミングも変わるので、当然、パートや担当楽器が変更になることも……。また、俳優によって得意不得意があるので、自分の配役が以前と同じで「だから担当する演奏パートも同じだ!」と喜んでいたら、そのパートが別の俳優の担当に変更されてしまい、「え、俺も覚え直し!?」という羽目に陥ることもあります。

――ただ、楽譜がないわけですよね? 楽譜がない音楽を皆さんどのように覚えているのでしょうか。

過去の上演の映像があるのでそれを見て思い出す感じですね。あと、自分が担当したパートを楽譜に残している俳優もいます。私が楽譜を書けないので、俳優が逆にしっかり楽譜を書いているという……。ひどい話ですよね(笑)。
もちろん、私と同様に楽譜を書けない俳優もいます。楽譜が書けない俳優は、普通のノートに「○○○のシーン、適当にいい感じに」とか「楽器は△△△。ダダズダ」とか書いてあるだけ。これ、楽譜っていうの?みたいな(笑)。

(後編につづく)

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SPAC秋→春のシーズン2016 ♯4
シェイクスピアの『冬物語』
一般公演:1月21日(土)、22日(日)、29日(日)
     2月4日(土)、5日(日)、11日(土)12日(日)
演出:宮城聰 作:ウィリアム・シェイクスピア 翻訳:松岡和子
音楽:棚川寛子 出演:SPAC
静岡芸術劇場
*詳細はコチラ
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2016年12月15日

【『サーカス物語』ブログ#10】“思い思い”の本番前

本日のブログはローラ/カロファイン役の榊原有美がお届け!
出演俳優たちの本番前の貴重な姿をレポートしてくれました。

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「とりわけ住人たちは自由な心の持ち主だ。
思い思いに励みながら他人を煩わすこともない。
人々はそれぞれ芸術家だ。
自由の本質を知るために一生懸命遊んでいるよ。
もちろん暴力を振るうものなんていないしね。」

<鏡のカロファインの台詞より>

本番前には思い思いにアップをします。
今回はミュージカルという事で出演者全員いつも以上にアップに余念がありません。
バーの使い方間違っていますが…

毎日私と同じ時間、同じ場所で思い思いのアップに励むメンバーは私以外初参加、もしくは新キャスト!という事で一気に大紹介。

wakamiya
↑SPACの保健委員長、若宮くんが演じるピエロのジョジョは優しくて不器用で言葉がすっと胸に届きます。

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↑SPACナンバーワン!ソツのないイケメン俳優野口くんは団長にピッタリ!舘野さんとの名コンビっぷりも素晴らしいです。

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↑ユスフと結婚大臣を演じる一平くんのプロローグとソロダンスは大人気。必見です!!

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↑ニーナを演じる冬子ちゃんも小さな体で大活躍。音楽大学仕込みの美声も聴かせてくれています!

キャスト、スタッフ一同皆様のご来場を心よりお待ちしております。

Yuumi.S

★★★公演情報はこちら★★★★★
SPAC秋→春のシーズン2016 ♯3
『サーカス物語』
一般公演:12月3日(土)、10日(土)、18日(日)、23日(金・祝)
演出: ユディ・タジュディン (俳優・スタッフ一同の構想に基づく)
作: ミヒャエル・エンデ
訳: 矢川澄子 (岩波書店刊『サーカス物語』より)
静岡芸術劇場
*詳細はコチラ
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