ブログ

2019年6月11日

ロミオとジュリエット

SPAC秋→春のシーズン #6▼『ロミオとジュリエット』プロモーション映像

恋か、死か。

構成・演出: オマール・ポラス
原作: ウィリアム・シェイクスピア
日本語訳: 河合祥一郎

出演:
山本実幸、宮城嶋遥加、大内米治、貴島豪、アントニー・サンドヴァル、
武石守正、舘野百代、永井健二、吉見亮、ピエール=イヴ・ル・ルアルン

★写真をクリックするとメッセージビデオをご覧いただけます。(随時更新中)
yamamoto
山本実幸
ロミオ

miyagishima
宮城嶋遥加
ジュリエット
モンタギュー夫人
yoneji
大内米治
キャピュレット夫人
薬屋

kijima
貴島豪
キャピュレット

Antony-Sandoval-headshot
アントニー・
サンドヴァル
パリス
修道士ジョン

takeishi
武石守正
大公エスカラス
乳母
 
tateno
舘野百代
ベンヴォーリオ

nagai
永井健二
モンタギュー
ティボルト

yoshimi
吉見亮
マキューシオ
ピーター
バルサザー

ピエール=イヴ写真
ピエール=イヴ・
ル・ルアルン
修道士ロレンス

作品について

「こんなロミジュリ観たことなかった!」
奇跡の出会いが生み出すユーモラスな「喜悲劇」

「おおロミオ、どうしてあなたはロミオなの?」 “許されぬ恋”の代名詞とも言えるシェイクスピアの代表作ですが、SPAC版『ロミオとジュリエット』に登場するのは、石庭で愛をかたる和装姿のジュリエット!娘を案ずる父は今にもちゃぶ台をひっくり返しそう?日本をこよなく愛するオマール・ポラスの手にかかれば、シェイクスピアの悲劇すらユーモア​ただよう「狂言」に!
2012年に初演し、翌年の欧州10都市ツアーで大絶賛を受けた本作が、いよいよ静岡に帰ってきます。ベテラン俳優たちが屋台骨を支え、このたびは静岡出身の清新なジュリエットがデビュー。舞台の魔術師ことオマール・ポラスとSPACの出会いが織りなす色彩豊かな喜悲劇を、ぜひご覧ください。

<あらすじ>
ヴェローナの名家モンタギューの一人息子ロミオは、長く敵対するキャピュレット家の娘ジュリエットと恋に落ちる。二人は秘かに結婚するが、親友が殺されたことに逆上したロミオは、ジュリエットの従兄弟を殺し、追放されてしまう。ジュリエットは、愛するロミオに会う為、神父の秘策にすがるが…。


(中高生鑑賞事業公演「SPACeSHIPげきとも!」パンフレットより)

公演情報

2月27日(土) 14:00 【アーティストトーク】
2月28日(日) 14:00 【修善寺・三島・沼津バス/バックステージツアー/劇的婚活!】
3月 5日(土) 14:00 【浜松バス/バックステージツアー/
「静岡で輝く“大学生ジュリエット”を応援しに行こう!」観劇ツアー】

3月13日(日) 14:00 【アーティストトーク/カフェシンデレラで「スタッフと」逢いましょう】
※各日、開演25分前よりプレトークあり。

日本語・フランス語上演/日本語字幕あり

会場:静岡芸術劇場 (静岡県静岡市駿河区池田79-4 グランシップ内)

上演時間:約2時間

◎平日の中高生鑑賞事業公演あり(一般販売のお席もございます)。詳細はこちら
◎アーティストトーク、バックステージツアーなど関連企画あり!詳細はこちら
◎修善寺・三島・沼津、浜松からの劇場往復バスあり!詳細はこちら
◎2月27日(土)、3月13日(日)に、グランシップ託児サポーター(ボランティア)による無料託児サービスがあります。詳細はこちら

中高生鑑賞事業公演 「SPACeSHIPげきとも!」

SPACでは「劇場は世界を見る窓である」という理念のもと、静岡県内の中学生・高校生を対象に招待公演を行っています。一般販売のお席もございます。

2月
24日(水)13:00、25日(木)13:30、26日(金)13:30、29日(月)13:30

3月
1日(火)13:30、2日(水)13:30、3日(木)13:30、4日(金)13:30
7日(月)13:30、8日(火)13:30、9日(水)13:30、10日(木)13:30
11日(金)13:30/18:00、14日(月)13:30、15日(火)13:30、16日(水)10:30

※鑑賞事業公演の一般販売は電話・窓口のみでのお取り扱いになります(限定数販売)。お問い合わせはSPACチケットセンターまで。
2/26、2/29、3/3、3/4、3/7、3/9、3/10、3/14は一般販売はございません。 →2/26、3/3、3/7は販売可能となりました!

関連企画

劇的婚活チラシ【完成】劇的婚活!
2月28日(日) 12:00~17:00(観劇含む)
劇場で婚活!ご観劇を恋の始まりに…。(定員:20~39歳の男女各15名)
共催:静岡市
申込先:静岡市コールセンター TEL:054-200-4894(1月8日(金)より受付開始)
☆詳細はこちら
☆チラシはこちら

大学生が企画!
「静岡で輝く“大学生ジュリエット”を応援しに行こう!」観劇ツアー

「劇場に行くのは初めて・・・」という学生さんもこれなら安心。
静岡大学の学生さん有志が発案した、応援企画です。
詳しくはこちら

beam_samonji
プレトーク
2Fカフェ・シンデレラでは、舞台をよりおもしろく観劇できるポイントをSPAC俳優がご紹介します(一般公演日、開演25分前より)。
3/13(日)は静岡市非公式キャラクターの「今川さん」も登場します!



バックステージツアーバックステージツアー
SPAC創作・技術部スタッフが舞台裏を特別にご案内!「あの仕掛けはどうなっているの?」など舞台の疑問にお答えします。
2月28日(日)、3月5日(土) 終演後
所要時間:約30分
参加無料/要予約、定員40名

アーティストトーク
●2月27日(土) 終演後
オマール・ポラス(演出)、宮城聰(SPAC芸術総監督)

●3月13日(日) 終演後
貴島豪、舘野百代、アントニー・サンドヴァル、ピエール=イヴ・ル・ルアルン(以上、出演者)

カフェ・シンデレラで逢いましょう!カフェ・シンデレラで逢いましょう!
終演後は、出演者が舞台衣裳でお見送りに登場します!写真撮影や握手など俳優との交流をお楽しみください。




2016R&J_YI411 (猪熊康夫)​​<New !>
カフェシンデレラで「スタッフと」逢いましょう!
~“裏方”たちのめくるめく世界~

本番で使用した実際の小道具を、SPAC創作・技術部スタッフが紹介します。
普段は裏方として活躍するスタッフとの交流もお楽しみください。
3月13日(日) 終演後

観劇バス

修善寺・三島・沼津、浜松から静岡芸術劇場までの往復バスを運行いたします。(要予約/定員になり次第締め切り)
お帰りの便は、公演・バックステージツアー終了後に劇場前より出発します。

【東部は修善寺まで延伸!】
<修善寺・三島・沼津バス>
2月28日(土)
[往路] 10:40 修善寺発 → 11:30 三島発 → 12:00 沼津発 → 13:00 劇場着
乗車料金: 無料
*お申し込み締切: 2月26日(金)

<浜松バス>
3月5日(土)
[往路] 11:30 浜松発 → 13:00 劇場着
乗車料金: 無料
*お申し込み締切: 3月3日(木)

劇場往復バスの詳細はこちら↓
劇場直行バス

チケット

◆SPACの会会員先行予約受付開始:10月31日(土)10:00
◆一般前売り開始:11月7日(土)10:00

◎チケット購入方法
SPACチケットセンター
●電話予約 054-202-3399 (受付時間:10:00〜18:00)
●窓口販売 静岡芸術劇場チケットカウンター (受付時間 10:00〜18:00)
※12月29日(火)~1月4日(月)は電話予約と窓口販売をお休みさせていただきます。
●ウェブ予約 https://spac.or.jp/ticket
●携帯電話予約 https://spac.or.jp/m/
●セブン‐イレブンでの販売 店内のマルチコピー機をご利用ください。
[当日券] 残席がある場合のみ、開演1時間前より劇場受付にて販売
※当日券販売の有無を、公演当日に必ずお電話もしくはTwitter(@_SPAC_)でお確かめください。

◎チケット料金 ※全てのチケット代金は税込価格です。
●SPACの会 3,400円  ペア割引: 3,200円 (2名様で1枚につき)
●一般: 4,100円
●ペア割引: 3,600円 (2名様で1枚につき)
●グループ割引: 3,200円 (3名様以上で1枚につき)
※10名様以上の場合は電話・窓口にてお取り扱い
●ゆうゆう割引: 3,400円 (満60歳以上の方)
※公演当日、受付にて身分証をご提示ください。
●学生割引: [大学生・専門学校生]2,000円 [高校生以下]1,000円
※公演当日、受付にて学生証をご提示ください。
●障がい者割引: 2,800円  [障害者手帳をお持ちの方]
※公演当日、受付にて障害者手帳をご提示ください。
※付添の方(1名様)は無料 ※電話・窓口のみのお取り扱い

※各種割引の併用はできません。
※乳幼児を連れてのご入場はご遠慮ください。

[親子室] (先着3名様)
静岡芸術劇場では、乳幼児と一緒にご観劇いただける親子室がございます。(要予約)
[託児サービス]
グランシップ託児サポーター(ボランティア)による無料託児サービスをご希望の方は、1週間前までにSPACチケットセンターへご連絡ください。
託児日 : 2月27日(土)、3月13日(日)
対象 : 2歳以上の未就学のお子様

スタッフ

フランス語訳: フランソワ=ヴィクトル・ユゴー
翻案: マルコ・サバティーニ、オマール・ポラス
台本作成: 芳野まい
演出助手: ファビアナ・メディナ
舞台監督: 内野彰子
舞台装飾: オマール・ポラス
装置アドバイザー: アメリー・キリツェ=トポール
美術制作: 深沢襟、佐藤洋輔、市川一弥
舞台: 榊康雄、横田宇雄
作曲: アレッサンドロ・ラトチ
音響デザイン: エマニュエル・ナッペイ、山﨑智美
照明デザイン: 岩品武顕((公財)埼玉県芸術文化振興財団)
照明: 小早川洋也、松村彩香、神谷怜奈
衣裳アドバイザー: 堂本教子
衣裳: 駒井友美子、岡本孝子、岩崎晶子、岡村英子、大岡舞
かつら・メイクデザイン: ヴェロニク・グエン
ワードローブ: 清千草、高橋佳也子
技術監督: 村松厚志
殺陣指導: 関貴之進
通訳: 石川裕美、古屋雄一郎
広報: サンドリーヌ・ガルティエ、坂本彩子
企画: フロランス・クレットル
制作: 佐伯風土(字幕)、雪岡純、鶴野喬子
宣伝写真: 佐藤ヨシヒサ
宣伝美術: Yellow Seeds Inc.
チラシ撮影協力: 池田美容専門学校
製作: SPAC-静岡県舞台芸術センター、テアトロ・マランドロ
コプロダクション: シャトーヴァロン国立文化創造発信センター、ブールジュ文化の家
支援:ジュネーヴ市文化部、ジュネーヴ州、プロ・ヘルヴェティア、スイス文化財団、ロトリー・ロマンド、レーナール財団、新興文化施設振興財団
協力: クレベール=メロー劇場
後援: スイス大使館、コロンビア大使館
Embassy-Logo-vertical コロンビア大使館 LOGO-EMBA

助成: (一財)地域創造 「感動体験!SPAC青少年のためのシェイクスピア劇場」
ふじのくに芸術祭共催事業
芸術回廊ロゴ

舞台装置は舞台芸術公園「楕円堂」内装に基づく



『ロミオとジュリエット』の
「おためし劇場」
2016年2月13日(土)13:30~15:00
会場:舞台芸術公園 屋内ホール「楕円堂」
本番まぢかの稽古風景をご覧いただいたり、
演出家やスタッフのトークをお聞きいただける
無料イベントです。
どうぞお気軽にお越しください!
*詳細はこちら


=============
舞台に先駆けて、『ロミオとジュリエット』を読んでみよう!
「演劇のカラオケ」、リーディング・カフェ開催!
1~3月の開催情報はこちら
=============

宮城聰のひとこと宮城聰のひとこと
人は『ロミオとジュリエット』に何を求めるのでしょう?ひとことで言えば未来への希望ではないでしょうか。しかし未来に希望を抱いている演者と演出家を見つけるのは実に難しい。この『ロミジュリ』の凄いところは、そこです。


=============
静岡県で活躍する大学生の紹介番組で宮城嶋遥加が紹介されました。
『静岡大学テレビジョン
発見!輝く大学生 Vol.2 宮城嶋遥加さん』

=============

【演出】
オマール・ポラス Omar PORRAS
オマール顔写真(軽)1963年コロンビア生まれ、スイスを拠点に活動する演出家・俳優。20歳でフランスに渡り、90年スイス・ジュネーヴ郊外の廃屋をアトリエに改装し「テアトロ・マランドロ」を創立。バリ島、インド、日本をはじめとするアジア演劇の手法やコメディア・デラルテなど多様な演技法を取り込み、独自の演劇スタイルを確立する。静岡での公演は99年シアター・オリンピックス以来、今回で11回目となり、SPAC俳優陣からの信頼も厚い。2007年にはコロンビア国家功労勲章を受章。

​​<コラム>「ひっぺがす」男、オマール・ポラス​(SPAC俳優・貴島豪)
https://spac.or.jp/blog/?p=11313​


『ロミオとジュリエット』



表紙

↑鑑賞パンフレット(クリックするとご覧いただけます)


●2/27(土)アーティストトーク
オマール・ポラス(演出)、宮城聰(SPAC芸術総監督)


【これまでの『ロミオとジュリエット』】
初演:2012年11月~12月「SPAC秋のシーズン2012」 静岡芸術劇場
スイス・フランスツアー

<メイキング映像(スイスのテレビ局によるドキュメンタリー)>
​”​Omar Porras au Japon: vertige de l’ailleurs​”, ​​Radio Télévision Suisse​ (フランス語・日本語/SPAC俳優のインタビューあり)​

​<掲載記事>
“Classic tale gets multicultural”, The Japan Times (英語)

=======
<SPACでのオマール・ポラス演出作品>

『春のめざめ』(2012年)
大きな反響を呼んだ、「子どもたちの悲劇」。

『シモン・ボリバル、夢の断片』(2011年)
震災による中止危機を乗り越え
「椅子1つ、ロウソク1本でも演劇はできることを証明したい」
という強い意志で来日を敢行し、舞台化を実現。

『ドン・ファン』2009年2011年
仮面を使った、オマール・ポラス演出による初のSPAC作品。

『スカパンの悪だくみ』(2009年)
スカパンが縦横無尽にかけ巡る、「大人の遊園地」のような舞台。

『ミスター・プンティラと召使いマッティ』(2007年)
ブレヒト戯曲を、まばゆい原色の世界であぶり出したエンターテイメント。

2019年6月11日

ロミオとジュリエット

[スイス・フランスツアー]

「SPAC秋のシーズン2012」で上演され絶賛された、SPAC‐静岡県舞台芸術センター、テアトロ・マランドロ共同制作作品『ロミオとジュリエット』(演出:オマール・ポラス)が、9月23日から12月19日までの約3ヶ月にわたりフランス国内6都市ならびにスイス国内4都市を巡演いたします。
かつてない<多国籍版『ロミオとジュリエット』>の初ヨーロッパ公演です。

構成・演出:オマール・ポラス
原作:ウィリアム・シェイクスピア
日本語訳:河合祥一郎
フランス語訳:フランソワ=ヴィクトル・ユゴー

出演:大内米治、貴島豪、武石守正、舘野百代、美加理、山本実幸、吉見亮、渡辺敬彦、アドリアン・ジギャクス、ピエール=イヴ・ル・ルアルン

※詳細は、テアトロ・マランドロのウェブサイトへ(仏語)

公演日程・会場

フランス6都市・スイス4都市

■9/23〜28
La Cité Bleue (ラ・シテ・ブルー)
〔ジュネーヴ/スイス〕

■10/2〜4
La Maison de la Culture de Bourges (ブールジュ文化の家)
〔ブールジュ/フランス〕

■10/8〜19
Le Théâtre 71, Scène National de Malakoff (マラコフ国立舞台 テアトル71)
〔マラコフ/フランス〕

■10/23
Le Théâtre du Crochetan (クロシュタン劇場)
〔モンテー/スイス〕

■11/8〜9
Le Théâtre de Corbeil (コルベイユ劇場)
〔コルベイユ・エソンヌ/フランス〕

■11/15〜16
CNCDC Châteauvallon (シャトーヴァロン国立文化創造発信センター)
〔シャトーヴァロン/フランス〕

■11/20〜22
Bonlieu Scène Nationale (ボンリユー国立舞台)
〔アヌシー/フランス〕

■11/27
Théâtre de Beausobre (ボーソブル劇場)
〔モルジュ/スイス〕

■11/29〜12/1
La Cité Bleue (ラ・シテ・ブルー)
〔ジュネーヴ/スイス〕

■12/5
Théâtre de Vevey (ヴヴェ劇場)
〔ヴェヴェイ/スイス〕

■12/7〜14
La Cité Bleue (ラ・シテ・ブルー)
〔ジュネーヴ/スイス〕

■12/18〜19
Comédie de Caen – Centre Dramatique National de Normandie (コメディ・ド・カーン/ノルマンディ国立演劇センター)
〔カーン/フランス〕

演出ノート(2012年初演時より)

シェイクスピア、東洋を行く
オマール・ポラス

 シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』で見せつけられるのは、キャピュレット家とモンタギュー家という二つの家のあいだの絶え間ない憎しみの物語だ。この憎しみは世代から世代へと受け継がれ、もはやその由来を知るものすらいない。これは、私たちの時代に起きている内戦の状況ともちょっと似ている。この憎しみに唯一抵抗するのが、対立する家に生まれた若い二人、ロミオとジュリエットによる情熱的な恋だ。これはきわめてよく知られた恋物語だが、同時に、わずか五日間しか続かない、きわめて短い恋物語でもある。この恋は日曜日の華やかなパーティにはじまり、木曜日には運命の星の下で幕を閉じることになる。

 エリザベス朝式の舞台に浮世絵や屏風も取り入れ、古いヨーロッパと日出ずる国の二つの文明が結びあわされた舞台装置は、この壮大な家族のドラマを理解するために作り出されたものである。シェイクスピアの時代のエリザベス朝式劇場は、世界を映す鏡であると考えられていた。この劇場は、欲望と欲望とが対立し、緊張と暴力が渦巻き、自然なことだけでなく、超自然的なことも起きてしまう危険な場所である。同時に、この悲劇の登場人物たちは、浮世絵の世界の人物たちのように、ふと姿をあらわし、情に流され、やがて過ぎ去っていく。SPACの劇場の一つである楕円堂をかたどった舞台装置においては、まさに「鏡としての劇場」というエリザベス朝式劇場のあり方と、浮世絵の美学とが交叉している。

 この作品の舞台も、日本に置かれることになった。時代や地域は限定されていないが、ここには、キャピュレット家とモンタギュー家のように、激しい憎しみに取り憑かれ、古くからの争いによって引き裂かれた二つの家が存在している。このような理屈の通用しない争いという文脈の中で、対立する両家の継承者であるロミオとジュリエットのあいだに、恋という奇跡が芽生えるのである。

 だが、そもそも私と私が主宰するテアトロ・マランドロは、この『ロミオとジュリエット』という作品を、なぜあえて日本で作ることを選んだのだろうか。その答えは、なによりもまず、東洋の演劇とその技術や約束事、儀式的な性格への私たちの思い入れにあるのだろう。SPACの俳優たちと作品を作る際には、演劇へのアプローチの違いによる衝突もあるだろうが、一方で共通点も十分見つかるはずだ。テアトロ・マランドロのメソッドも、SPACのメソッドに劣らず厳密なものである。様々な演劇文化をかけあわせて生まれたメソッドを、この新作のために集められた日本とヨーロッパの俳優たちの体のうちに注ぎ込むのである・・・。これこそ、私たちの仕事道具なのだ。なぜなら私たちが望むのは、演劇の源流へ、舞台の最も原初的な形態が見出されるところへ、神話へと戻っていくことなのだから。こうして、異文化の交差点に置かれた『ロミオとジュリエット』は、様々な演劇の伝統が出会う、経験のるつぼとなっていくのである。

(翻訳:SPAC文芸部 横山義志)


La Cité Bleueでの公演チラシ

【チケット予約/Ticket】
Teatro Malandro-Cité Bleue
E-mail:billetterie@malandro.ch


【マランドロ問い合わせ/Information】
Teatro Malandro
Tel: + 41 22 347.46.88
E-mail:communication@malandro.ch



「SPAC秋のシーズン2012」公演時のブログもこちらからご覧いただけます。


「SPAC秋のシーズン2012」公演時のポストカード

『ロミオとジュリエット』公演サイト(2012)
English page of “Romeo et Juliette” (2012)
2019年6月11日

ロミオとジュリエット

世界一の恋愛悲劇に、不思議な魔法がかけられた!
「舞台の魔術師」オマール・ポラスが挑む、古+今+東+西の融「和」


ユニークな仮面劇の手法と、印象的な業火のラストシーンで観客を魅了した『ドン・ファン』や、劇場を南米の荒野に変えて観客を驚愕させた『シモン・ボリバル、夢の断片』の衝撃も記憶に新しい、天真爛漫、奇抜無類の「舞台の魔術師」オマール・ポラスが、満を持してシェイクスピアの永遠の名作に挑戦する。今回はベテラン揃いのSPAC俳優陣に加え、スイスを代表する劇団「テアトロ・マランドロ」から実力派俳優たちが集結した。言葉の壁を越えた二つの異文化の競演に、彼はラテンのリズムと独自の「和」のテイストを注ぎこむ。未だかつてない多国籍版『ロミオとジュリエット』に、すでにヨーロッパの劇場からも招聘の声が次々とあがっている。

構成・演出:オマール・ポラス

原作:ウィリアム・シェイクスピア
日本語訳:河合祥一郎
フランス語訳:フランソワ=ヴィクトル・ユゴー

出演:大内米治、貴島豪、武石守正、舘野百代、美加理、山本実幸、吉見亮、渡辺敬彦、ルイ・フォルティエ、ピエール=イヴ・ル・ルアルン、ソフィー・ブレック

SPAC-静岡県舞台芸術センター、テアトロ・マランドロ共同制作作品

公演情報

■公演日時
11月24日(土)16時開演、25日(日)14時開演
12月1日(土)16時開演、2日(日)14時開演
8日(土)16時開演、9日(日)14時開演


■会場:静岡芸術劇場

上演時間:110分(予定)

日本語・フランス語上演/日本語字幕あり

◎バックステージツアー開催!
12月2日(日)、9日(日)終演後スタート
会場:静岡芸術劇場
案内人:SPAC創作技術部/案内時間:45分(予定)
参加無料(要予約)/定員:40名
予約お問合せ:SPACチケットセンター
054-202-3399(10:00〜18:00)
 
◎「アーティスト・トーク」
11月24日(土)、12月1日(土)、8日(土)の終演後に宮城聰とゲストによるアーティスト・トークを行います。
11月24日(土)河合祥一郎(東京大学教授)、オマール・ポラス
12月1日(土)小野寺修二(演出家)
8日(土)笠井叡(舞踊家・振付家)
 
◎スペシャル・トーク
11月25日(日)終演後に、スペシャル・トーク「オマール・ポラス、演劇を語る 〜コロンビアからヨーロッパ、そして静岡へ〜」を開催いたします。
出演:オマール・ポラス、進行:横山義志(SPAC文芸部)
 
◎「カフェ・シンデレラで逢いましょう!」
終演後に、お客様が出演者と交流できる「カフェ・シンデレラで逢いましょう!」を開催します。
 
★富士宮公演★
12月23日(日)14時開演
富士宮市民文化会館大ホール
お問合せ・チケットご予約:054-422-1187(富士山文化課)
※SPACチケットセンターでもお取り扱いしております。
※富士宮公演の詳細はこちらをご覧ください。

あらすじ

モンタギュー家とキャピュレット家。二つの名家は永く敵対して争っていた。モンタギュー家の一人息子ロミオは、友人達とキャピュレット家のパーティに忍び込み、一人の娘ジュリエットに出会う。瞬く間に恋に落ちた二人は 修道僧ロレンスの助けを得て、秘かに結婚する。しかしその直後、ロミオは街頭での争いに巻き込まれ、友人マキューシオを殺されたことに逆上し、ジュリエットの従兄弟であるティボルトを殺してしまう。ロミオは追放の命を受け、二人は引き離される。パリス伯爵との結婚を迫られ苦悩するジュリエットは、愛するロミオと再会するために秘薬を手に取る。運命に翻弄される二人に待つ道とは……。

中高生鑑賞事業公演


SPACでは静岡県の中高生のための公演を行っています。
一般のお客様もご観劇いただけます。
11月19日(月)13:00、20日(火)12:00、21日(水)13:30、26日(月)13:45、27日(火)18:30、28日(水)18:30、12月3日(月)12:30、4日(火)13:30、5日(水)13:30、6日(木)11:00/14:30、7日(金)13:30、10日(月)13:30、12日(水)13:30、13日(木)13:30、14日(金)13:00
※11月26日(月)、12月3日(月)は一般販売はございません。また、12月6日(木)11時は一般席が満席となりました。
※鑑賞事業公演の一般販売は電話・窓口のみでのお取り扱いになります。
(限定数販売/お問い合わせはSPACチケットセンターまで)

※この他、12月11日(火)沼津城北高校、12月23日(日)富士宮(市制施行70周年記念公演)での公演がございます。

チケット情報

チケット好評発売中!
チケット料金
一般4,000円/大学生・専門学校生2,000円/高校生以下1,000円
☆SPACの会特典のほか、ゆうゆう割引、早期購入割引、ペア/グループ割引料金があります。
☆12月の一般公演の当日券ではドレスコード割引を実施いたします。詳細はこちら
☆鑑賞事業公演の一般販売は電話・窓口のみでのお取り扱いになります。
(限定数販売/お問い合わせはSPACチケットセンターまで)

スタッフ

翻案:マルコ・サバティーニ、オマール・ポラス
台本作成:芳野まい
演出助手:ファビアナ・メディナ
舞台監督:村松厚志
舞台装飾:オマール・ポラス(舞台装置は舞台芸術公園「楕円堂」内装に基づく)
装置アドバイザー:アメリー・キリツェ=トポール
装置制作:深沢襟、佐藤洋輔
舞台:市川一弥、佐藤聖、永野雅仁
作曲:アレッサンドロ・ラトチ
音響デザイン:エマニュエル・ナッペイ
音響: 西沢理恵子、小嶋純真
照明デザイン:岩品武顕 ((公財)埼玉県芸術文化振興財団)
照明操作:小早川洋也
照明:松村彩香
衣裳:駒井友美子、岡本孝子、岩崎晶子、岡村英子、大岡舞
衣裳アドバイザー:堂本教子
衣裳アシスタント:市川晶子、清千草
かつら・メイクデザイン: ヴェロニク・グエン
かつら・メイクアシスタント:畑ジェニファー友紀
殺陣指導:関貴之進
通訳:石川裕美、ブランディーヌ・ドゥレトワール
広報:サラ・ドミンゲス
企画:フロランス・クレットル
制作・字幕:佐伯風土、伊藤尚子
インターン:テイラー・ヘルムボルト

コプロダクション:エスパス・マルロー、シャンベリー・サヴォワ国立舞台、シャトーヴァロン国立文化創造発信センター
助成:ジュネーヴ市文化部、ジュネーヴ州、プロ・ヘルヴェティア、スイス文化財団、ロトリー・ロマンド、レーナール財団、新興文化施設振興財団

後援:スイス大使館、コロンビア大使館

Flyer

ブログ更新中!

 
劇場文化(コラム)
ロミオとジュリエットは、笑いから悲しみへ向かう
(河合祥一郎)

 
Video

 
演出家プロフィール
オマール・ポラス Omar PORRAS

演出家、俳優。1963年、ボゴタ(コロンビア)生まれ。南米各地でダンスや演劇を学んだ後、20歳で渡仏し、ルコック演劇学校とパリ第三大学演劇科に通う。90年にジュネーヴ郊外の廃屋をアトリエに改造し、テアトロ・マランドロを創立。バリ島、インド、日本などのアジア演劇の手法や、コメディア・デラルテ、メイエルホリドのビオメハニカなど、あらゆる演技法を貪欲に取り込み、人形劇やダンス、音楽などを調和させていく独自の演劇スタイルを確立。99年、静岡でのシアター・オリンピックス以来、計9回来静。代表作に『ユビュ王』、『貴婦人故郷に帰る』など。近年は、オペラの演出も多く手がけている。「ふじのくに⇄せかい演劇祭2012」では『春のめざめ』を上演。2007年、コロンビア国家功労勲章を受章。

テアトロ・マランドロ 公式サイトhttp://www.malandro.ch/
 
_________________________________
過去作品リンク
『シモン・ボリバル、夢の断片』

『ドン・ファン』

_________________________________

2019年6月11日

現代劇 喫茶店

第4回静岡文化芸術大学×SPAC‐静岡県舞台芸術センター
連携事業公演

古典の能に向かう時、その能によって現代の我々の心は開く
 
『喫茶店』は一貫した意図で思考を挑発する。
権力によって得られる報酬とまたそれに伴う傷を対峙させた…
この劇は人間性が権力の虜になるのを描いた素晴らしいスケッチである。
梅若は時間が超越する事を確認しつつそれを前提として
現代の言葉で観客に語りかける。梅若は力まず、
より少ない力で真実を形作り、その過程で真実は拡大してゆく…
古典の能に向かう時、その能によって現代の我々の心は開くのだ。
(Edina Vida-Froilan 、Philippine Daily Inquirer 紙より)

  
作・演出 梅若猶彦

出演
〈SPAC〉
 三島景太 片岡佐知子 関根淳子
〈静岡文化芸術大学〉
 真嶋陽 (芸術文化学科)

三島景太

三島景太

片岡佐知子

片岡佐知子

関根淳子

関根淳子

真嶋陽

真嶋陽

シンポジウム司会進行 立入正之

スタッフ 
〈静岡文化芸術大学〉
 企画・発案:梅若猶彦
 宣伝美術:井上祐華
〈SPAC〉
 制作:高林利衣

公演情報

10月9日(月・祝)
現代劇 14:00開演
(13:30開場)
シンポジウム 15:30開始 「現代劇の時空の問題―表現者の立場から」

入場無料(申込不要)

静岡文化芸術大学 講堂 (浜松市中区中央2-1-1)

【アクセス】
〔徒歩〕JR浜松駅から徒歩15分。
〔バス〕JR浜松駅バスターミナル
●10番のりば遠鉄バス「文化芸術大学」下車
●12番のりば循環まちバス“く・る・る”北ループ「文化芸大」下車
※会場には駐車場がございません。徒歩または公共交通機関をご利用ください。

主催 静岡文化芸術大学
共催 SPAC‐静岡県舞台芸術センター
お問い合わせ 静岡文化芸術大学 地域連携室
〒430-8533 静岡県浜松市中区中央2-1-1
TEL 053-457-6105 FAX 053-457-6123
E-mail chiiki@suac.ac.jp
 

Flyer1
Flyer2
 
作・演出
梅若 猶彦 UMEWAKA Naohiko
UMEWAKA Naohiko本学文化政策学部芸術文化学科教授。観世流能楽師、3歳で初舞台仕舞「猩々」、9歳初シテ能「土蜘蛛」を披く。新作能の演出も積極的に行う。今年8月にはマレーシアのGeorge Townフェスティバルからの招待で現代劇「イタリアンレストラン」作:梅若猶彦を上演。さらに9月にはクアラルンプール芸術祭の招待で創作舞踏劇「Entrance」作/演出Aida Redzaに出演した。ロンドン大学ローヤルホロウェイPh.D取得(1995年)博士論文は最高得点で賞が授与された。
 
シンポジウム司会進行
立入 正之 TACHIIRI Masayuki
TACHIIRI Masayuki昭和43(1968年)年宇都宮市生まれ。慶応義塾大学卒業後、同大学院文学研究科美学美術史学修士課程修了。山梨県立美術館学芸員東京純心女子大学講師を経て、現職。著書に『ミレーと出会う』(クレオ)、『美術史への旅―文化と芸術の再考』(インターパブリカ)、訳書に『ミレーの生涯』(講談社)など。

2019年6月11日

ふじのくに野外芸術フェスタ2017 in 藤枝

Open-air Performing Arts Festival under Mt. Fuji 2017 in Fujieda

街がステージ!
ふじえだに、「野外芸術フェスタ」がやってくる!

広場や公園、路上など、身近な場所でアートに出会えるお祭り「ふじのくに野外芸術フェスタ」。今年は静岡市・駿府城公園に続き、10月に藤枝の街でダンス作品をお届けします。

作品紹介

 
『ANGELS』 ダンス/日本(静岡)・カメルーン

振付・演出:メルラン・ニヤカム

静岡県の中高生が世界に挑むダンス・パフォーマンス‼
8年目のSPAC – ENFANTS=スパカンファン・プロジェクト。アフリカの陽気なリズムと子供たちの笑顔に誘われて、あなたのからだもきっと動き出す!

公演情報

 
10月29日(日)11時30分開演/14時開演

会場:藤枝市文化センター前 (雨天時:藤枝市文化センター 大ホール)
無料・予約不要
上演時間:各30分

※ご来場は公共交通機関または会場周辺の有料駐車場をご利用ください。

出演

SPAC-ENFANTS =スパカンファン(静岡県の中高生)
池ヶ谷優希 静岡県立焼津中央高等学校2年
岩田麻緒  静岡県立清水南高等学校中等部2年
岡村桃果 屋久島おおぞら高等学校2年
岡村玲奈 静岡北高等学校3年
金森萌倭 静岡市立大里中学校3年
鈴木舞子 静岡県立浜名高等学校1年
永田茉彩 静岡県立清水南高等学校3年
西出一葉 静岡県立静岡城北高等学校2年
伏見彩花 静岡県立清水南高等学校2年
宮城嶋開人 静岡市立清水第五中学校3年
渡邉茉奈 日本大学三島高等学校2年 
〔五十音順〕

SPAC-ENFANTS=スパカンファン・プロジェクト
(※ENFANTS=フランス語で「子どもたち」の意味)  

spacenfants_logo-550x4961SPACが2010年より取り組む国際共同製作プロジェクト。フランスを拠点に活動をする振付家・ダンサーのメルラン・ニヤカム氏とオーディションで選ばれた静岡県の中高生が、
芸術表現として世界に通用する、メッセージを持ったダンス作品を目指します。
 
https://spac.or.jp/project/cultivation/spac-enfants

★11月上旬「大道芸ワールドカップ in 静岡」にも出演いたします!
 詳細はこちら

振付・演出

 
nyakamメルラン・ニヤカム
Merlin NYAKAM

振付家、ダンサー、歌手、俳優、ラ・カルバス・カンパニー主宰。
14歳でカメルーン国立バレエ団に入団。16歳で主席ダンサーとなる。1990年にラ・カルバス・カンパニーを立ち上げ、91年金の穂賞、最優秀ダンサー賞などを受賞。92年よりフランスに拠点を移し、フランスで絶大な人気を誇るモンタルヴォ・エルヴュ・カンパニーなどの作品に出演。振付家としても活躍し、代表作の『遊べ!はじめ人間』が「Shizuoka春の芸術祭」(2007年、08年)でも上演された。14年には、20年ぶりに母国カメルーンで『ダンシング・アフリカ』を創作し「ふじのくに野外芸術フェスタ2015」で上演、アフリカでのさらなる展開を模索している。10年よりSPAC-ENFANTSプロジェクトを手がける。

同日開催イベント情報

  
◆「駅北て~しゃばストリート」
10:00~15:00
会場:藤枝駅前通り・文化センター通り
(天候によりイベントが中止または変更になる場合があります。)  
◇駅北フェスタ
◇バスストリート(10:30~)
 11:15~11:35/13:15~13:35 バスの乗り方教室
◇安全安心フェア(10:30~)
 12:45~13:25 スタントマンによる交通安全教室
 13:30~14:10 静岡県警察音楽隊
◇ブラバンストリート(10:15~15:05)
 島田工業高校吹奏楽部、岡部吹奏楽団、藤枝東高校音楽部、
 島田高校吹奏楽部、青島中学校吹奏楽部、
 藤枝市民吹奏楽団Charming Brass、
 焼津中央高校吹奏楽部、清流館高校吹奏楽部、
◇喜多町商店街「喜多町タマちゃん招き猫まつり」
 
◆「フードスマイルフェスティバル」
9:30~15:00
会場:藤枝市民体育館・武道館 (雨天決行)

主催:ふじのくに野外芸術フェスタ実行委員会
共催:藤枝市
連携:「第4回フードスマイルフェスティバルinふじえだ」(主催:藤枝市)
   「駅北て~しゃばストリート」(主催:㈱まちづくり藤枝)

支援:平成29年度文化芸術創造活用プラットフォーム形成事業
logo

ANG_fujieda_omote
 

2019年6月11日

Дама с собачкой 犬を連れた奥さん

SPAC 俳優発案企画 第三弾 ~С Отелло~
 
追加公演決定!
2018年3月11日(日) 17:00開演(16:40開場)
 
朗読音楽劇
「Дама с собачкой 犬を連れた奥さん」
原作:アントン・チェーホフ
翻訳:神西清

出演:榊原有美 大高浩一

演奏:
2/4(日)=松本侑大(Huge M)
3/11(日)=С тремя людьми(ス・テミヤ・リュヅミ)、ザ・ヤルターズ(mari-Co.,cco 、トニー・サンタナ・マリア、コンガマリィ・ユゥ)

潤色・演出:牧山祐大
 
榊原有美出演:榊原 有美
7歳より子役として活動、桐朋学園芸術短期大学専攻科演劇専攻卒業後、1996年ク・ナウカ入団。主な出演作に『天守物語』(亀姫mv)、『王女メデイア』(息子mv)、『マクベス』(マクベス夫人sp)などがある。また外部でも帝国劇場から浅草フランス座まで幅広く活動。2017年SPAC出演作品は『アンティゴネ』(イスメネsp)、『病は気から』(アンジ)、『変身』(母親)。(sp=スピーカー、mv=ムーバー)


大高浩一出演:大高 浩一
出演作品
[2017年度]
 アンティゴネ、病は気から、変身

[2016年度]
 イナバとナバホの白兎、ヤマタノヲロチ!、
 マハーバーラタ、打つも果てるも火花の命、
 冬物語、真夏の夜の夢



matsu_photo演奏:松本 侑大(Huge M)
 ※2/4(日)のみ
音楽プロデューサー/アレンジャー/キーボーディスト/DJ。club GoldenWell 主宰。様々なアーティストへの楽曲提供、プロデュースを手がけるほか、ピアニストとしても活動。異ジャンルとのコラボレーションも積極的に行っており、写真家・土佐和史氏の展示『SUNLIGHT MEMORIES』のための音楽、作詞家であり詩人でもあるセリザワケイコ氏とのライブパフォーマンスなどで高い評価を得ている。


鈴木真理子演奏:mari-Co.,cco(鈴木 真理子)
 ※3/11(日)のみ
昭和音楽大学音楽芸術運営学科ミュージカルコース卒業後、2012年よりSPACに参加。宮城聰演出『アンティゴネ』、ユディ・タジュディン演出『サーカス物語』、小野寺修二演出『変身』などに出演。


IMG_0327演奏:トニー・サンタナ・マリア(棚川 寛子)
 ※3/11(日)のみ
出演俳優たちが入れ替わりながら演奏するスタイルで、打楽器を多用した独特のサウンドをつくり、『マハーバーラタ~ナラ王の冒険~』、『アンティゴネ』などを発表。2017年10月には宮城が演出した新作歌舞伎『極付印度伝 マハーバーラタ戦記』(出演:尾上菊五郎、尾上菊之助など)で歌舞伎音楽とのコラボレーションし、話題となった。正規の音楽教育を受けていない“アウトサイダー・アーティスト”


牧山祐大潤色・演出:牧山 祐大(コンガマリィ・ユゥ)
早稲田大学演劇研究会に入会後、劇団東京オレンジに入団。『テンペスト』などに出演。退団し、プロデュースユニット「カブ・牛乳や」を結成。作・演出として活動。SPACには『東海道四谷怪談』(演出:宮城聰)より参加。『アンティゴネ』(演出:宮城聰)や岸田國士戯曲賞作家ノゾエ征爾が潤色・演出を手がけた『病は気から』などに出演。

公演情報

2018年
2月4日(日) 17:00開演(16:40開場)
3月11日(日) 17:00開演(16:40開場)

会場:静岡芸術劇場 (JR東静岡駅前グランシップ内) 1階ロビー特設ステージ

入場料:500円(全席自由)
予約開始日:[2月4日公演] 1月10日(水) / [3月11日公演] 2月3日(土)
ご予約・お問い合わせ:SPACチケットセンター
054-202-3399 (受付時間:10:00〜18:00)

inunosyashin
 
☆2/4(日)14:00開演の『しんしゃく源氏物語』とハシゴ観劇ができます!
 

松本侑大氏インタビューimage_6483441-(5)
 
●参加を決めた理由
以前から「お芝居のための音楽を書いてみたい」という想いがありました。父がお仕事をさせて頂いたこともあるSPACさんから、今回お声をかけていただき「これはきっと何かの縁だろう」と即、参加します、とお返事しました。作曲だけでなく演奏という形で関われること、とても光栄に思います。

 
●静岡の印象
父の実家が榛原郡吉田町なので、子供の頃から毎年、夏とお正月には静岡に帰っていました。温かく穏やか。気候だけでなく人にも、そう感じます。空の広さと田園風景、そして海風が、僕にとっての静岡です。

 
●作品の内容について・意気込み
感情の機微をとても丁寧に、繊細に描いている作品だな、と感じています。それと同時に、”音”をとてもうまく扱っているな、ということも思います。直接的・間接的に、音が聞こえてくるような場面がたくさんあります。それだけに、実際の音でそれをどう表現するのか、あるいはしないのか。面白いです。

 
●静岡のお客様に一言
生の音と、役者さんの身体/言葉がどんな反応を起こすのか。そこを楽しんでいただければ幸いです。
2019年6月11日

SPACこども大会2015(第16回)

おとなになんて、まねできない!
オンリーワンなパフォーマンス!

「SPACこども大会」は、生き生きとした個性を持った子どもたちをはぐくみ、応援することを目的に、2001年からスタートしました。
これまでの15回の大会には、553組1182名の小学生が参加し、歌やダンス、演奏、奇術、落語やコントなど得意の身体芸を披露してくれました。あっと驚くような、魅力的な個性と素晴らしい身体芸の持ち主である子どもたちに、その才能を静岡芸術劇場にて存分に発揮してもらいます!
SPAC俳優たちもチューターとして登場!子どもたちと1日をともに過ごします。

後援:静岡県教育委員会

公演情報

328日(土)
第一部 14時開演 / 第二部 16時半開演
※発表は前半組と後半組に分かれての二部制となります。

静岡芸術劇場(JR東静岡駅南口グランシップ内)

入場無料(要予約)
予約受付開始:3月15日(日)10:00
SPACチケットセンター TEL.054-202-3399
(10:00〜18:00)

入場ご希望の方は、事前にお電話でご予約ください。座席は自由席となっております。第一部・第二部各回の開演1時間前より受付にて入場整理券を配布いたします。開演の1時間前より受付にて入場整理券を配布いたします。(先着順)

☆託児サービス
当日グランシップ託児サポーター(ボランティア)による無料託児サービスがあります。
ご希望の方は、3月22日(日)までにSPACチケットセンターへご連絡ください。
(対象は2歳以上の未就学のお子様に限ります)

☆親子室
乳幼児をお連れのお客様は親子室(遮音有り)をご利用いただけます。
事前にお電話でお問い合わせください。(先着3名様)

☆参加者の保護者の方・SPAC劇団員の感想

子供が成長するにつれ上手・下手 速い・遅い 強い・弱い 出来る・出来ないで 知らぬうちに判断する事が多くなってしまいます。
産まれた時、呼吸してくれているだけで安堵し、笑顔を見せてくれただけで大喜びした頃に比べ、何が出来ても当たり前のように思い、親として無表情になっていくように思います。
子供自身も他と比べ、出来ない事、違う事を気にし始め、傷付く事も増え、個性を隠そうとするなか、違って良いんだよと言ってあげる事の出来る素敵な時間がこども大会でした。
毎年、沢山の子供達を見せて頂き、皆キラキラの天才っぷりです。ピカピカの個性です。
我が子に関しては、こども大会に出させて頂いた事が心の宝箱にあり、辛い時支えになってくれています。
我が子が一年生で初めて語った夢は、おっきくなったらチューターになる!!です。
心が深呼吸出来るこども大会が大好きです!
こども大会 ありがとう!


こども大会卒業生保護者 伊奈みな子

どんな趣味でも、どんな特技でも、
舞台上で披露して、観客に観てもらえば、
それはもう、立派な「パフォーマンス」です。


才能が優れているとかどうとか、
高度な技であるとかどうとか、
そういう事は、ほとんど関係ないのです。


これまでに、いろんな参加者の発表を観たり、
チューターとして立ち会ったりしましたが、
いつも、驚きと発見と愛おしさと煌めきが、そこにあります。


参加者には、舞台に立つことの難しさ、楽しさ・・・・・・
いろんな想いを、持ち帰ってもらえたらと思います。


そして、チューターの俳優たちも、
「俳優としての自分を見つめ直す」、そんな機会になっています。


SPAC俳優 永井健二




★出演者一覧はこちら
第一部第二部

☆発表会の様子



☆当日はSPAC劇団員が発表をサポートします。
一日を終え、すっかり仲良しに!

2019年6月11日

SPACこども大会2016(第17回)

おとなになんて、まねできない!
オンリーワンなパフォーマンス!

今年はたくさんのご応募をいただき、3月19日(土)、20日(日)の2日間の開催となりました!県内各地から、ユニークな特技を持った小学生たちが大集合します!
SPAC俳優たちもチューターとして、司会として子どもたちを全力でサポートします。この日の為ために練習したおとな顔負けの発表を是非ご覧ください。

<「SPACこども大会」とは>
生き生きとした個性を持った子どもたちをはぐくみ、応援することを目的として、2001年からスタートしました。これまでの16回の大会には、586組1244名の小学生が参加し、歌やダンス、演奏、奇術、落語やコントなど得意の芸を披露してくれました。普段は世界レベルのプロフェッショナルな作品を上演する「静岡芸術劇場」であっと驚くような、魅力的な個性と素晴らしい芸の持ち主である子どもたちに、その才能を存分に発揮してもらいます!


後援:静岡県教育委員会

公演情報

319日(土)20日(日)
各日15時開演

静岡芸術劇場(JR東静岡駅南口グランシップ内)

入場無料(要予約)
予約受付開始:3月6日(日)10:00
SPACチケットセンター TEL.054-202-3399
(10:00〜18:00)

入場ご希望の方は、事前にお電話でご予約ください。座席は自由席となっております。各日開演1時間前より受付にて入場整理券を配布いたします。(先着順)

☆託児サービス
3月20日(日)は、グランシップ託児サポーター(ボランティア)による無料託児サービスがあります。
ご希望の方は、3月11日(金)までにSPACチケットセンターへご連絡ください。
(対象は2歳以上の未就学のお子様に限ります)

☆親子室
乳幼児をお連れのお客様は親子室(遮音有り)をご利用いただけます。
事前にお電話でお問い合わせください。(先着3名様)



★出演者一覧はこちら

☆過去の発表会の様子


2019年6月11日

SPACこども大会2017(第18回)

おとなになんて、まねできない!
オンリーワンなパフォーマンス!

今年はたくさんのご応募をいただき、3月25日(土)、26日(日)の2日間の開催となりました!県内各地から、ユニークな特技を持った小学生たちが大集合します!
SPAC俳優たちもチューターとして、司会として子どもたちを全力でサポートします。この日のために練習したおとな顔負けの発表を是非ご覧ください。

<「SPACこども大会」とは>
生き生きとした個性を持った子どもたちをはぐくみ、応援することを目的として、2001年からスタートしました。これまでの17回の大会では、618組1305名の小学生が参加し、歌やダンス、演奏、落語など得意の芸を披露してくれました。普段は世界レベルのプロフェッショナルな作品を上演する「静岡芸術劇場」であっと驚くような、魅力的な個性と素晴らしい芸の持ち主である子どもたちに、その才能を存分に発揮してもらいます!


後援:静岡県教育委員会

公演情報

325日(土)26日(日)
各日15時開演

静岡芸術劇場(JR東静岡駅南口グランシップ内)

入場無料(要予約)
予約受付開始:3月5日(日)10:00
SPACチケットセンター TEL.054-202-3399
(10:00〜18:00)

入場ご希望の方は、事前にお電話でご予約ください。座席は自由席となっております。各日開演1時間前より受付にて入場整理券を配布いたします。(先着順)

☆託児サービス
3月26日(日)は、グランシップ託児サポーター(ボランティア)による無料託児サービスがあります。
ご希望の方は、3月17日(金)までにSPACチケットセンターへご連絡ください。
(対象は2歳以上の未就学のお子様に限ります)

☆親子室
乳幼児をお連れのお客様は親子室(遮音有り)をご利用いただけます。
事前にお電話でお問い合わせください。(先着3名様)

★出演者一覧はこちら

 

☆過去の発表会の様子


2019年6月11日

SPACこども大会2018(第19回)

おとなになんて、まねできない!
オンリーワンなパフォーマンス!

今年の「SPACこども大会」は3月18日(日)に開催いたします!
県内から集まった20組41名の小学生たちが、様々な特技を披露します。
SPAC俳優たちもチューターとして、司会として子どもたちを全力でサポートします。
この日のために練習したおとな顔負けの発表を是非ご覧ください。

<「SPACこども大会」とは>
生き生きとした個性を持った子どもたちをはぐくみ、応援することを目的として、2001年からスタートしました。これまでの18回の大会には、648組1364名の小学生が参加し、歌やダンス、演奏、落語など得意の芸を披露してくれました。普段は世界レベルのプロフェッショナルな作品を上演する「静岡芸術劇場」であっと驚くような、魅力的な個性と素晴らしい芸の持ち主である子どもたちに、その才能を存分に発揮してもらいます!


後援:静岡県教育委員会

公演情報

318日(日) 15時開演

静岡芸術劇場(JR東静岡駅南口グランシップ内)

入場無料(要予約)
予約受付開始:3月4日(日)10:00
SPACチケットセンター TEL.054-202-3399
(10:00〜18:00)

入場ご希望の方は、事前にお電話でご予約ください。座席は自由席となっております。各日開演1時間前より受付にて入場整理券を配布いたします。(先着順)

☆託児サービス
グランシップ託児サポーター(ボランティア)による無料託児サービスがあります。
ご希望の方は、3月11日(金)までにSPACチケットセンターへご連絡ください。
(対象は2歳以上の未就学のお子様に限ります)

☆親子室
乳幼児をお連れのお客様は親子室(遮音有り)をご利用いただけます。
事前にお電話でお問い合わせください。(先着3名様)

SPACこども大会2018

SPACこども大会2018チラシ裏面
↑こちらから出演者一覧をご覧いただけます。
 
☆過去の発表会の様子