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2019年7月5日

アンティゴネ(ニューヨーク公演)

「Japan2019」公式企画

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作品紹介

2017年世界最高峰の演劇の祭典「アヴィニョン演劇祭」のオープニングを飾り、絶賛された『アンティゴネ』がこの秋ニューヨークへ!

SPACは、2019年3月からニューヨーク・ワシントンを中心会場にスタートする日本博「Japan2019」の公式企画として招聘を受け、代表作『アンティゴネ』を再演することになりました。
本作は2017年、世界最高峰の演劇の祭典「アヴィニョン演劇祭」のオープニング作品として、法王庁中庭で上演。舞台に水を張る創意に富んだ装置や、俳優の影を高さ30mの法王庁の壁面に映し出す仕掛け、そして人を二種類に分けない王女アンティゴネの思想に日本人の死生観を重ねた演出は、大きな反響を呼びました。
 
このたびは、かつての軍事施設であり、現在は世界の名だたるアーティストがライブやインスタレーション等を行う、ニューヨークのパーク・アベニュー・アーモリーが会場となります。ドーム型の高い天井と広々とした空間を誇る「ドリル・ホール」に、アヴィニョン法王庁中庭での上演時とほぼ同じ規模の水を張った舞台、1,000席の客席を設え、壁面に俳優の影を映し出す演出も再現します。
「人を敵・味方に区別しない」アンティゴネの思想は、社会の分断が顕在化するアメリカの観客にどう受け止められるのでしょうか。宮城とSPACの新たな挑戦にどうぞご注目ください。

「パーク・アベニュー・アーモリー」ウェブサイト内『アンティゴネ』公演ページ
http://armoryonpark.org/programs_events/detail/antigone

Japan2019とは

国際交流基金では、2018年7月~2019年2月のフランスにおける「ジャポニスム2018」に続き、日本文化を海外に向けて発信する取組みとして、米国において「Japan2019」を実施しています。
ニューヨーク・ワシントンを中心に国際交流基金が主催・共催、または協力する「Japan2019公式企画」と、その他官民が実施する日本文化紹介事業、日米交流事業「Japan2019参加企画」により、米国において、日本の文化に関する理解・関心の裾野が広がるよう推進しています。

Japan2019 公式サイト:https://www.jpf.go.jp/j/about/area/japan2019/

期間:2019年3月~12月

☆「ジャポニスム2018」では公式企画にSPAC『マハーバーラタ ~ナラ王の冒険~』が選定され、1,000席の客席が全6公演前売り完売・超満員と成功を収めました。
ニュース
「ジャポニスム2018」で『マハーバーラタ』上演決定!
Japonismes 2018 Project Charme du Shizuoka(ジャポニスム2018参加企画 ふじのくに魅力発信事業)
Japonisms2018 公演ページ
ステージナタリー

作品紹介:『マハーバーラタ ~ナラ王の冒険~』フランス公演
ブログ:『マハーバーラタ』パリ・サウジ日記(文芸部・横山義志)

あらすじ

舞台は古代ギリシャ・テーバイ。先の王オイディプスは自らの出生の秘密を知り、国を追われる。その妻であり母でもあるイオカステは自死を遂げた。残された二人の息子ポリュネイケスとエテオクレスは王位を競って争い、ポリュネイケスはアルゴスに追放される。やがてポリュネイケスはアルゴス勢を率いてテーバイに攻め入り、エテオクレスとの一騎打ちとなるが、オイディプスの呪いを受けた兄弟は相討ちとなって共に果てる。そして王位はイオカステの兄クレオンのものとなった。クレオンは国を守ったエテオクレスを手厚く葬り、反逆者ポリュネイケスの死骸を野に晒して野鳥の餌にすることを命じ、これに反した者を死罪に処すことを決める。だが、オイディプス王の娘アンティゴネは王令に従わず、いさめる妹イスメネにも抗して、兄ポリュネイケスに埋葬の礼を施すことを決意する…。

公演情報

[一般公演(全11回)]
9/25(水) 19:30
9/26(木) 19:30
9/27(金) 20:00
9/28(土) 20:00
9/29(日) 14:00
9/30(月) 19:30
10/3(木) 19:30
10/4(金) 20:00
10/5(土) 20:00
10/6(日) 14:00/20:00

[鑑賞事業公演]
10/2(水) ※一般発売なし

会場:パーク・アベニュー・アーモリー

上演時間: 約105分
日本語上演/英語字幕

スタッフ・キャスト

構成・演出:宮城聰
作:ソポクレス
訳:柳沼重剛
音楽:棚川寛子
空間構成:木津潤平
衣裳デザイン:高橋佳代
照明デザイン:大迫浩二
ヘアメイク:梶田キョウコ
 
出演:
美加理、本多麻紀、赤松直美、阿部一徳、石井萠水、大内米治、大高浩一、加藤幸夫、貴島豪、小長谷勝彦、榊原有美、桜内結う、佐藤ゆず、鈴木真理子、大道無門優也、武石守正、舘野百代、寺内亜矢子、永井健二、野口俊丞、布施安寿香、三島景太、宮城嶋遥加、森山冬子、山本実幸、吉植荘一郎、吉見亮、若菜大輔、渡辺敬彦
 

主催:国際交流基金、SPAC-静岡県舞台芸術センター、パーク・アべニュー・アーモリー
協賛:ANA

ANA

宮城聰(みやぎ・さとし)
1959年東京生まれ。演出家。SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督。東京大学で小田島雄志・渡邊守章・日高八郎各師から演劇論を学び、1990年ク・ナウカ旗揚げ。国際的な公演活動を展開し、同時代的テキスト解釈とアジア演劇の身体技法や様式性を融合させた演出で国内外から高い評価を得る。2007年4月SPAC芸術総監督に就任。自作の上演と並行して世界各地から現代社会を鋭く切り取った作品を次々と招聘、またアウトリーチにも力を注ぎ「世界を見る窓」としての劇場運営をおこなっている。2017年『アンティゴネ』をフランス・アヴィニョン演劇祭のオープニング作品として法王庁中庭で上演、アジアの演劇がオープニングに選ばれたのは同演劇祭史上初めてのことであり、その作品世界は大きな反響を呼んだ。他の代表作に『王女メデイア』『マハーバーラタ』『ペール・ギュント』など。2004年第3回朝日舞台芸術賞受賞。2005年第2回アサヒビール芸術賞受賞。2018年平成29年度第68回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2019年4月フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。
 
ニュース 2020年ゴールデンウィークに駿府城公園で『アンティゴネ』を上演&「東京2020 NIPPONフェスティバル共催プログラム」に決定
 
『アンティゴネ』アヴィニョン公演の詳細はこちら
 
ブログ アヴィニョン法王庁日記(文芸部・横山義志)
 
アヴィニョン演劇祭招聘参加 報告書
【ebooks】 ↓↓↓↓↓

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2019年6月30日

シアター・オリンピックス『天守物語』


▲舞台写真「ふじのくに⇄せかい演劇祭2011」より(撮影:三浦興一)

 

宮城聰演出『天守物語』

 みなさんもご存じの通り、明治時代の日本は、ものすごい勢いで欧米のものや仕組みを輸入しました。なんとか欧米に追いつこうとして、法律や産業だけでなく文化・芸術もしゃかりきに輸入しました。ほんとうは、「西洋文化」ときちんと出会うためにはまず「自分はなにものか」を知る必要があったはずなのですが、そのころは輸入することに必死で、自分たちの文化を見つめる作業はないがしろにされてしまったようです。
 自分はなにものかを知る、つまり自分たちの文化を見つめるということは、単に「むかしからあるものを守る」ということではありません。
 アジアのはしっこに位置する島国日本には、二千年以上にわたって中国大陸、朝鮮半島、そして海の道を通って南の国々から文化が流れこみ、そしてこの土地の言語や気候風土になじむようにすこしずつアレンジが加えられて、消化されてきました。長い時間をかけたこのいとなみをていねいにたどれば、そこには「他者との出会い」によっていまの日本文化がつくられてきた過程が発見できるはずです。
 「自分とはちがうもの」と出くわしたときにはだれでも、心と体の動揺を体験します。この動揺をなるべく早く解決しようとすれば、マネするか、あるいは征服するか、という選択になります。しかし自分はなにものであるかを注意深くのぞきこめば、すでに自分自身が「異なるものどうしの出会いによってつくられた合金」であることが明らかになるでしょう。そしてそのことを知っていれば、異なるものどうしは相手を「恐るべきもの」とは見なくなるはずです。つまりいま自分をはげしくゆさぶるこの動揺が、ただ恐怖の感情だけでなく、「自分が変わる喜び」に通じるものであると感じられてくるでしょう。
 自分が変わる喜び——。
 23年前、利賀と黒部ではじめて上演したこの『天守物語』を持って、僕とスタッフと俳優たちはいろいろな場所へと旅をしました。韓国、中国、インド、パキスタン、チベット、エジプト、台湾、そしてアメリカ、フランス——。それは「自分が変わること」を強いられる旅であり、そして「変わること」に、しんどさを超える喜びがあるということを、たえず発見させてくれる旅でもあったのです。(宮城聰)
 
*宮城聰演出『天守物語』上演記録はこちら

あらすじ

戦国時代。「白鷲城」の異名をとる姫路城第五重は、「人間は生きて帰れぬ」といわれる、魔界の者たちの棲家。居並ぶ妖怪たちをつかさどる天守夫人・富姫は、猪苗代に帰る妹分の亀姫に、城主・武田播磨守寵愛の鷹を土産として持たせる。播磨守に鷹探しを命じられた若き鷹匠・姫川図書之助は、生きて帰れぬことを覚悟で第五重に現れる。富姫は妖怪に臆さぬ図書之助のいさぎよさに心をひかれ、命を奪わず地上に帰すが、主君の元にもどった図書之助はあらぬ誤解を受け、やむなく再び富姫の前にあらわれるのだった…。

公演情報

8月28日(水)19:30
8月29日(木)19:30

上演時間:65分
会場:<黒部会場> 前沢ガーデン 野外ステージ
   (富山県黒部市前沢3418番地)

スタッフ / キャスト

演出:宮城聰
作:泉鏡花
音楽:棚川寛子

[出演]
美加理、阿部一徳、大高浩一、本多麻紀、石井萠水、片岡佐知子、木内琴子、貴島豪、榊原有美、桜内結う、大道無門優也、舘野百代、永井健二、布施安寿香、吉植荘一郎

[スタッフ]
衣裳デザイン:高橋佳代
照明デザイン:大迫浩二
小道具デザイン:深沢襟

舞台監督:山田貴大
演出部:山﨑馨、吉見亮
照明:樋口正幸、小早川洋也
音響:右田聡一郎、澤田百希乃
ワードローブ:高橋佳也子
ヘアメイク:梶田キョウコ
字幕操作:大石多佳子

技術監督:村松厚志
芸術局長:成島洋子
制作:大石多佳子
 
チケットやアクセスなど「シアター・オリンピックス」の詳しい情報は公式サイトをご確認ください。
https://www.theatre-oly.org/

 

上演記録

宮城聰演出『天守物語』

1996年5月
 利賀芸術公園野外劇場(利賀・新緑フェスティバル)
1996年5月
 黒部市国際文化センター コラーレ大ホール
1996年10月
 湯島聖堂 中庭
1997年12月
 インド・ケララ州 カリカット大学演劇校
 インド・ケララ州 ケララ音楽演劇アカデミーホール
 パキスタン・ラワルピンディー リアカット・メモリアルホール
1998年1月
 札幌・道新ホール
1998年3月
 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
1998年10月
 芝・増上寺本堂前野外特設ステージ
 (第5回BeSeTo演劇祭)
1998年11月
 小倉城本丸広場野外特設ステージ
 (第6回北九州演劇祭)
1999年2月
 三重県文化会館小ホール
1999年8月
 中国・遼寧省・瀋陽市 和平影劇院
 中国・雲南省・昆明市 昆明市第十五中学小講堂
 中国・チベット自治区・ラサ ノルブリンカ宮
 中国・チベット自治区・ツェタン 人民影劇院前広場
2000年9月
 エジプト・カイロ オペラハウス野外劇場
 (第12回カイロ国際実験演劇祭)
2001年7月
 高知県立美術館中庭
2001年7月(新演出版)
 お台場・都立潮風公園噴水広場
2001年9月
 早稲田大学演劇博物館正面舞台
2002年6月
 韓国・水原 長安公園
 (第6回水原華城国際演劇祭)
2002年9月
 鳥取・久松山御表門石段仮設舞台
 (とっとりパフォーミングアーツ2002)
2003年3月
 めぐろパーシモンホール
2003年3月
 アメリカ・ニューヨーク ジャパン・ソサエティ
 アメリカ・ニューハンプシャー ダートマス大学ムーアシアター
 アメリカ・ピッツバーグ ピッツバーグ大学エディシアター
2004年1月
 フランス・パリ カフェドラダンス
2004年8月
 埼玉・市民会館おおみや
2004年3月
 中国・敦煌 太陽大酒店・天楽宮
2004年4月
 台湾・台北 国立中正文化中心・国家戯劇院
2011年6-7月
 静岡県舞台芸術公園・野外劇場「有度」
 (ふじのくに⇄せかい演劇祭2011)
2014年4月
 静岡芸術劇場
2014年6月
 浜松ガーデンパーク屋外ステージ
 (ふじのくに野外芸術フェスタ2014)

【演出家プロフィール】
宮城聰(みやぎ・さとし)
1959年東京生まれ。東京大学で演劇論を学び、90年ク・ナウカ旗揚げ。国際的な公演活動を展開し、同時代的テキスト解釈とアジア演劇の身体技法や様式性を融合させた演出で国内外から高い評価を得る。2007年4月SPAC芸術総監督に就任。14年アヴィニョン演劇祭から招聘された『マハーバーラタ』の成功を受け、17年『アンティゴネ』を同演劇祭のオープニング作品として法王庁中庭で上演。アジアの演劇がオープニングに選ばれたのは同演劇祭史上初めてのことであり、その作品世界は大きな反響を呼んだ。平成29年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。19年4月フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。

 
シアター・オリンピックス
鈴木忠志、テオドロス・テルゾプロス、ロバート・ウィルソン、ユーリ・リュビーモフ、ハイナー・ミュラーら、世界各国で活躍する演出家・劇作家により、1993年にギリシアのデルフォイにおいて創設された国際的な舞台芸術の祭典。芸術家同士の共同作業によって企画されることを特徴としていて、世界の優れた舞台芸術作品の上演のほか、次世代への教育プログラムも実施される。1995年のギリシア(デルフォイ、アテネ、エピダウロス)を皮切りに、日本(静岡)、ロシア(モスクワ)、トルコ(イスタンブール)、韓国(ソウル)、中国(北京)、ポーランド(ヴロツワフ)、インド(ニューデリーなど)と8カ国で開催されてきたが、2つの国で共同開催されるのは今回が初めてとなる。
https://www.theatre-oly.org/

 
第9回シアター・オリンピックス
日本/ロシア共同開催
テーマ Creating Bridges

日本開催:2019年8月23日(金) ― 9月23日(月)
芸術監督:鈴木忠志
会場:<利賀>富山県利賀芸術公園
   <黒部>宇奈月国際会館「セレネ」、前沢ガーデン野外ステージ(YKK)

ロシア開催:2019年6月15日(土) ― 12月15日(日)
芸術監督:ヴァレリー・フォーキン
会場:サンクトペテルブルク
国立アレクサンドリンスキー劇場 他

2019年6月29日

SPAC-ENFANTS-PLUS=スパカンファン-プラス

今夏、ダンスかんぱにー「スパカンファン-プラス」は、メルラン・ニヤカム氏とともに10日間の創作ワークショップをおこないます。そこで世代を超えたダンスの可能性を探り、生み出された小作品を成果発表会として一般公開します。是非ご覧ください。


 
2019年度 SPAC-ENFANTS-PLUS=スパカンファン-プラス
10日間の創作ワークショップ<成果発表会>

日時:8月31日(土)12:30/14:30
上演時間:約15分(予定)
会場:舞台芸術公園 稽古場棟「BOXシアター」(静岡市駿河区平沢100-1)
無料(要予約)
★成果発表会後、ニヤカムさんとの交流タイムがあります。

ニヤカムさんによる
ダンス体験ワークショップ

どなたでもご参加いただけます。振付家・ダンサーのメルラン・ニヤカムさんと踊ってみませんか?
 
はじめてのダンスワークショップ
初心者向け(未経験者歓迎)。ダンスの経験に関わらず、身体表現に興味のある方ぜひご参加ください。
日時:8月19日(月)18:00~19:30
会場:静岡芸術劇場リハーサル室(静岡市駿河区東静岡2丁目3-1)

踊る!踊る!ダンスワークショップ
ダンス経験者向け(大学生・専門学校生・ダンス好きの方歓迎)。ニヤカムさんのように踊ってみたい!そんな声に後押しされて、もっと踊りたい方に向けたWSを開催します。
日時:9月1日(日)13:30~15:30
会場:舞台芸術公園 稽古場棟「BOXシアター」

[共通]
対象:中学生以上
各回参加費:一般1,000円、中高生500円
定員:各回30名
ご用意いただくもの:動きやすい服装、水分補給用の飲み物
 
<アンケートより「ダンス体験ワークショップ」参加者の声>
ダンスは言葉が通じなくても関係なしに楽しいし分かり合えるモノなんだなと、感動しました。
いつもとは少しちがう自分がみえた!またやりたいです!

ご予約方法

◆SPACの会 会員先行予約:7月27日(土)10:00
◆一般予約開始:7月28日(日)10:00
お申込み:SPACチケットセンター TEL.054-202-3399(10:00~18:00)
※8月5日(月)は電話・窓口を休業とさせていただきます。

スタッフ

振付・演出:メルラン・ニヤカム
振付アシスタント:太田垣悠
音響:原田忍
演出部:若宮羊市
制作:髙林利衣、久我晴子

主催:SPAC‐静岡県舞台芸術センター

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会

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新メンバー募集中!オーディション応募締切:7月31日(水)詳しくはこちら
 
【ダンスかんぱにー「SPAC-ENFANTS-PLUS=スパカンファン-プラス」】
振付家メルラン・ニヤカム氏とともに、静岡の中高生が世界に通用するメッセージを持ったダンス作品の創作に挑む「スパカンファン・プロジェクト」。「世界中の子どもたちが未来への希望を取り戻すことができるダンス」をコンセプトに、芸術表現として世界に通用するメッセージを持ったダンス作品を目指します。これまでに、『タカセの夢』『ANGELS~空は翼によって測られる~』の2作品を創作しました。10年目を迎える今年、人生経験を重ねた55歳以上のダンサーが加わり、世代をつなぐダンスプロジェクトとして新しい段階に突入します。ダンスかんぱにー「SPAC-ENFANTS-PLUS=スパカンファン-プラス」は本プロジェクトにかかわるメンバーの総称です。(※ENFANTS=フランス語で「子どもたち」の意味)
これまでの活動はこちら



ⓒ松本和幸
 
【振付・演出】
メルラン・ニヤカム 
nyakam振付家、ダンサー、歌手、俳優、ラ・カルバス・カンパニー主宰(Compagnie La Calebasse)。
14歳でカメルーン国立バレエ団に入団。16歳で主席ダンサーとなる。
1990年にラ・カルバス・カンパニーを立ち上げ、91年金の穂賞、最優秀ダンサー賞などを受賞。92年よりフランスに拠点を移し、フランスで絶大な人気を誇るモンタルヴォ・エルヴュ・カンパニーなどの作品に出演。振付家としても活躍し、代表作の『遊べ!はじめ人間』が「Shizuoka春の芸術祭」(2007年、08年)でも上演された。14年には、20年ぶりに母国カメルーンで『ダンシング・アフリカ』を創作し「ふじのくに野外芸術フェスタ2015」で上演、アフリカでのさらなる展開を模索している。10年よりSPAC-ENFANTSプロジェクトを手がける。

 
【振付アシスタント】
太田垣悠
otagaki_photo9歳よりバレエをはじめ、15歳で単身渡仏。リヨン国立高等コンセルヴァトワールを卒業後、リヨンオペラ座バレエ団やスイスのグラン・テアトル・ドゥ・ジュネーブで10年以上にわたり幅広い作品を踊る。2016年よりフリーとして様々な振付家の作品を踊るかたわら、フランスのダンス教師国家資格を生かしプロ、アマチュアにコンテンポラリーダンスやバレエを教える。17年に帰国後、SPAC-ENFANTSプロジェクトにて振付アシスタント・通訳を務める。
 

2019年6月28日

オフェリアと影の一座


SPACシアタースクール2019 発表会

構成・演出:中野真希
原作:ミヒャエル・エンデ『オフェリアと影の一座』(矢川澄子訳/岩波書店刊)
   Dramatization rights licensed by AVA International GmbH, München
出演:静岡県内の中学校1年生から高校2年生/41名

SPAC‐静岡県舞台芸術センターでは、専属劇団による舞台作品の創造とともに、様々な人材育成事業にも力を入れています。そのひとつである「SPACシアタースクール」は、学校では触れる機会の少ない「演劇の面白さ・奥深さ」を、子どもたちとその保護者の方々に知っていただくことを目的として、2007年にスタートしました。
県内各地から集まった参加者たちは、SPACの俳優による指導のもと、発声、スズキ・メソッド(前芸術総監督・鈴木忠志が考案した俳優訓練法)、楽器演奏などを通して「舞台に立つためのからだづくり」を学んでいきます。また、作品をつくるための共同作業を通して、子どもたちは人それぞれの感じ方や考え方の違いに気づきます。
劇場とは、自分自身と出会い、他者と交流する場。人間の「多様性」に光を当て、その違いを楽しみ、「創造性」をまなぶ場でもあります。1ヶ月のプログラムを通してぐんと大きくなった参加者たちが、舞台の上で身体いっぱいに表現する、その輝きをご覧ください!

作品紹介

オフェリアさんは、小さな町の小さな劇場で、舞台の上の役者たちをささえる仕事をしていました。やがて閉じられることになった劇場でさいごの舞台を終えたあと、オフェリアさんは誰もいない舞台の奥でひとりの「影」に出会います。やさしいオフェリアさんのもとに次々と集まりはじめる、行き場のない影法師たち。自由自在に変身できる彼らとともに、オフェリアさんは世界を旅してお芝居を続けてゆき…。

公演情報

8/17(土) 16時開演
8/18(日) 16時開演

静岡芸術劇場 (JR東静岡駅前グランシップ内)
◇アクセス方法、マップはこちら

チケット

一般:1,000円
高校生以下:無料(電話窓口予約のみ)
 
全席自由(要予約)
※整理番号順(予約受付順)での入場となります。
 
SPACの会会員先行予約受付開始:7月27日(土)10:00
一般前売り開始:7月28日(日)10:00
 
◎チケット購入方法
SPACチケットセンター
※8月5日(月)は休業日のため、お電話および窓口での対応はお休みいたします。
●電話予約 054-202-3399 (受付時間 10:00〜18:00)
●窓口販売 静岡芸術劇場チケットカウンター (受付時間 10:00〜18:00)
●ウェブ予約 https://spac.or.jp/ticket
●セブン‐イレブンでの販売 店内のマルチコピー機をご利用ください。
[当日券] 残席がある場合のみ、開演1時間前より会場受付にて販売
※当日券販売の有無を、公演当日に必ずお電話もしくはTwitter(@_SPAC_)でお確かめください。
 
[親子室](先着3名様)
小さなお子さんと一緒にご観劇いただける親子室がございます。
ご希望の方はご予約時にお伝えください。
 
[託児サービス] 対象:2歳以上の未就学のお子様
8月17日(土)の公演はグランシップ託児サポーター(ボランティア)による無料託児サービスがあります。ご希望の方は、8月10日(土)までにSPACチケットセンターへご連絡ください。

スタッフ

構成・演出:中野真希

アシスタント(五十音順):
春日井一平、片岡佐知子、佐藤ゆず、永井健二、ながいさやこ

舞台監督:降矢一美
演出部:杉山悠里
照明:花輪有紀
音響:林哲也、竹島知里
美術:渡部宏規
衣裳:川合玲子
制作:梶谷智、布施知範、宮川絵理

主催:SPAC‐静岡県舞台芸術センター
ふじのくに芸術祭共催事業
支援:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)│独立行政法人日本芸術文化振興会
芸術回廊ロゴ

2019年4月19日

イナバとナバホの白兎



【演出家プロフィール】
宮城聰(みやぎ・さとし)
1959年東京生まれ。東京大学で演劇論を学び、90年ク・ナウカ旗揚げ。国際的な公演活動を展開し、同時代的テキスト解釈とアジア演劇の身体技法や様式性を融合させた演出で国内外から高い評価を得る。2007年4月SPAC芸術総監督に就任。14年アヴィニョン演劇祭から招聘された『マハーバーラタ』の成功を受け、17年『アンティゴネ』を同演劇祭のオープニング作品として法王庁中庭で上演。アジアの演劇がオープニングに選ばれたのは同演劇祭史上初めてのことであり、その作品世界は大きな反響を呼んだ。平成29年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。19年4月フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。

『イナバとナバホの白兎』パリ公演
Le lièvre blanc d’Inaba et des Navajos

日時:
2019年
6月19日(水)20:00
6月20日(木)20:00
6月21日(金)20:00
6月22日(土)18:00
6月23日(日)17:00

会場:
フランス国立ケ・ブランリー美術館 クロード・レヴィ=ストロース劇場
Le musée du quai Branly, Théâtre Claude Lévi-Strauss

*ケ・ブランリー美術館ウェブサイトでの公演案内はこちら(仏語のみ)

 

▲2016年 ケ・ブランリー美術館での初演時のポスター

◆ケ・ブランリー美術館 Musée du quai Branly
ルーブル、オルセー、ポンピドーとともにパリの4大美術館に数えられるケ・ブランリー美術館は、2006年、非西洋芸術に深い関心を寄せるシラク元大統領の肝いりによりフランスにおける非ヨーロッパ圏芸術の殿堂としてオープンした。以来、西欧中心の芸術観に対するアンチテーゼとして、パリの国立美術館の中でも最先端の思想で運営されている。 www.quaibranly.fr

◆宮城聰と同美術館のあゆみ
2006年、フランス国立ケ・ブランリー美術館 クロード・レヴィ=ストロース劇場のこけら落とし公演として、『マハーバーラタ~ナラ王の冒険~』を上演。
2013年、SPACフランス公演ツアーの一環として同劇場で『マハーバーラタ~ナラ王の冒険~』を上演。(他、ル・アーヴル、ルヴァロワ=ペレ、カーンの3都市を巡演し、全9公演を実施した。)
2016年、同館より再び熱いラブコールが寄せられ、開館10周年記念委嘱作品として『イナバとナバホの白兎』を約2週間にわたって上演。

*2016年初演時の詳細はこちら


▲2016年ケ・ブランリー美術館 舞台写真 ©Jean Couturier
 
レヴィ=ストロースが私たちに託した仮説を、
演劇で読み解く祝祭音楽劇が、いよいよ静岡芸術劇場に初登場!

大国主命(おおくにぬしのみこと)は旅の途中、ワニをだまし深手を負った白うさぎを助ける。「古事記」にも描かれたこのエピソードは、北米先住民の伝承神話にも存在していた?! 「アジアで生まれた神話の一体系が日本に伝わり、のちに北米にも伝わったのではないか――」、20世紀最大の思想家・文化人類学者クロード・レヴィ=ストロースによるこの大胆な仮説を、演劇的想像力で読み解いていく。

2016年に駿府城公園でのプレ上演を経て、フランス国立ケ・ブランリー美術館の開館10周年記念委嘱作品として初演され、レヴィ=ストロース没後10年となる今年、早くも再演が決定。パリ公演に先駆け、演出も新たに静岡芸術劇場での上演が実現する!

構成・演出: 宮城聰
台本: 久保田梓美 & 出演者一同による共同創作
音楽: 棚川寛子
空間構成: 木津潤平
照明デザイン: 大迫浩二
衣裳・仮面デザイン: 高橋佳代
美術デザイン:深沢襟
ヘアメイクデザイン:梶田キョウコ

キャスト

赤松直美、阿部一徳、石井萠水、大内米治、大高浩一、加藤幸夫、小長谷勝彦、榊原有美、桜内結う、佐藤ゆず、杉山賢、鈴木真理子、大道無門優也、武石守正、舘野百代、寺内亜矢子、ながいさやこ、野口俊丞、本多麻紀、牧山祐大、宮城嶋遥加、森山冬子、山本実幸、吉植荘一郎、吉見亮 (五十音順)

公演情報

2019年

6月8日(土) 14:00  *はじめての演劇鑑賞講座               
     *アーティストトーク
6月9日(日) 14:00  *託児サービス
     *アーティストトーク

日本語上演・英語字幕
上演時間:約110分(休憩なし)
 
会場:静岡芸術劇場 (静岡市駿河区東静岡2丁目3-1 グランシップ内)

中高生鑑賞事業公演 「SPACeSHIPげきとも!」

SPACでは「劇場は世界を見る窓である」という理念のもと、静岡県内の中学生・高校生を対象に招待公演を行っています。
6月7日(金)13:30

関連企画

アーティストトーク
両日とも、終演後にアーティストトークを開催いたします。

6月8日(土)
ゲスト:石井潔氏(静岡大学長)
司会 :大岡淳(SPAC文芸部)

6月9日(日)
ゲスト:青木保氏(文化人類学者)
司会 :横山義志(SPAC文芸部)

プレトーク
2Fカフェ・シンデレラでは、舞台をよりおもしろく観劇できるポイントをご紹介しています。(一般公演日の開演25分前より。)

カフェ・シンデレラで逢いましょう!
終演後は、出演者が舞台衣裳でお見送りに登場します!写真撮影や握手など俳優との交流をお楽しみください。

はじめての演劇鑑賞講座
演劇初心者の方向けに、演出補・中野真希が見所を観劇前にレクチャーいたします。観劇が初めてでない方もご参加いただけます。
6月8日(土)12:30~13:30
参加無料/要予約 定員20名
(*ご予約はSPACチケットセンターまで)

チケット

◆SPACの会会員先行予約受付開始:4月20日(土)10:00
◆一般前売り開始:4月21日(日)10:00

◎チケット購入方法
SPACチケットセンター
●電話予約 054-202-3399 (受付時間 10:00〜18:00/休業日を除く)
●窓口販売 静岡芸術劇場チケットカウンター (受付時間 10:00〜18:00/休業日を除く)
●ウェブ予約 http://spac.or.jp/ticket
●携帯電話予約 http://spac.or.jp/m/
●セブン‐イレブンでの販売 店内のマルチコピー機をご利用ください。
[当日券] 残席がある場合のみ、開演1時間前より劇場受付にて販売
※当日券販売の有無を、公演当日に必ずお電話もしくはTwitter(@_SPAC_)でお確かめください。

◎チケット料金 ※全てのチケット代金は税込価格です。

●一般: 4,100円
●ペア割引: 3,600円 (2名様で1枚につき)
●グループ割引: 3,200円 (3名様以上で1枚につき)
※10名様以上の場合は電話・窓口にてお取り扱い
●ゆうゆう割引: 3,400円 (満60歳以上の方)
※公演当日、受付にて身分証をご提示ください。
●学生割引: [大学生・専門学校生]2,000円 [高校生以下]1,000円
※公演当日、受付にて学生証をご提示ください。
●障がい者割引: 2,800円  [障害者手帳をお持ちの方]
※公演当日、受付にて障害者手帳をご提示ください。
※付添の方(1名様)は無料 ※電話・窓口のみのお取り扱い

静岡県内の小学生ご招待(1公演5名様まで)
※電話・窓口にてお取り扱い ※座席位置はお選びいただけません。

●SPACの会
一般: 3,400円 ペア割引: 3,200円(2名様で1枚につき)
♪素敵な特典もたくさん!会員になってお得に観劇♪

◎割引をご利用の際は、必ずご予約時にお知らせください。各種割引の併用はできません。
◎乳幼児の客席へのご入場はご遠慮ください。

[親子室] (先着3名様・要予約)
静岡芸術劇場では、乳幼児と一緒にご観劇いただける親子室がございます。

[託児サービス]
グランシップ託児サポーター(ボランティア)による無料託児サービスをご希望の方は、ご利用日の1週間前までにSPACチケットセンターへご連絡ください。
託児日 : 6月9日(日)
対象 : 2歳以上の未就学のお子様

スタッフ

演出補:中野真希
舞台監督:山田貴大
演出部:秡川幸雄、杉山悠里
音響:右田聡一郎、澤田百希乃
照明操作:久松夕香
美術担当:佐藤洋輔、吉田裕梨
衣裳制作:駒井友美子、清千草、高橋佳也子
     川合玲子、佐藤里瀬
ヘアメイク:高橋慶光
ワードローブ:川合玲子
英語字幕翻訳:スティーブ・コルベイユ
字幕操作:大石多佳子

技術監督:村松厚志

制作:大石多佳子、計見葵、中尾栄治
宣伝美術:坂本陽一(mots)

製作:SPAC-静岡県舞台芸術センター
共同制作:ケ・ブランリー美術館

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会

<以下、パリ公演に対して>
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(国際芸術交流支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
協賛: ANA

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